弁護士ブログ(日々の出来事)

2013年7月25日 木曜日

「愛はかつ」は、「愛は勝つ」だったのか

 昨日(24日)は、東京への出張だった。7月、8月の機内の音楽サービスは当然だが夏の曲(しかも自社の沖縄キャンペーン曲)中心なりがちである。)。JALの案内役(ナビゲーター)は渡辺真理で、過去の夏の沖縄キャンペーン曲が中心となればポップス・ナツメロとなるのは当然である(現代ポップスのナビゲーターは、関根麻里だった。)。

 そこで、KANのこの曲である。1990年のリリースで1991年に流行ったということであるから、20年は優に超えている。当時はずいぶん流行った曲だった。実は、ずっと、「愛は勝つ」の「勝つ」は、ひらがなの「かつ」だと思っていた。

 「勝つ」となれば、「負ける」あるいは「敗れる」という言葉が出てくる。「スポーツ」でいえば、野球やサッカーの世界であり、相手との勝負の世界である。もう一つ、陸上、水泳、ゴルフのように、相手を破る(打ち負かす)ということを必ずしも前提としていないスポーツもある。
  「愛」における「勝」というものは、くじけそうになったりする自分との闘いであって、特定の敵を前提とする戦いではないと思っていた。周囲の無理解や反対を押し切って愛を貫くということはあっても、そのような反対を「破って」という感覚はない。
 

 確かにこの曲も、有名な「最後に愛は勝つ」というフレーズで終わっているので、「敵を倒して最後に勝利する」というように理解するのかもしれないが、その前は、「どんなに困難でくじけそうでも」というフレーズなので、彼女との愛を貫こうと、自らを鼓舞する曲だと考えていた。「かつ」は、そのような弱気の自分に「克つ」という意味だとずーと勝手に考えていた。

  こういう下らないこと(妄想だろう。)を考えながら、飛行機の中でぼんやり過ごす。良い夏バテ防止法です。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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