弁護士ブログ(日々の出来事)

2021年2月14日 日曜日

今週の1週間(2月8日から12日)

 2月8日(月曜日)今日は、一日、例のIT化に関する民事訴訟法改正中間試案に対する日弁連民事裁判委員会の第2部会のZoom会議。朝の10時から断続的に6時まで続く(実際には6時間くらい)。小グループでの会議なので、Zoomでの会議であっても、疑問点(というより、今更聞けないことを聞くこともできる)を出し合って少し議論する機会になる。書証のオンライン提出で、相手が通知アドレスを持たないときに、原告はどうやって出すのかも良く分かっていない(訴訟記録の電子化を前提にすると、原告はとにかくオンライン申立てをする(弁護士が訴訟代理人となっている場合や法人が原告の場合はオンライン申立てが普通であろう。)。裁判所は、被告が訴状をオンラインで受け取るように何らかの手段をとる(催告したり色々な方法が検討されている)。結局、オンラインでの訴状の送達ができない場合は、被告に紙で送ることになるが、原告がせっかくオンラインで申し立てたのに、被告の事情で、それを紙に落とす負担をするのか裁判所がその作業を行うのかがまだ決まっていない。原告が本人でITに慣れていないとしてこれまでと同じように紙で訴状を提出した場合、裁判所はその訴状を電子化する。被告への送達はどうするのか、被告が通知アドレスを持っている場合は、裁判所がその電子記録による送達を行うのか、これまでのように原告に送達する分の紙を訴状を用意させるのかもわからない(確定した案がある訳でもないようである)。など、どちらかに決めればよさそうなことなのだが、今後も問題となりそうである。
 夜は、第2回目(後半mン)の法制審委員による法制審の中間試案の説明会(Zoom)。3時間の長丁場だったが、やはり充実したないようだった。
 

 2月9日(火曜日) 午前中は、約束してしまった日弁連司法改革総合推進本部としての意見を作る。午後は、保全事件の審尋にでる。先週末に答弁書に対する主張書面を提出しており、そこまで含んだ期日になるのか気になったが、裁判所が、積極的に自身の疑問点を次回の審尋前に提出するように求めた。その内容を聞いて、裁判所が丁寧に記録を読んでいることが分かり、その点では安心する。
 夕方、民事再生事件の打ち合わせ。個人だが、ネットワークビジネス関係でよく分からないことが多く、理解にかなり時間が掛る(感覚的な違いもある。)。

 2月10日(水曜日) 午前中は、家裁での調停。コロナ対策が面倒だが、婚姻費用分担については、協議が整う。事前に資料を裁判所に提出していたので、金額の協議に話が移ったことから、あまりもめることなく協議が成立した。
 午後は、弁論準備が1件。建築訴訟なので、双方が裁判所に出廷しての議論となる。ところが、相手方が、準備書面を当日持参ということになった。受け取っただけで期日がそのまま終了と言う訳にはいかないので、受け取った準備書面のそれぞれの箇所を示してその場でその記載の意味を質問した。その中で争点の確認を行った。結局、裁判所からそれらの指摘事項を釈明事項として提出するように求められ、それをこちらが提出することで、それなりに充実した内容の争点整理期日になったと思う。

 2月12日(金曜日)午前中は、相談1件(久しぶりの対話での相談で、契約書を見ながらのものだった)。その後は、事務所でいくつかの電話でのやり取りをしながら、保全事件の起案。夕方からは、福岡県の民事手続協議会をZoomで見学。フエーズ1の段階での状況の説明といったところで、裁判所として取り組んでいる内容の説明だった。法制審の中間試案はフエーズ3(新法成立後)の議論のため、両者が混乱してしまうところがあるが、弁護士会としては、裁判所に行かないことによる不安があることを示しており、それがどの程度裁判所との共通の理解となるのかはよく分からなかった。また、裁判所は共有ファイルの有益性を強調していたが、本当にそうなのかはよくわからない(和解の段階で裁判官が和解条項を示すという場では使えるかもしれないが、双方が共有ファイルにそれぞれの主張を書き込むというのは、そのプラットホームの作成だけに気を遣て、結局、時間が余計にかかるということにもなりかねないと思う。
 今日は、2月12日、2月14日は日曜日なので、早めにチョコを頂いた。楽しい週末になるように思う。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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