弁護士ブログ(日々の出来事)
2013年8月10日 土曜日
今週の1週間(8月5日から8月9日)
8月5日(月) 右目の白内障の手術の結果は順調である(きっと順調だと思う。)。午前中は、法廷が1件。
午後は、日弁連新聞の委員会ニュースを少し書き直す。
8月6日(火) 午前中は、家庭裁判所で調停。前婚の終了後(離婚届提出後)300日以内に出生した子供(後の姻成立後に生まれている。)の父親が外国人で行方が不明の場合である。父(生物学上の父)に対する認知の調停(DNA鑑定では父子関係は明らかとなっている)である。午後は、以前からの懸案事項についての報告書の作成に時間を使う。
8月7日(水) 午前中から午後にかけて前日の続きをする。相談は午前午後にそれぞれ1件づつだけだった。当事者に事情を聴くたびに少しずうt、事実関係が明らかになってくるが、その分、説明が長くなり、終わる見通しが立てられない。なお、冨越公害等調整委員長が、公害等調整委員会での審理のやり方を福岡でもお話ししたいという件が、11月11日に福岡県弁護士会館で行われることが決まった。
8月8日(木) 午前中は、また、高齢者の契約に立ち会う。今回は保証人。問題は、主債務の内容(主債務者は子供)について、どの範囲まで認識していることが必要かどうか(主債務の債務額を知っているだけでなく、その資金使途(例えば、借り換えの場合は、従前の債務が、どのような債務であったかついてまでは知っている必要はあると思うが、その債務の発生原因の詳細までは必要ないであろう。)。後日、主債務者から聞いていた内容と保証内容が違っていたなどの錯誤の問題が起きないようにするためである。
午後は、最高裁の裁判の迅速化に関する報告書の関係での日弁連の関係委員会の意見書案を読む。
8月9日(金)午前中に相談2件、午後は労働委員会へ行き、その後眼科へ行く。その後、おとといからの続きをやるが終了しない。
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午後は、日弁連新聞の委員会ニュースを少し書き直す。
8月6日(火) 午前中は、家庭裁判所で調停。前婚の終了後(離婚届提出後)300日以内に出生した子供(後の姻成立後に生まれている。)の父親が外国人で行方が不明の場合である。父(生物学上の父)に対する認知の調停(DNA鑑定では父子関係は明らかとなっている)である。午後は、以前からの懸案事項についての報告書の作成に時間を使う。
8月7日(水) 午前中から午後にかけて前日の続きをする。相談は午前午後にそれぞれ1件づつだけだった。当事者に事情を聴くたびに少しずうt、事実関係が明らかになってくるが、その分、説明が長くなり、終わる見通しが立てられない。なお、冨越公害等調整委員長が、公害等調整委員会での審理のやり方を福岡でもお話ししたいという件が、11月11日に福岡県弁護士会館で行われることが決まった。
8月8日(木) 午前中は、また、高齢者の契約に立ち会う。今回は保証人。問題は、主債務の内容(主債務者は子供)について、どの範囲まで認識していることが必要かどうか(主債務の債務額を知っているだけでなく、その資金使途(例えば、借り換えの場合は、従前の債務が、どのような債務であったかついてまでは知っている必要はあると思うが、その債務の発生原因の詳細までは必要ないであろう。)。後日、主債務者から聞いていた内容と保証内容が違っていたなどの錯誤の問題が起きないようにするためである。
午後は、最高裁の裁判の迅速化に関する報告書の関係での日弁連の関係委員会の意見書案を読む。
8月9日(金)午前中に相談2件、午後は労働委員会へ行き、その後眼科へ行く。その後、おとといからの続きをやるが終了しない。
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投稿者 あさひ共同法律事務所 | 記事URL
2013年8月 3日 土曜日
今週の1週間(7月29日から8月2日)
7月29日(月曜日) 午前中は、打ち合わせが1件。打ち合わせに基づいて内容証明を作成して送付。午後はロータリー(今日はガバナーの公式訪問日で、クラブ協議会が続く。)。その後、高齢者の契約についての立会(意思確認)。
7月30日(火曜日) 午前中に打ち合わせを1件(破産申立事件)。午後からは、日弁連の委員会ニュース(陳述録取制度について)の原稿の準備。
7月31日(水曜日) 午前中は、なんとなく時間が過ぎる。午後から打ち合わせ。銀行、信用組合、郵便局の通帳を見ながら、定期預金の払出しの事実(その後の支払いの事実を確認するため)を洗おうとするが、通帳の記載方法がそれぞればらばらでよくわからない(定期預金が途中で解約された場合にいったん普通預金に受け入れたうえで普通預金口座から払い出しになる場合と、定期預金証書の場合は通帳に記載されることがないので、本人の記憶があいまいなときは事実関係が分からない。)。
8月1日(木曜日) 今日は、(まだ若いのに)右目の白内障の手術のために入院。3週間ほど前に術後の見え方など打ち合わせをしていたが、直前に改めて打ち合わせを行う。術前が近視の人は、術後の状態を遠く、近く、その中間のどれに合わせるのか検討しないいけない。前から説明を受けてはいたが、それだけでは分からない。結局、手術した目で、デスクパソコンや新聞の通常の頁、文庫本や判例雑誌の本文は見えるが、六法の条文は見にくい程度にすることになる。左目は今回は手術しないので、生体のままの(つまり自分で調整が可能な)左目で少し調整しながら文字を読むことになりそうである。
午後からの手術は15分程度で終了。麻酔のせいで痛みがないのは当然だが、術前に投与された精神安定剤の効き目に驚く。日常生活で睡眠薬などを使っていないせいか、ほとんど何も覚えていないうちに終了していた。その後も、食事時間を除いてほぼぐっすり眠ている。薬に対する耐性の無さに驚く。
8月2日(金曜日) 朝、診療を受ける。この病院では白内障の手術を年間5000件ほど行っている。理事長先生から、画像を見ながら手術はうまくいっているといわれてとりあえず安心して退院する。
午前中に事務所に戻って、メールをチェックし、いくつか連絡をして終了。やはり、六法の条文はかなり読みにくい(予測した範囲内である。ただ携帯のメールが読みにくくなっているのは、きちんと覚悟しておくべきだったと思う。)。ということで、今週は安静の1週間となる。
7月30日(火曜日) 午前中に打ち合わせを1件(破産申立事件)。午後からは、日弁連の委員会ニュース(陳述録取制度について)の原稿の準備。
7月31日(水曜日) 午前中は、なんとなく時間が過ぎる。午後から打ち合わせ。銀行、信用組合、郵便局の通帳を見ながら、定期預金の払出しの事実(その後の支払いの事実を確認するため)を洗おうとするが、通帳の記載方法がそれぞればらばらでよくわからない(定期預金が途中で解約された場合にいったん普通預金に受け入れたうえで普通預金口座から払い出しになる場合と、定期預金証書の場合は通帳に記載されることがないので、本人の記憶があいまいなときは事実関係が分からない。)。
8月1日(木曜日) 今日は、(まだ若いのに)右目の白内障の手術のために入院。3週間ほど前に術後の見え方など打ち合わせをしていたが、直前に改めて打ち合わせを行う。術前が近視の人は、術後の状態を遠く、近く、その中間のどれに合わせるのか検討しないいけない。前から説明を受けてはいたが、それだけでは分からない。結局、手術した目で、デスクパソコンや新聞の通常の頁、文庫本や判例雑誌の本文は見えるが、六法の条文は見にくい程度にすることになる。左目は今回は手術しないので、生体のままの(つまり自分で調整が可能な)左目で少し調整しながら文字を読むことになりそうである。
午後からの手術は15分程度で終了。麻酔のせいで痛みがないのは当然だが、術前に投与された精神安定剤の効き目に驚く。日常生活で睡眠薬などを使っていないせいか、ほとんど何も覚えていないうちに終了していた。その後も、食事時間を除いてほぼぐっすり眠ている。薬に対する耐性の無さに驚く。
8月2日(金曜日) 朝、診療を受ける。この病院では白内障の手術を年間5000件ほど行っている。理事長先生から、画像を見ながら手術はうまくいっているといわれてとりあえず安心して退院する。
午前中に事務所に戻って、メールをチェックし、いくつか連絡をして終了。やはり、六法の条文はかなり読みにくい(予測した範囲内である。ただ携帯のメールが読みにくくなっているのは、きちんと覚悟しておくべきだったと思う。)。ということで、今週は安静の1週間となる。
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2013年8月 3日 土曜日
法務部の役割と弁護士の役割(金融法務事情1973号)
少し古いことになるが、金融法務事情1973号(2013年7月10日号)に、「座談会 金融法務の未来」というテーマで、銀行、信託銀行の法務部の入行20年位の人々による座談会の記事(アドバイザーとして弁護士出身の田原睦夫前最高裁判事が出席)が掲載されていた。座談会は、金融法務事情創刊60年の記念企画ということで、ボリュームのある内容だったので全部を紹介することはできないが、そのなかで、興味を引いた箇所があったので紹介する。
金融機関における新商品の開発は、金融関係の業法や監督官庁の規則などによる法律問題の塊りである。
当然、商品開発部門や各業務部門にはそれぞれの部門の関係の法律に詳しい担当者がいて、法務部の出番がないのではないはないかという問題意識である。結局、各商品開発部門がいわばタコつぼ的に掘り進んでいるところを、少し違う角度から助言を与えることができるという点がポイントになるという話があり、田原前最高裁判事は、この点について、弁護士の場合は、様々な視点から物事を見ているから、その上での危険判断ができる。細かな法規は知らなくとも、臭いがするとそこをもう少し細かく調べてチェックがいるんじゃないかと思う、これが統括部門としての法務の役割だと思う、と話しておられる。
田原前最高裁判事もおっしゃるように、一般の弁護士は、特定の業法などの法規にはうとい。一般の市民や中小企業の人は、弁護士は法律のことは何でも知っているという幻想を持って相談に来られる。弁護士も自信のないことを聞かれるとどうしようと思い、戸惑うことがある。
実は、うちの事務所の紹介(スマイル探索隊http://smaken.jp/ssp/)では、その点について、次のように書いている。少し長くなるが、ここでも載せてみたい。
『「弁護士は、何をしてくれるのか」、という点ですが、司法書士や行政書士の行う特定の手続ではなく、「皆さんが抱えている問題がどういう問題なのか」、ということをはっきりさせ、「全体の見通しを付ける」、ということだと思います。そして、その上で、「ではどのようにすれば良いか」、ということを「皆さんと一緒に考える」ということだと考えています。
もちろん、弁護士ですから、「そのことが裁判になるとしたらどうなるのか」、そして、「裁判が良い解決方法なのか」、については、正しくアドバイスできると思っています。
現代社会は複雑ですから、何かをやろうとすれば色々な規制があります。専門家といっても、規制の全てを知っている人はいません。専門家でも初めて出会うことはたくさんあります。ただそのときに、応用が効くのかどうかが、専門家の良し悪しを決める基準だと思っています。弁護士には、経験とともに問題に当たったときの応用力があるかどうか、がとても大切な要素なのです。
私たちの事務所は、大人数ではありませんが、皆さんのご相談に誠意をもってお答えするとともに、最善の解決方法を考え出し、それを皆さんと一緒に実行していきたいと考えています。」』
というものである。おそらく、別の角度から(それは場合によっては相手の立場から)どう見えるかも考えて、さらに最終的なゴールをどこに持っていくのかも考えながら、解決に当たるというのが、必要なことであろう。
そのことは、銀行のような専門家を多々抱える会社の法務部の場合も、同じであろうと思うところである(少し、事務所の宣伝もしてみました。)。
金融機関における新商品の開発は、金融関係の業法や監督官庁の規則などによる法律問題の塊りである。
当然、商品開発部門や各業務部門にはそれぞれの部門の関係の法律に詳しい担当者がいて、法務部の出番がないのではないはないかという問題意識である。結局、各商品開発部門がいわばタコつぼ的に掘り進んでいるところを、少し違う角度から助言を与えることができるという点がポイントになるという話があり、田原前最高裁判事は、この点について、弁護士の場合は、様々な視点から物事を見ているから、その上での危険判断ができる。細かな法規は知らなくとも、臭いがするとそこをもう少し細かく調べてチェックがいるんじゃないかと思う、これが統括部門としての法務の役割だと思う、と話しておられる。
田原前最高裁判事もおっしゃるように、一般の弁護士は、特定の業法などの法規にはうとい。一般の市民や中小企業の人は、弁護士は法律のことは何でも知っているという幻想を持って相談に来られる。弁護士も自信のないことを聞かれるとどうしようと思い、戸惑うことがある。
実は、うちの事務所の紹介(スマイル探索隊http://smaken.jp/ssp/)では、その点について、次のように書いている。少し長くなるが、ここでも載せてみたい。
『「弁護士は、何をしてくれるのか」、という点ですが、司法書士や行政書士の行う特定の手続ではなく、「皆さんが抱えている問題がどういう問題なのか」、ということをはっきりさせ、「全体の見通しを付ける」、ということだと思います。そして、その上で、「ではどのようにすれば良いか」、ということを「皆さんと一緒に考える」ということだと考えています。
もちろん、弁護士ですから、「そのことが裁判になるとしたらどうなるのか」、そして、「裁判が良い解決方法なのか」、については、正しくアドバイスできると思っています。
現代社会は複雑ですから、何かをやろうとすれば色々な規制があります。専門家といっても、規制の全てを知っている人はいません。専門家でも初めて出会うことはたくさんあります。ただそのときに、応用が効くのかどうかが、専門家の良し悪しを決める基準だと思っています。弁護士には、経験とともに問題に当たったときの応用力があるかどうか、がとても大切な要素なのです。
私たちの事務所は、大人数ではありませんが、皆さんのご相談に誠意をもってお答えするとともに、最善の解決方法を考え出し、それを皆さんと一緒に実行していきたいと考えています。」』
というものである。おそらく、別の角度から(それは場合によっては相手の立場から)どう見えるかも考えて、さらに最終的なゴールをどこに持っていくのかも考えながら、解決に当たるというのが、必要なことであろう。
そのことは、銀行のような専門家を多々抱える会社の法務部の場合も、同じであろうと思うところである(少し、事務所の宣伝もしてみました。)。
投稿者 あさひ共同法律事務所 | 記事URL
2013年7月27日 土曜日
今週の1週間(7月22日から26日)
7月22日(月曜日) 午前中は、打ち合わせで終わる。RCの例会に出て、午後は弁論準備が1件(和解の見込みがないことが分かる。)。管財事件での物件修理費用支出の許可申請書を書く。夜は、RCの懇親会。
7月23日(火曜日) 午前中は打ち合わせが2件。破産に至る事実関係が話を聞いてもうまくつかめない。午後は3件の打ち合わせと明日の日弁連の委員会の準備をする(配布予定資料の事前の検討と心の準備)。
7月24日(水曜日) 朝8時の飛行機で東京へ。10時45分に日弁連につく(事務局会議に15分遅刻する。これより早い飛行機だと家を5時30分に出なければならなくなるのでこれで勘弁してほしいと心から思う。前日に東京に行くことも考えなければならないかもしれない。)。日弁連の民事裁判委員会は、11時から5時まで昼食時間を挟んで連続して5時間のマラソン会議。民事審判、陳述録取制度、ライブ研修、最高裁民事局との協議への対応など議題は多く次回へ積み残す。7時の飛行機で福岡に戻る。
7月25日(木曜日) 午前中から断続的に打ち合わせ(4件)。最近は、離婚に関する相談が多い。スマホ画面への事務所紹介の画面作りの話をする。検察庁あての意見書(公判請求は不要である旨)を作成。今週は、火曜日と木曜日しか書面を書く時間がない。
7月26日(金曜日) 日弁連の委員会の関係での連絡事項(メールのやり取り)で結構時間がつぶれる。午後は、福岡県労働委員会へ出席(公益委員会議と総会)。夕方からは、労働委員会での暑気払い。このため、今週はスポーツクラブに行けなかった。
7月23日(火曜日) 午前中は打ち合わせが2件。破産に至る事実関係が話を聞いてもうまくつかめない。午後は3件の打ち合わせと明日の日弁連の委員会の準備をする(配布予定資料の事前の検討と心の準備)。
7月24日(水曜日) 朝8時の飛行機で東京へ。10時45分に日弁連につく(事務局会議に15分遅刻する。これより早い飛行機だと家を5時30分に出なければならなくなるのでこれで勘弁してほしいと心から思う。前日に東京に行くことも考えなければならないかもしれない。)。日弁連の民事裁判委員会は、11時から5時まで昼食時間を挟んで連続して5時間のマラソン会議。民事審判、陳述録取制度、ライブ研修、最高裁民事局との協議への対応など議題は多く次回へ積み残す。7時の飛行機で福岡に戻る。
7月25日(木曜日) 午前中から断続的に打ち合わせ(4件)。最近は、離婚に関する相談が多い。スマホ画面への事務所紹介の画面作りの話をする。検察庁あての意見書(公判請求は不要である旨)を作成。今週は、火曜日と木曜日しか書面を書く時間がない。
7月26日(金曜日) 日弁連の委員会の関係での連絡事項(メールのやり取り)で結構時間がつぶれる。午後は、福岡県労働委員会へ出席(公益委員会議と総会)。夕方からは、労働委員会での暑気払い。このため、今週はスポーツクラブに行けなかった。
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2013年7月25日 木曜日
「愛はかつ」は、「愛は勝つ」だったのか
昨日(24日)は、東京への出張だった。7月、8月の機内の音楽サービスは当然だが夏の曲(しかも自社の沖縄キャンペーン曲)中心なりがちである。)。JALの案内役(ナビゲーター)は渡辺真理で、過去の夏の沖縄キャンペーン曲が中心となればポップス・ナツメロとなるのは当然である(現代ポップスのナビゲーターは、関根麻里だった。)。
そこで、KANのこの曲である。1990年のリリースで1991年に流行ったということであるから、20年は優に超えている。当時はずいぶん流行った曲だった。実は、ずっと、「愛は勝つ」の「勝つ」は、ひらがなの「かつ」だと思っていた。
「勝つ」となれば、「負ける」あるいは「敗れる」という言葉が出てくる。「スポーツ」でいえば、野球やサッカーの世界であり、相手との勝負の世界である。もう一つ、陸上、水泳、ゴルフのように、相手を破る(打ち負かす)ということを必ずしも前提としていないスポーツもある。
「愛」における「勝」というものは、くじけそうになったりする自分との闘いであって、特定の敵を前提とする戦いではないと思っていた。周囲の無理解や反対を押し切って愛を貫くということはあっても、そのような反対を「破って」という感覚はない。
確かにこの曲も、有名な「最後に愛は勝つ」というフレーズで終わっているので、「敵を倒して最後に勝利する」というように理解するのかもしれないが、その前は、「どんなに困難でくじけそうでも」というフレーズなので、彼女との愛を貫こうと、自らを鼓舞する曲だと考えていた。「かつ」は、そのような弱気の自分に「克つ」という意味だとずーと勝手に考えていた。
こういう下らないこと(妄想だろう。)を考えながら、飛行機の中でぼんやり過ごす。良い夏バテ防止法です。
そこで、KANのこの曲である。1990年のリリースで1991年に流行ったということであるから、20年は優に超えている。当時はずいぶん流行った曲だった。実は、ずっと、「愛は勝つ」の「勝つ」は、ひらがなの「かつ」だと思っていた。
「勝つ」となれば、「負ける」あるいは「敗れる」という言葉が出てくる。「スポーツ」でいえば、野球やサッカーの世界であり、相手との勝負の世界である。もう一つ、陸上、水泳、ゴルフのように、相手を破る(打ち負かす)ということを必ずしも前提としていないスポーツもある。
「愛」における「勝」というものは、くじけそうになったりする自分との闘いであって、特定の敵を前提とする戦いではないと思っていた。周囲の無理解や反対を押し切って愛を貫くということはあっても、そのような反対を「破って」という感覚はない。
確かにこの曲も、有名な「最後に愛は勝つ」というフレーズで終わっているので、「敵を倒して最後に勝利する」というように理解するのかもしれないが、その前は、「どんなに困難でくじけそうでも」というフレーズなので、彼女との愛を貫こうと、自らを鼓舞する曲だと考えていた。「かつ」は、そのような弱気の自分に「克つ」という意味だとずーと勝手に考えていた。
こういう下らないこと(妄想だろう。)を考えながら、飛行機の中でぼんやり過ごす。良い夏バテ防止法です。
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