弁護士ブログ(日々の出来事)

2020年9月13日 日曜日

今週の1週間(9月7日から11日)

 9月7日(月曜日) 昨日の台風のため、福岡市の郊外に住んでいる私は事務所に行けず、今日は自宅に缶詰にされる3時過ぎから次第に開通を始めたが、平常通りとはいかず、お休みにする。

 9月8日(火曜日) 午前中は月曜日の代用となる。メールを見たりで終わる。午後は、日弁連のITWGのZooM会議。部会資料などは金曜日に貰っていたので、一応読んではいたが、やはり、ITの方は、設計の際の考え方などがうまく想像できず、どこも決まっていないような感じで困る。IT機器を持たない人のための支援センターでのIT機器を使った訴え提起の際の自身のアドレスをどうするのか(答弁書が返ってくる場合の通知アドレスになるが、支援センターにあるだけだと、その後は、IT機器を持たない人への連絡はどうするのか、初回期日の開き方(当然口頭弁論期日になる)は、どうするのか。原告がwebでの出席となるのかなど、どういうように考えるのか、落ち着いてシュミレーションをしないと分からないところが、たくさん出てきそうである。
 Zoomでの会議は5時まで4時間続き、疲れて終わる。今日はジムに行くことにする。

 9月9日(水曜日) 重陽の節句ていう日なのだと思う。被疑者国選事件が起訴されたので、昼間、接見に行く。思いがけず、警察署で少し待たされる。
 午後は、福岡県弁護士会の会史に掲載する座談会の内容を検討する。平成年間のおける「弁護士と裁判所との関係を考える」というテーマなので、座談会の内容と、出席者の発言シナリオも考える必要がある。民事裁判のやり方の平成年間での変容などが一つのポイントになるが、どうやってまとめるかなど結構難しい。

 9月10日(木曜日) 昨日に続いて、座談会のシナリオ作りで一日終わる(正確には、その構想作りで止まっている。)。アイデアが生まれない日は早く帰ってジムに行くことにする。

 9月11日(金曜日) 午前中に、法テラスから被告人国選事件の依頼が来る。私選弁護人の辞任ということで、国選に移った事件ということだが、名簿順には回していないということが分かる。先日から苦しんでいる座談会のシナリオで、出席者の一人から、自分の発言内容をまとめた結構長い文章が送られてくる。非常にありがたい(火曜日に泣きついたのがよかった)。ということで、今週末には、質問事項は完成しそうに思う。
ということで、今週はお終い。

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2020年9月 7日 月曜日

今週の1週間(8月31日から9月4日)

8月31日(月曜日)午前中は月曜日らしく始まる。今週はエクスターン生が一緒。4月からロースクール生がスタートしたということだが、リモートでの授業らしい。法学部出身のため既修1年でロースクールの2年生ということで少しややこしい。とりあえず、今週ある期日の記録を読んでもらう。先週の被疑者国選事件が結構難しいことが分かる。事件自体が難しいという点もあるが、家族関係や小さな子供の関係もあり、いくつかの関係する行政機関からの連絡がある。
 午前中は、途中で県弁護士会の会史の冊子関係でのリモートでの打ち合わせで終わる。午後は午前中の行政との打ち合わせを経て西警察署に接見に行く。事務所に戻って、民事の弁論準備期日のために裁判所へ。ロースクール生を連れて行く。九州大学ロースクールは裁判所のごく近くにあるのだが、リモートのため、ロースクールに入学後は裁判所には行ったことがないようで、相手方代理人が遠距離で電話によるという弁論準備だったが、なかなかエキサイティングの内容でロースクール生も興味深かったようである。
 夕方からは、ロースクール生の歓迎会。今回は5名以上の宴会は避けるという趣旨で、ロー生と我々弁護士だけのささやかな歓迎会となる。

 9月1日(火曜日) 午前中は、福岡地裁の事件だが、双方電話による書面による準備手続が1件。実は、前回期日までに相手方本人が準備するといった見積書が結局今回も準備できず(相手方代理人の責任とまで言えるかは微妙)、相手方代理人も本人ではなく代理人が次回までに用意するということで、次回まで待つことになる。コロナ禍もあり、半年くらいすすんでいないことになる。
 午後は、昨日の弁論準備で、次々回の尋問がほぼ決まったため、陳述書作成の準備に入る。それに、並行して、昨日の冊子委員会での打ち合わせの結果で開催が決まった座談会のメンバーと日程の確定、座談会の内容の検討作業に入る。会史というような作業になると、どうしても福岡部会が中心になるが、福岡県弁護士会全体の流れということを考えると他の部会の会員にも座談会に加わってもらいたい。ということで個別の交渉に入る。メンバー決めは比較的順調に今日中に決まる。
 
 9月2日(水曜日) 今日は、大型台風9号が夕方から福岡へ近づくということで、夕方から予定されていたプラクティス研究会が延期になる。その前の法廷はやった(弁論準備)。建築訴訟で、事前に20頁程度の準備書面を提出していたが、図面を見ながら記載している主張内容を説明する。双方代理人とも出席で、共通の図面で確認しながらの説明となるが、40分近く説明をする。プレゼンとすると少し長すぎると思ったが、建築のような専門訴訟で専門委員のいない段階での説明となるので、裁判官の理解の程度を確認しながらのものとなるので、このくらいは仕方がないと思う。次回に相手方の反論の書面が出された段階で調停に付され、専門家調停委員を交えてのものとなる(調停委員の負担が大きいということで)争点整理までは裁判官がやり、その後に専門家調停委員を入れるというやり方のようだが、そうなると、争点整理の進行について、どの程度裁判官がイニシアティブを取ってやれるのか、あるいは双方の代理人がその点を積極的に主張できるかで随分進行が変わることになりそうである。

 9月3日(木曜日) 今日は、午前中に、刑事事件の件で、行政と色々な打ち合わせをすることで終わる。4日が勾留の10日満期の事件で、被害弁償の話などが進んだため、昼間の間に接見に行く(今日が検事調べかと思ったが、思いがけず、今日は調べがないということだった。)。午後は、日弁連の司法シンポ実行委員会にズームで出席。その後、弁護士会へ行き、法制審民事訴訟部会のIT関係の法改正に法務省調査員として参加されている上田竹志教授のIT化に関する講演会に出席する。

 9月4日(金曜日) ロースクール生は、今日が最終日。実際の記録を読むだけでは難しいと思い、訴状の起案をしてもらう。もちろん、書式は参考にしてもらって良いのだが、やはhり、それを探し出して書式に従って起案をするのは難しいようだ。要件事実となる具体的な事実のどれを拾うのか、結構悩んでくれて、エクスターンの初期の目的を果たせたように思う。また、昼間には、新件の受任を見てもらうことができて良かったと思う。ということで、今週はおしまい。明日からは台風10号での話になりそうである。


 9月3日

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2020年8月29日 土曜日

今週の1週間(8月24日から28日)

 8月24日(月曜日) 月曜日は、会史の原稿仕上げ。ロングバージョンは先週末に仕上げたので(一応14万3000字)、今日はショートバージョンを仕上げる。3万5000字への短縮バージョンにする。ロングバージョンの項目を削るかという話になる。どこを削るかを色々と考えていたがようやく決まる。水曜日の打ち合わせに間に合うようになんとか仕上げる。会史委員会では、冊子の記事の他、平成年間を振り返っての座談会をやるということになり、座談会での内容を考える必要が生じる。ショートバージョンの中身とは別に座談会のテーマの決める必要が生じる。

 8月25日(火曜日) 午前中は弁論準備が1件。こちらが出廷。午後は事務所に戻り、連絡などの作業をやっているうちに、日弁連民事裁判員会の第一部会のZoom会議が始まってしまい、結局出席できないままに終わる。とても暑い日になっていて、裁判所への行き帰りがとても大変である。午前中に終わった弁論準備の次回期日のための準備に入る。相被告代理人への依頼等の作業を行う。今日は、早めに帰ってジムに行くことにする。

 8月26日(水曜日) 午前中は、福岡県弁護士会の会史冊子委員会のチームでの会議。4人でのスカイプ会議。1時間で終わりにする。その後、月曜日に書いた会史のショートバージョンの修正を行う。午後には資料がそろったため、一応の完成版を作る。

 8月27日(木曜日) 今日は、当番弁護士の担当日。名簿上では1番最初だったので午前中に配点がある。西警察署なので結構遠い。本当は夕方に行くつもりだったが2件目までの配点はないので、午後、西警察署に行くことにする。午後は相談1件を済ませて、その後西警察署へ。その前に、メールを見ると、明日の日弁連の民事裁判員会の資料がアップされる。資料のページ数が670頁。法制審の民事訴訟法改正部会(IT部会)議事録、各種の研究会報告書などとても大部で読み込めるはずがない。とは言いながら、接見終了後、事務所に戻って法制審議事録を読む。研究会の報告書を読むまでの時間はない(研究会報告書やそこでの議事録など読むと結構勉強になるのは間違いない。)。

 8月28日(金曜日) 午前中は、昨日の当番弁護士事件の関係で、いくつかの電話連絡で終わる。午後は、日弁連の民事裁判委員会。13時から17時まで。当然ZooM会議だが、途中で西警察署に接見に行く(個人的には、酷暑の中を土日には接見に行きたくない。)。帰ってきて家族などに連絡。途中で、安倍首相の退陣のニュースを聞いたところで、今週はお終い。

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2020年8月29日 土曜日

今週の1週間(8月18日から21日)

 8月18日(火曜日) 昨日までお盆休みとしていたので、今日からのスタートとなる。週の初めのルーティン作業を終えて、午前中は、双方電話の書面による準備手続。この事件は、裁判所の所在地に原告が住み、被告と双方代理人が遠方ということで、これまで書面による準備手続を続けてきた進行になっていた。今から、原告本人が裁判所に出頭し、双方代理人は電話という多少変則的な進行となる。TV会議は使っていないので、裁判所が原告被告から個別に事情を聴く場合は、代理にだけのこちらはともかく、原告本人と裁判所は対面して、原告代理人は電話で加わるということで、代理人が話す場合は、裁判所は本人の顔を見ながら、それを聞くという変な進行になる(個人的には依頼者だけが裁判所に出頭ということになるので、依頼者が何か勝手に言いださないかという点では不安にある)。なお、次回もこの進行ということで、弁論準備期日ということになった(これで次回期日には、準備書面の陳述や証拠の取調べは可能となった)。 午後は、福岡県弁護士会の懲戒委員会に出席。2時間びっちりの委員会でとても疲れる。


 8月18日(水曜日) 午前中は、建築訴訟の準備書面を書く。図面の説明を文章で書くのが結構大変。今日は、一日中これに掛り切りになる。酷暑になっているので(それに、コロナ禍もあるので)、特に事務所に来て相談ということはなく、個別の細切れの電話による相談」といったものが多く、それに中断されながら、午前中の続きを行う、というこ都で今日は終わる。

 8月19日(木曜日) 午前中は、昨日書いた書面を見ながらの打ち合わせ。建築訴訟なので、一応自分のイメージで書いているが、専門家のポイントが法律家の位置と違っており、私の文章で、その違いが建築家にとって重要であることを法律家である裁判官に分からせるのは難しい。法的に重要な違いと言えるのか、自分でも良くは分からないところがある(その場合は、本人には、私に分からない以上は、裁判官にはもっと分からないといって、本人を説得することになる)。今回の打ち合わせでは、そういう点はあまりなく、何となく無事に終了(ただし、思い違いもあり、かなりの訂正が必要になったことがやはりわかった。)。
 午後は、コロナ禍の関係での相談。事業の継続ができるのかどうか、結構難しい問題となる。いくつかのシュミレーションをしながらの相談となる。

 8月21日(金曜日) 午前中は、昨日の打ち合わせに基づく諸目の書き直し。途中で裁判所に和解のために行く。午後は、午前中の続きになる。書き直しを始めると、色々と直す箇所が出てきて、相変わらず、この手の書面の作成が大変だということを再認識する。ということで、酷暑の1週間が終わる(ただし、来週もこれが続きそうである。)。

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2020年8月24日 月曜日

今週の1週間(8月18日から21日)


 8月18日(火曜日) お盆休み明けの初日。午前中は、相談が1件。昼前に電話会議。原告は裁判所に、双方の代理人はそれぞれの事務所から電話会議、という少し変な形になった。原告と代理人との打ち合わせをどうしているのか不明だが、裁判所で裁判官と原告、電話で原告代理人の3者で話をするという形になるが、原告と代理人は携帯で別個に打ち合わせをするということになると思うが、少し変な感じになるように思う(手続上は、原告が出廷しているので、弁論準備期日とすることも可能なようである。)。
午後は、弁護士会の懲戒委員会。事情聴取もありびっちり2時間の委員会になった。事務所に帰って少し作業をして今日は終わりにする。

 8月19日(水曜日) 今日も暑い。すごく暑い。長い準備書面を書いている途中なので、事務所から出られないので快適ではあるが、夜も遅くまで事務所にいなければならない。昼は、福岡県のITのWG(Zoom会議)だが、結構早く終わる。午後も、午前中の続きで終わる。

 8月20日(木曜日) 午前中は、建築紛争事件の打ち合わせ。図面を見ての打ち合わせのため、時間が掛る。それを書面化(文章化)するのは、かなり難しい。打ち合わせは2時間。さらに書面化にはまだかなり掛りそうである。
午後は、コロナ禍によって事業が難しくなることでの相談。各種の給付金や融資だけでは乗り越えられそうもない事業者も多い。決断を迫られる者に、どれくらいの時間が残されているのか、弁護士としてのアドバイスも結構難しい。今後もそういう相談が増えそうである。

 8月21日(金曜日)午前中は、和解が1件。交通事故(物件事故)。双方に損害があるが、保険会社が付いているため、それぞれの保険会社が相手に損害額(過失割合を控除した残額)を支払う、ということだと思っていたため、遅延損害金も定めなかったが、相手方弁護士から、支払い時期(履行期)を少し変えて欲しいという要望があった(先に払ってほしいという要望)。意味が良く分からず、相手弁護士に真意を聞いたら、こ知らへの賠償には保険会社を使わず、自分で払うので、その資金に充てるために先に払ってほしいという要望だった。最初から双方とも弁護士がついてたので、気が付かなかったが、弁護士費用特約を使っても翌年の保険料は上がらないということから(そのことは当然知っている)、弁護士費用特約を使いながら賠償金は自分で払うということが理由だった。相手弁護士に聞いたら、そういうこと(先に支払いをしてもらってその金を賠償金に充てる)ということが、 結構あるということだった(裁判官は初耳だったようだ。裁判外の話し合いではあるかもしれないが、同一事故なので、支払い時期をずらすのには裁判所には抵抗があるだろうと思う。)。
 午後は、昨日の続きで終わる。これで今週はおしまい(今週は、日弁連のZoom会議もなく、作業ははかどった。)。

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