弁護士ブログ(日々の出来事)

2020年7月12日 日曜日

今週の1週間(7月6日から10日)

 7月6日(月曜日) 先週末は球磨川の氾濫だった。線状降水帯という言葉が一般に知られるようになってそんなに時間が経っていないように思うが、すっかりなじんでしまった。福岡地区自体はそれほどの被害ではない。朝は、歯医者さんで今回の最後(3回目)の治療。また半年後になる。その後、事務所で作業をして、昼はロータリーへ。少し遅くなる。来週が期日の相手方の書面(証拠)が届く。建築紛争の図面なので、専門家に来てもらい、その意味を確認する必要がある。雨の状況が不安なので、早めに事務所を出ることにする。

 7月7日(火曜日) 今日と明日は、日弁連の委員会(Zoom会議)があるが、その事前配布資料を読むのが大変である。今日は、民事司法改革総合推進本部。7月の委員会(本年度2回目)なので、実質的な議論に入る。民事陪審制度に関しての議論(ハワイへの調査の結果)、知財訴訟での議論などが紹介される(弁護士費用の敗訴者負担の問題など、政策的な問題でもあるので、絶えず議論の対象と挙げられそうである。)。まじめに配布資料を読む。

 7月8日(水曜日) 午前中は、相談が2件。一つは月曜日の建築紛争の件での打ち合わせ。先方が提出した図面の位置づけなどについて、次回の期日前に簡単な書面を出しておく方がよいということになる(金曜日には出したい。)。
 もう1件は、関係者が多く、結構色々と気を遣わなければいけない事件。今日の午後は、1時から5時まで、日弁連のIT化WG(Zoom会議)。法制審での議論が始まったこともあって、IT化に関する全体的な議論と法制審における弁護士会委員のバックアップの議論となる。7月10日が2回目の議論(実質的な開始)となる。ただ、議論の中でも、別のところで行うということになっている最高裁が考えているシステム全体の内容(仕組み)がはっきりしないので、法制審の議論だけで進めて良いのか、よく分からない。確かに前提のところが共通認識となっていないので(共通認識がどこなのかが分からないという方が正確)、議論の組み立てがまだうまくできていないように思う。個人的には、1審訴訟で、5割の事件で双方に弁護士がついており、原告だけについている事件3割を合計すると8割の事件では弁護士が付いていることになる。弁護士のほとんどはITを使っての訴え提起となると思うので、その8割の事件での電子化を図れるように仕組むにはどうすればよいかを考えた方が良いように思う。訴え的段階での電子化の場合、事件管理システム(IT)へ入った段階では、本当に形式的な部分のみの審査に限り(現在の訟廷での審査の簡略化を図り、事件番号を付す程度にしたい。問題となるのは、90万円の請求のように簡裁事件が地裁に訴え提起された場合に形式的にこの段階で受け付けないとすることができるか)、後は事件係の書記官とのやり取りで済ませる(委任状や資格証明などは、係書記官との間での話とする。)。訴え提起の段階では、原告には、被告の事前登録(事件管理システムへの送達場所の事前登録)の有無は分からないので、その点の確認を裁判所で行うのか。あるいはとりあえず、紙に落として送るのか、が問題となりそうに思う。この際に事後登録が容易にできるような仕組みが必要だと思う。)。

 7月9日(木曜日) 久留米市、大牟田市という福岡県南部の都市が集中的に、大雨の被害にあっている。今日は、夕方まで時間があったので、昨日の打ち合わせによる書面の作成に集中する。もう一つ、2週間後に期日のある事件での書面の作成に入る。こちらは、以前取り掛っていたが中断していたもの。やはり、以前も出来が悪いと思っていたが、やはりもう一つなので、かなり書き直す必要があることが分かる(資料が足りないという部分もあり、依頼者に調査を依頼していたということもあり中断していた。)。書き始めるとやはり結構難しい(内容的には難しくないのだが、表現方法として適当なものがなかなかない。)。とりあえず、かける範囲まで書いて今日はお終いにする(夕方からの打ち合わせもあった。)。

 7月10日(金曜日)午前中は、何となく終了。昼の福岡県弁護士会の委員会(民事手続委員会 Zoom会議)を、失念していた。雨の様子などを気にしていて忘れてしまっていた。午後は、弁論準備が1件。被告2名で一人は遠方(当方は被告)。4月に裁判官が異動になっていたため、新しい裁判官の雰囲気を見るために裁判所に行く。別事件が絡んでいて(当方は、その事件の当事者ではない)、その別事件の第1回目期日(口頭弁論期日)が、引き続き予定されていたため、その事件も傍聴する。次回期日を決めるだけかと思っていたが、みっちり時間がとられ、本人訴訟だったため、和解の可能性も探られ(当然、私は退席)、途中からは進行の具合が不明だが、裏に複雑な事情がありそうだということが分かる。
 今日も、大雨の危険があるため、早めに事務所を出ることで、今週はお終い。来週も大雨のようであり、とても心配である。
三塚に憎いが。

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2020年7月 4日 土曜日

今週の1週間(6月29日から7月3日)

 6月29日(月曜日) 午前中は、電話会議から始まる。コロナ禍による双方電話会議ではなく、遠方の裁判所の事件の関係からのもの。前回3月末からの再開である。裁判官の交代もあって随分久しぶりの気がする。本来は5月中旬の期日だったが、コロナ禍で2か月近く延びた。このところ、日弁連の会議もZooM会議で、全員が顔を見ながらという形式が多く、それに慣れていたので、双方とも電話(裁判所を入れると3者全員が電話)というものには昔に戻ったような気もする(新しい裁判官の顔が見えないのは、少しやりにくい。)。1時間くらいの長い電話会議になった。
 午後は、裁判所での念論準備が1件。前回(初回)は、コロナ禍による双方電話会議だったが、こちらも裁判官が転任直後だったので、その次の期日(つまり今回)は、弁論準備期日にしてもらう(こちらは出席、相手は電話で出席)。訴状、答弁書の陳述や証拠の取調はしてもらっておきたいと思っていた。久しぶりの法廷(弁論準備室)だったが、実質和解という言うことになり、全体で1時間半近くかかった。久しぶりの裁判所のだったため、もう一度、記録を読み直すなどの作業をして臨んだが、結構緊張する。

 6月30日(火曜日)午前中は、いくつかの作業をする。昨日の期日での内容についての依頼者への報告など、結構気を遣う。午後は、日弁連の民事裁判委員会の部会の会議(ZooM会議)。やはりだいぶ慣れてきた。この部会では、情報・証拠収集についての会員向けのアンケートの内容を検討している。現行法では存在しないアミカス・キュリエもアンケートの対象となっているが、当事者以外の第三者からの意見書などの採用ということになると、その収集手法など難しい問題が多そうに思う。また、アンケートの対象ではないが、訴訟を前提とする弁護士との交渉内容の秘匿(文書提出義務の対象外とする)も検討された。これまで、文書提出命令の除外事由である自己利用文書を廃止した場合に、弁護士との相談内容は自己利用文書として除外理由となると考えられてきたものであり、その点はこれまで通り残したいと考えた場合の除外理由の新設だが、考えると結構難しい。アメリカの判例法に由来するとなると、ディスカバリーの存在を前提として、その除外を考えるということになる。その場合、ディスカバリーの範囲外だと理解しても、後日、人証調べ(デポジションもあり得る)で、その点が尋問された場合、供述拒否ができないように思われる(証言拒否の対処ではないように思う。)。いずれにせよ、かなり考えなければいけないと思う。

 7月1日(水曜日) いつの間にか、今年も半分が終わってしまった。今日からは7月。ある程度、忙しくなることを期待する。やはり、コロナを言い訳にして色々なことが進んでいないような気がする。コロナの関係では、それを理由とする非正規労働者の雇止め(更新しない)が増えている。どちらからの相談もあるが、いわゆるパート法自体が、実体法上の権利や義務そのものを具体的に定めている訳ではないので、相談に応じにくいところがある。
 午後は、法理相談が1件。途中で、今日が勾留が10日満期の事件があり、無事に略式命令で終わった。以前は、略式命令の場合、罰金額の事前の用意がなければ公判請求にする、というやり方があったと記憶している(悪く言えば、「人質」に取られていることになる。)が、このところ、その準備がなくとも略式になっている場合が多い(検事のパーソナリティによるのか、被疑事件の性質あるいあは被疑者のパーソナリティによるのかは不明)。
 その後、弁護士会で行き、九弁連の民事裁判連絡協議会へ出席。弁護士会に備え付けられた電話会議システムの利用となる。これもZooM会議にしてくれたらなどと、わがままなことを思う。

 7月2日(木曜日)今日は、比較的時間のある一日だった。簡単な準備書面を一通作り、あとは、少したまっていた法律雑誌に目を通す。民事裁判のIT化に関する議論も追いかけたいが、基本的な知識に欠けているためか、自分が考えていることが、全く違っているかどうかが分からない。日弁連ITWGの別の部会では、2025年度中に予定されているIT化の先行実施(その時期は2021年度中と言われているらしいが、法制審の議論も2年後の2022年で終らせようという状態なので、難しいと思う。)を前提としたシステム作りの議論をしているようで、その資料が流れていた。
 IDの法律事務所事務員への交付などの要望が出されている。ただ、その後のシステム(管理システム)をどのように考えるのかによりだいぶ違ってくるのかと思う。
 現在の地裁の訴訟では、双方に弁護士が付いている事件の割合が5割、原告にのみついているのが3割なので、訴状の管理システムへ提出で、被告への送達を裁判所がその責任でやってくれるのであれば、多くの弁護士は訴状の電子での提出を行うと思う。本人訴訟には、支配人が作業をしている法人が原告の場合も多いと思われ、個人でも電子で提出したいという人も多いと思うので、被告の送達を裁判所がしてくれるのであれば、9割見近い事件では管理システムを使った申立てになるように思う。また、答弁書についても、管理システムへ電子で答弁書を送るように求めれば、やはり8割近い事件では、双方電子でということは可能なように思う。紙で訴状が出された場合、裁判所でそれを電子化して準備し、答弁書の管理システム利用を求めたらkなり利用率は高くなるように思うがどうだろうか。
 今日は、ジムに行こう(コロナ禍のお陰で、ジムもかなり空いている。)。。
 
 7月3日(金曜日) 東京都でのコロナの感染者が増えている(今日は100名を超えた)。三密を避けるということになると、東京への出張はまだまだ無理なようである。日弁連の会議はまだしばらくはZooMでのものになりそうである。今日は、午前中に、7月10日の法制審部会の事前資料が送られて来る(日弁連の委員宛に送られてきたものが、ITWGのメンバーにも送られてくる)。それの検討で午前中は終わる(一応、他の作業はやった。)。午後は、相続関係での相談で終わる。まじめに相手に送る書面などを検討する。今日の夜から激しい雨になるようなので、早めに帰ることにする。これで今週はお終い。
 

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2020年6月27日 土曜日

今週の1週間(6月22日から26日)

 6月22日(月曜日) 10時から日弁連のITWGの会議(ZooM会議)。先週金曜日の法制審(第1回目)に出席した委員からの報告を聞くという内容である。我々が持っているイメージがどの程度共有される法制審の部会なのかどうか、を始めて知る機会となる。日弁連からは、委員、幹事以外にメモ取り担当者2名が出席し、先週末には、その報告がアップされていたが、実際の雰囲気がどういうものなのかは、直接聞いてみないと分からない。予想通り、日弁連からすると、少し、IT化当然を前提した議論に傾きすぎているところからのスタートのように感じる。そもそも、システム自体がどういうものなのかが分からない(法制審ではその点は議論されないようである。)ので、それが分からないと先の議論はできないように思う。
 その後、昼はロータリーだったが、夕方まで、地区大会の会計等の閉め方についての協議。結構時間が掛る。終わって事務所に戻ったら、当番弁護士(被疑者国選)の要請があった。自宅に帰る方向の警察署だったので、接見に向かう。

 6月23日(火曜日) 今日は、比較的余裕がある。昨日の接見の様子を家族に伝えるなどの作業をして、後は、会史の修正作業に入る。3万字への書き直しの前に13万字の方の補充訂正作業に入る。家事事件については、司法統計を参考にさせてもらったが、統計を見てもよく分からないところが多い。それに家事事件手続法もそれまでの家事審判手続法から大きく変わったということは知っていたが、細かいところでは違うところまでは知らなかった。司法統計と併せて読んでみると、思ったより事件数の多いものとそうでもないものがはっきりしていることが分かる。きっと、しばらくするとなんとなくそういう感じだったなと思う程度までに忘れているとは思いながら、結構勉強になった。少なくとも、当事者対立型の類型(別表第二事件)や人事訴訟事件は、職権探知主義であって弁論主義ではないなどという単純な議論は全く通じないということを改めて確認させられた。もちろん、遺産分割などでは実際には弁論主義の運用しかされていないし、そのことについて特に気にもしていなかった。などということを改めて感じることができた。今日は、ジムに行くことにする。

 6月24日(水曜日)今週末に、事務所の内壁の修理が入ることになり、その関係で、既済記録の整理を行う必要が生じている。既済記録をどう整理するかは結構難しい問題で、できるだけ不要と思われるものは処分したい。一応、国選の刑事事件は、それが確定した時点で、謄写した供述調書は廃棄するようにしている。民事件は、基本的には委任関係があるので、全部取っているが、今後は10年が経過した事件については和解調書や相手方の連絡先などを除いて処分することも考えている。面倒なのは破産管財事件で記録も厚いし、10年以上が経過しているなら債権届なども不要かなどと思っている。今後の裁判のIT化が進むと、記録の整理の仕方もだいぶ変わってくるように思う。
 夜、接見に行き、そのまま自宅へ帰る。

 6月25日(木曜日) 日弁連のITWGでは、最高裁が考えている事件管理システムがどのようなものかが議論されている(日弁連が関与するところではないので、多少イメージを膨らませるといったものだが、予算に直接、影響を与えるものなので、どのような制度設計のもとで検討が行われるのかについては、最高裁と日弁連との協議などで情報を得る必要があると思う。)。
 そして、この辺りになると、そういうことに疎い者からすると、よく分からない(当然、データ保護の問題が出てくるので、管理の方法などが問題となるが、問題となることはなんとなく分かっても、その解決策をどのような設計思想に基づいて行うべきかは、はっきり言って分からない(特に、現時点での費用がどの程度必要で、それを更新していくにはさらにどのような作業とコストが必要となるのかなどは、全く分からない。最初は地裁の民事件からスタートするが、執行、保全、破産、簡裁、地裁と拡張が考えられていると思われるので、すぐにデータの量は膨大になるのではないかと思う。訴状や準備書面の書式のようなものまで決まっていくとすると、便利なようだが、弁護士の個性がなくなるというようなことにもなるかも知れない。あるいは、管理システムに既済事件についてのデータも併せて保存されるとなると、裁判官も同じようなデータを欲しがるというような問題も生じる可能性もある。法制審とは並行してきちんとした議論が必要である。

 6月26日(金曜日) 考えてみると、夏至も終わっている(6月21日だった)。まもなく、今年も半年が過ぎることになる。この3か月はまさにコロナの季節であり、アフターコロナなど言われるが、昨年亡くなった人は、コロナのことを知らないまま亡くなったのだな等と、つまらないことを考えてしまう。ソーシャルディスタンスが日常の生活における基本的な考え方の一つになってしまうなどとは全く考えていなかったはずである。そして、その結果としてお祭りもできない、大勢の人が集まるのもどうか、とは価値観の全くの転換である。福岡では、今日は一日中梅雨の大雨という予報だったが、午後は晴れてしまい、しかも給料日後の週末ということで街中の賑わいを取り戻しているかとも思ったが、そうでもないようである。若い人も大人しいようであり、自分の楽しみを見つけたのかもしれない。そういいながら、私は、昼間、被疑者国選事件で、検察官と話した内容を告げるために、接見に行くことで今週を終わりにしたい。



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2020年6月27日 土曜日

今週の1週間(6月15日から19日)

 6月15日(月曜日)6月も半分過ぎることになる。午前中は、福岡県弁護士会史の担当部門(民事、家事、労働)の4人での会議。スカイプを使う。このところはZooMを使うことが多いが、4人ならスカイプで十分という感じである(というより、どちらがどう違うかよく分かっていない。)。先週には、残りの3人に原稿を渡していたので(民事だけの途中までの分は1月前に渡していた。)、その後を読んでもらうことになったが、もともとの3万字という制限があるので、どこを削るかという話になる。個人的には、コロナのために暇になった時間を宛てて、平成年間のものを書こうと考え、特に字数は考えていなかった。とりあえず書き始めたらこの程度になったというものである(やはり、当時のものを紹介しながら書くとなると、その紹介の部分だけでも相当な量になることから、当然、3万字の制限は越える。当初は「福岡方式」と言われるものを書き、平成8年の新民事訴訟法、平成13年の司法制度改革審議会報告書とそれに影響された裁判の迅速化法、労働審判法、人事訴訟法などの多くの法律の制定、平成20年前後の過払金訴訟の隆盛による影響、平成20年代中盤に差し掛かったところでの民事訴訟の状況などを考えてみるというところを書くと、結構な量になるというものである(こうなると、福岡県弁護士会史として弁護士会との関係をどの程度書き込むかを調整するところが難しくなる。)。そして現時点で、改めて、30年間を振り返れば、それなりのボリュームがあったというあたりになりそうに思う。
 途中から新書版程度の量は書こうと思っていたので、概ね、その程度になって満足といったところである。もちろん、
会史分は、新たに書き直すということになる(残念ながら、今の状態ならその程度の余裕は十分ありそうである。)。
 昼はロータリーに行って、5時からは、日弁連のITWGの会議(ZooM)。19日から法制審が始まるので、そのための会議ということになる。実は今日から3日続けての日弁連のZooMでの会議が続くことになる(今日は2時間だけでまだ良い)。会議中に水曜日が期日の事件で、相手方代理人から準備書面が届く。反論の準備書面を書こうと思うが、久しぶりの準備書面の作成になるため、結構時間が掛る。。

 6月16日(火曜日) 今日は午後が13時から17時まで日弁連民事裁判委員会(ZooM会議)。そのため、貴重な午前中になる。昨日から取り掛かった準備書面だが、見直すと結構書き直す必要があることが分かる。結局、今日中の提出はあきらめる(明日10時からの期日だし、双方電話なので、無理だと判断する。そうは言いながら、午後のZooM会議の途中で内職をして書き上げようと努力はする(そうしないと、明日の期日の準備もできないことになる。)
 午後の日弁連民事裁判委員会は、新年度最初の委員会ということで、人事や会計などのルーティンワークをこなし、関係する裁判のIT化その他の問題について、これからの1年間も色々な問題があることが分かる。
 5時に会議が終わった後は、福岡県弁護士会の冊子委員会にやはりZooMで途中から参加。会史の方向性を議論してもらうことになるが、完成はだいぶ先といった感じで、それぞれの担当者が途中経過を報告するということで終わる。弁護士会の活動を記録するという会史らしいものにするという点を強く出すということのため、私の担当する民事、労働、家事は、少し性格が違うものとなりそうである(少し、内容の調整を図る必要がある。)。ということで、今日は、合計6時間のZooM会議でした。

 6月17日(水曜日) 10時からの電話会議(双方とも電話なので進行協議)。裁判所も、4月から期日が入っていないので、手持ちの記録を検討する時間はあったようで、次回までに作成する準備書面について細かな注文が入る。細かな点での釈明があったということは、それ以外は概ね理解できたということなのかまでは不明だが、注文内容については、一応、口頭で回答し(後での撤回の可能性を前提とした暫定的な回答である。)、その回答についてさらに特段の注文もなかったので、まあ、それなりの成果があったと理解することにする。
 午後は、日弁連の第29回司法シンポ実行委員会。これまで、2021年11月のシンポジウムであることやコロナの関係などで一度も会議に参加できていなかったが、ZooM会議からのスタートとなる。シンポジウムのテーマがIT化であって、最初の1時間は、法的思考とITとの関係などの講演であり、その後、全体会議となったが、途中で失礼する。3時から福岡県弁護士会の懲戒委員会に出席する。こちらは、リアルの会議となる。懲戒委員会は、弁護士以外の委員もいらっしゃるほか、対象が対象だけに真剣な会議となる。
 その後、事務所に戻って、少し作業をする。

 6月18日(木曜日) 午前中は、相談が1件。交通事故(人身)のケース。コロナの影響を感じるのは、被害者がリハビリに行くのが怖いという点である。病院でコロナが感染する方が怖いということだが、そうなると、治療が長引いたりして治療期間が争いになる場合が増えるかもしれないと思う。午後は、昨日書けなかった事件の準備書面を書き始める。いくつか調べなければいけない事情もあって、結構時間が掛る。3日続けてのZooM会議は結構疲れる。このため、今日は、ジムに行くことにする(コロナのお陰で、3密の危険のあるジムも空いていて、コロナの感染の危険はないようだが、こんなに客が少なくて大丈夫か、という思いはある。)。

 6月19日(金曜日) 朝は、予約していた歯科医へ。麻酔をしての治療だったため、午前中は、口の右半分がしびれている。こういう時に限って電話がいくつか架かってくるものである。午後は、市役所での法律相談。法律相談はどう運営しているのかと思っていたが、1時間程度時間を取ってもらう(30分空ける)ということで、3密を避けていた。おかげで、間の時間でたまってた法律雑誌が読めてよかった。事務所に戻っていくつかの作業をして今週はお終い。

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2020年6月21日 日曜日

今週の1週間(6月8日から12日)

 6月8日(月曜日) 今日からは、少し普通の生活になりそうである。昨日は、まじめにジムに通ったので、身体のあちこちが痛い。自粛期間中は、室内でことさらに運動をしなかったためだが、やはりその結果が出ている。ということで、まじめな週の初めとなる。おかげ様でというか、色々なところからのメールがあり、それとその添付ファイルを見るだけで、すごく時間を取られる。先週の会史の作業も終わっていない。最高裁の司法統計を見るが、なるほどと思うところもあるが、家事関係は読みにくい。家事事件手続法の関係をきちんと理解していないためかとも思うが、資料の読みこなしにすごく時間が掛りそうである。そのため、まずは、人事訴訟法、非訟事件手続法、家事事件手続法のそれぞれと、それぞれの規則をもう一度読み直しことから始める必要があることを痛感する。まずは、訴訟と非訟の関係から読み直さなければならない。訴訟と非訟の関係は、労働関係で、労働審判手続について調べた際にも問題となったところで、さらに、今回の裁判のIT化の関係で、検討がされる予定の特別な訴訟手続の理解にも関係する。

 6月9日(火曜日)午後から日弁連の民事裁判委員会の第一部会がZooM会議で行われる。証拠に関する事項についての会員向けのアンケート(必ずしも全会員向けではない)の検討である。日弁連、最高裁、法務省で、証拠(および情報)についての法改正を考えている関係での立法の際の資料作成のためのアンケート作りである。午後4時からの会議のため、その前は、昨日からの訴訟と非訟の関係を自分なりにまとめることにする。IT化で議論となっている特別の訴訟手続(訴訟事件について、第1回期日前に、双方代理人で訴訟の進行について合意して訴訟の早期進行を図るという手続)だが、弁護士会では非常に反対が強い。個人的には、現在提案されている内容については問題が多いと考えている(出来が悪いと言ってよい)が、反対論には、訴訟が非訟化するというものが特に強い。裁判の迅速化の問題とも絡んでいるが、迅速化の議論にはそれでは充実した審理とならないという意見が強く主張されることになる。
 ここでは、裁判が非訟化するという点を取り上げるが、非訟=審判事項=職権探知=職権証拠調というイメージであり、本来裁判事項であるものを審判事項として扱うのは問題だという話である感覚的な問題があると思う。当然、裁判を受ける権利(憲法32条)の侵害であるという話になる。ただ、訴訟=権利義務関係であり、非訟=審判事項であて、審判事項は、既に存在する権利関係を前提にその具体的な内容の定めるものであって、下のレベルの問題であるという割り切り方が今後も通用する考え方なのかどうかはかなり怪しいのではないかと思っている。実定法上の権利は、その規定の仕方で権利なのかが変わってくる。また、権利の規定が一般的、抽象的な場合(正当事由の有無により、権利の存否が確定されるが、その正当事由の定め方が、抽象的である場合)は、要件事実的な事実が定まらず、裁判所が合目的な見地からその有無を判断することになると、審判の場合は変わらなくなる。そうは言いながら、そのような場合でも、事実や証拠方法は当事者が裁判所に提出するものに限定されており、訴訟での弁論主義が適用されていることから、職権探知や職権証拠調べが行われるわけではない、など、審理のやり方にも訴訟と非訟で大きく違わない場合が多い。その辺りをどのように考えうのか、理論だけではなく、制度論である以上政策論でもあるので難しいところを多く含んでいる。

 6月10日(水曜日)午後、久しぶりに裁判所へ行く。簡易裁判所の法廷。事件は交通事故で、本来は、この日が人証調べ期日だったが、裁判官の異動とコロナ禍で、結局、この日は、弁論(次回の期日決定とこの日までに出された証拠の採用で終わる)。淡々とした進行だったが、7月末の人証調べ期日が決まったことで終わった期日だった(簡易裁判所なので双方電話というわけにはいかなかったようである。)。感じたのは、コロナ対策を考えての人証調べをどうするのかは結構難しそうである。書証を示す際には、証人にどの程度近づいてよいのか、マスクをしたままの尋問と答えで十分聞きとれるのか、など、いくつか考えておく必要がありそうである。また、換気の関係で、法廷の出入口を解放していたが、人証調べのときもそうするのか、など裁判所が考えることはたくさんありそうである(民事はともかく、刑事事件ではどうすrのか)。簡易裁判所では、和解も法廷でしていた(交互に法廷に呼んでいた)が、その場合は、出入り口は閉鎖するのかななどと、細かいことも気になるかもしれない。

 6月11日(木曜日) 午前中は打ち合わせ。午後も打ち合わせで、今日は結構弁護士らしい仕事をした。夕方には、例の弁護士会の会史を取りあえず書きあげたことにする。12万8000字。途中で考えていた新書版程度のものにはなった。これからしばらく掛けて、少しずつ手直しをすることになりそうである。来週月曜日には、私の担当部分の他の協力者の若い会員との打ち合わせがあるので、とりあえず、それまでに何とか形を作ったというところである。もちろん、このま会史に載せるわけにはいかないので、かなり削ることになる(最終的には5万字がやっとだろうと思う。)。ということで、今日は終わりにしてジムに行く。

 6月12日(金曜日) 今日は、まじめに準備書面を書く。準備書面を書くのも少し久しぶりだった。記録を読み返して書くのだが、やはり、これも書きなれているとどうということもないけれど、少し間が空くと、慣れるまで時間が掛る。コロナ禍のため、期日が流れることが多かったが、その間、本来の期日までに提出すると言われていた準備書面や書証が出されていない場合が多い。書面提出の期限が変更されたわけではなかったように思うが、相手方からの書面が遅れているように思う(一応、自粛期間中で、本人と連絡が付きにくかったというような説明になるのかもしれない。私は当初の提出期限までに提出するようにした)。
 ただ、相手からの準備書面の送付がない以上、それに対する反論の準備書面も書きようがないので、結局、それ以後書かないままで終わっている。そういうことで少し新鮮な気持ちで取り組める。等と、きれいごとを言いながら、今週を終えることにする。
 

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