弁護士ブログ(日々の出来事)

2017年8月14日 月曜日

今週の1週間(8月7日から10日)

 8月7日(月曜日) 今日は、遅い台風が上陸するということで、RCの会合を無くなるなど、準備をしていたが、幸いにも四国沖に抜けてくれたおかげで、福岡には影響がなくてよかった。四国や和歌山、名古屋の皆さんには申し訳ないが。交通機関にも影響が無く終わる。昨日が広島原爆投下の日で、いつもとても暑く感じる頃だが、やはりそういう1週間になりそうである。先週から書いている書面もなかなか仕上がらない。それに、昨日買い換えたスマホの扱い方に慣れておらず、これでも苦労する。こう書くととても不愉快な1日だったように思えてしまうが、まあそれほどでもない。暑い一日が終わったという感じである。

 8月8日(火曜日) 今日も、昨日に続く一日。明日ある労働委員会での合議の準備などやっていたら、終わったというような一日だった。結局、暑くて特に何も進まなかったということになる。一応、準備書面は書き終えたし、良しとしようということで今日は終わりにする。夕方、知り合いの方の娘さんが亡くなられたということでお通夜に行く。40代前半で亡くなられた。いつも思うことだが、自分より若い人が亡くなられるという話にはつらいものである。

 8月9日(水曜日) 午前中は、まじめに法律相談に取り組む。融資の際の銀行の責任(融資対象物件に不完全な点があるときに、どの程度の役割を負っている場合に責任を問われるのか)なので、事実関係がかなり詳しいことが分からない結論が出せない。午後は、労働委員会。今日は公益委員会だけだったが、合議と9月にある会議の準備の件でみっちり4時間の委員会となる。

 8月10日(木曜日) 明日から事務所は休み(16日まで)なので、今日は、やれることはやり、そうでないことは17日以降に遅らせることになる。内容証明を作り、準備書面1通を作り直すことで終わる。


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2017年8月14日 月曜日

今週の1週間(7月31日から8月4日)

 7月31日(月曜日) 暑い。その一言に尽きそうな毎日となる。ただ、街を歩いていても、道路から熱気が上がってくる、というところまでは行かない。直射日光が痛いといったたところである(結構痛いが。)。事務所の中にいることが多いのに、なかなか仕事がはかどらない。一つの書面を書くのにこんなに時間を取られるのかという感じで、無意味に日にちが経つようでいけない。
  昼はRCの例会へ。私の所属するクラブは月曜日が例会日。8月はお盆があって例会日が少ない(3回)。9月2週目の11日が創立25周年の記念例会だが、その式典の準備がどの程度で来ているのか良くわからないままここに来ている。心配は全くしていないが、自分が何をやるのかが分かっていないので不安である。夕方からはまじめに書面を書き上げるつもりで頑張る。

 8月1日(火曜日) いよいよ8月、今年も本当に半分が過ぎたという感じになる。今日は午前中は、淡々と過ぎる。午後からは労働委員会へ。命令書の合議があるので夕方まで目いっぱいやる。公益委員会議、幹事会、総会、そして合議のための公益委員会議を再開。その後、合議の結果をみての次回までの準備会ということで、結構ハードである。事務所には6時前に帰り着くが、その後、なかなか他のことをやるという気力までにはになかなかならない。

 8月2日(水曜日) 朝、少しだけ事務所にいて、11時の飛行機で東京に向かう。空港に向かう地下鉄の駅でS教授に会う。民法の研究者である教授とは地下鉄で相続法改正についての立ち話。先生は避暑で北海道にということ。私は、日弁連の民事司法改革総合推進本部とその前の証拠収集拡充部会に出る。今回が本年度3回目の委員会。5時には終わり、そのまま福岡へ帰る。

 8月3日(木曜日) 月曜日からの書面の作成を続ける。ただ、会計に関する書面なので、どこまで書く必要があるのか、書いてはバッサリ削除を言うのを繰り返す。弁護士の書面は、事実関係を分かりやすく平易な文章にするという意味では、分かりやすい解説文という性格がある。技術的な問題に関する文書なら丁寧に書くということで何とかなるが、会計的な書面なので、似ているが法律と少し違うという面があり、これ良いのか結構難しい。説明が詳しいと言い訳ぽくなる。このため、バッサリ削る。今日は、早く帰ってジムに行くことにする。

 8月4日(金曜日) 今日は、夕方からマクベスの観劇があるので、早く事務所を出ることになる。そうなると、午前中からまじめに仕事に取り組むことになるはずだが、そうはなかなかうまくいかない。法制審の相続法改正の中間試案後の追加試案の解説などを見ているうちに4時過ぎになり、結局、早く事務所を出ることにある。

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2017年7月29日 土曜日

今週の1週間(7月24日から28日)

 暑い。「熱い」と書きたくなる。

 7月24日(月曜日) 先週に続いて訴状を書く。昼はRCへ。私の所属するRCは、福岡平成RCという名称で、今年でようやく25周年を迎える若いクラブであるが、2年後にうちのクラブからガバナーを輩出することが決まった。今年の秋には25周年記念例会となるが、そのあとも行事が続きそうで大変である。
事務所に戻って、労働委員会事務局から送られてきた命令書案を検討する。それに、明日ある日弁連の民事裁判員会の資料を読む。法制審に掛かっている強制執行法と相続法の関係の議事録と資料を読むが、結構ついていけていないことが分かってショックを受ける。

 7月25日(火曜日) 朝事務所で少し作業をして福岡空港へ。いよいよ小学校が夏休みに入ったので、空港は大混乱かと思い、覚悟していたがスムースに入れた(朝は、早く空港に行こうと考えていたが、事務所を出るのにバタバタしてしまい、いつもより遅くなってしまい、空港への地下鉄でやきもきしたが、そうでもなかった(でもほぼ満席だったようである。)。
 日弁連の民事裁判委員会は、新委員長の下で今年度2回目(私は前回いかなかったので、新年度では初めてとなる。)。この委員会所属の法制審の委員から法制審での議論の過程が示されたが、理解するのに、結構時間がかかった(飛行機の中で法制審での資料には目を通したが、それぞれの案で実際にはどうなるかなどのシュミレーションができておらず、良くわからない(相続では、相続開始後に相続人の一人が相続財産を費消した場合の処理が問題となっていたが、28年末の大法廷判決の影響がどのように及ぶのかもわからず、良くわからないということで終わる。)。福岡空港への帰りの便も満席だったが、手続きはスムースに行われ、福岡空港へも10分遅れた程度で着いた。

 7月26日(水曜日) 1日余裕があったので、事件がらみの帳簿をみる。いつも感じることだが、弁護士とは立場が違う税理士事務所の人の理解は良くわからない。われわれは事件になっているから、その部分を何度も検討するので、その処理のおかしさに気が付いているが、日々変動する中で、とりあえずの処理をするという立場の人とは違うのであろう。
問題は、そのような処理をどのようにして合理化できるかということになる。先週が遅かったので早く事務所を出るようにする。

 7月27日(木曜日) 午前中は前日の続き。午後は労働委員会。臨時の公益委員会で命令書の検討。午後は全部つぶれる。この日の議論を前提に書き直しをして、次回(8月1日)に間に合うようにしたい。

 7月28日(金曜日) 意見書を書く。著作権に係わるものなので、少し慎重な内容にする。その後、昨日まで検討した事件の内容を書面に落とす作業に入る。そう簡単にいかにように思う。2年ほど前に和解で終わった事件で、相手が分割払いを怠ったことで、強制執行ができるようになった。執行文の付与申請ということになる。和解直後に和解調書の送達証明を取得していたが、和解成立の際に利害関係人として支払いについて連帯責任を負うこととなった者の和解調書上の住所にその者の住民票が無いことが判明した(その住所が居所であれば、執行文の送達はできるから、それだけはやることととする。)。
 夕方には、労働委員会から修正案が送られてきたので、それに手を入れることで、今日は終わりとする。



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2017年7月15日 土曜日

今週の1週間(7月10日から14日)

 7月10日(月曜日) 午前中は、まじめに起案。高裁の事件なので、どの段階で事件がおわってしまうか分からない。そのため、次回期日までに出せる書証や主張は、期日前に必ず出さなければいけない。受命裁判官の下で弁論準備がされているが、期日前に合議がされている可能性もある。受命裁判官で進行している事件で、期日の度に合議が行われているとは思えないが、どのような場合に合議がどのタイミングでされているのかはこちらにはわからない。受命裁判官の方で必要と思った時点で合議がされているのではないかと思われるが、そこは分からないので、高裁の場合は、地裁の場合にもまして準備書面の提出は期日前に出しておく必要があるように思う。
 昼はRCへ行き、事務所に戻ってきて、午後を使って午前中の続きで一応書き上げる。

 7月11日(火曜日) 午前中は、労働委員会で事務局に起案してもらっている事件の件でで打ち合わせ。午後は事務所に戻り、2時半からの電話会議。交通事故の事案で、事前に裁判所からの和解案が出されていたが、相手方が拒否。結局、次回以降の人証調べとなる。ドライブレコーダーも証拠として出されているので証拠調べの必要性がどれだけあるか疑問だが、とりあえず、そのような進行となる。もう1件の交通事故の準備書面を書き始める。福岡県では、今回の水害でまた多くの犠牲者を出した。ようやく、今週から復旧に向けた作業が進められることになる。

 7月12日(水曜日) 午前中は刑事の控訴審。5000頁の記録を読んで事実を争う控訴なので、被告人質問を申請していたが、あっさり却下され5分で結審。判決は9月になる。その後、昨日から書き始めている準備書面の続きを始める。やはり結構難しい。それに、日弁連の委員会関係の資料を読む。

 7月13日(木曜日) 12日の夜に、労働委員会から送られていた11日の修正案に手を入れる。当初は、2時間くらいで終わるかと思っっていたが、気になる部分が見つかったので、もう一度、証拠を読み直す。昼は、弁護士会の民事裁判委員会に出る。その後、事務所に戻って午前中の続きを。証拠を改めて読み直して事実関係の説明部分を書き直してみる。結局、まる1日かかる。今日は、早めに切り上げてジムへ行く。

 7月14日(金曜日) 朝は、労働委員会へ直行。午前中かけて打ち合わせ。午後は、いくつかの報告書を作り上げる。夕方からは、RCでの会合。私が所属するクラブでガバナーを出し、地区大会を開催するかという点での話し合いである。クラブメンバーが対応することになるが、クラブ一丸となる体制が取れるかどうかメンバーの意見が簡単にはまとまらない。議論百出である。ということで、今週はおしまい。

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2017年7月 8日 土曜日

今週の1週間(7月3日から7日)

 7月3日(月曜日)午前中は、先週の保釈の決定を待ちながら、労働委員会の決定書の原案を検討する。原案自体は事務局が、事実認定の部分などかなり詳細に検討をしているのであまり問題は無いが、それでも弁護士という立場から見て、証拠との関係やどこまで書き込むかを検討する。保釈の決定は、検察庁からの意見が午前中に出てそれからということになるが、月曜日は担当裁判官の開廷日なので、法廷があればその後の検討ということになるのでお昼頃になると思っていたが、やはり12時過ぎに連絡があり、保釈決定となる。午後1番に保釈保証金を裁判所に持って行ってもらい、午後直ぐに決定を受け取る。私は、保釈決定のを連絡を受けて安心してRCへ。戻って、相談が1件。
 その後、九弁連民事裁判連絡協議会の最後に顔だけ出して、その後の福岡高裁と九弁連との協議会に出席。協議題は2題。高裁からは、控訴審で気が付くことを何でもよいので言って欲しい、というリクエスト。高裁では各部での取り扱いが違うのでそう簡単には意見が言えない。ついつい、1回結審を前提とすると第1回弁論期日では、裁判所(特に主任裁判官)は判決書作成を意識して、初回で細かいことを聞かれる場合が多い(記録も直前に読み直している)。しかし、弁護士は、控訴理由書を作成する時点では記録をそれなりに読み込んでいるが第1回期日に際してはそれほどは読んでいない(個人的には原判決と控訴理由書と重要と思われる書証を読み返す程度で、細かな点は忘れている。特に被控訴人の場合はかなり忘れている。)。このため、裁判所から細かな点を聞かれても答えにくいので、釈明であれば、事前に連絡をいただきたい旨を要望する。この他の議論として、控訴答弁書の提出時期の実態がテーマとなる。控訴人からすると、控訴理由書を直送する相手がどこなのかが不明な場合があり、まごつくことがある(答弁書が出されていれば、そこに代理人の名前が記載されているのでそこに直送できるが、そうでないと分からない。)。他方、被控訴人の場合は、控訴理由書を見て(きちんとした)答弁書を書こうと思うので、答弁書を直ぐに出すというモチベーションが出にくいし、控訴理由書の提出が遅れる場合もあるので、答弁書の提出が遅れるということはそれなりにある。
 もう一つ、弁護士側からは、文書提出命令の抗告審での処理の実態についての質問であり、高裁からは、1年間で5件が申立てられ、平均審理期間が46日(最長が112日、最短12日)とう話だった。ただしこれは、高裁が受け付けた時点からのカウントで、地裁で記録を整理して高裁に送られるまでの期間は含くまれていないので、その期間をカウントするとやはり3ヵ月近い期間は、審理が止まることになる。件数が少ないのは、判例がほぼ固まったこと、事前に裁判所から相手方に当該文書の提出の説得作業を行っていることによるのではないかというのが裁判所の解説だった。

 7月4日(火曜日)この日は台風が上陸するということで、色々なことがキャンセルとなった。ところが台風自体の影響はほとんどなく、事務所内での色々な作業を進めることになった。
午前中は、準備書面を一つ作成。木曜日の事件での相手方から求釈明を含む書面が出されたので、それに対応する書面を期日前に出しておく必要があった。会計帳簿に係わる問題で、提出を求められるものが、どういう観点から必要なものであるかが分からなかった。その必要性についての議論が、裁判所を含めて共通の土台に基づいて議論できるかが分からなかったので、その議論の前提について事前に書面を作成して裁判所にも見てもらう必要があった。
 午後は、労働委員会での昨日の作業の続きをする。個人的な趣味で直し始めるときりがないとおもいながら、少しずつ直していく。

 7月5日(水曜日) 今日は、日弁連民事司法改革総合本部の委員会に出るため、昼前の飛行機で東京へ。台風一過の天候ではなく梅雨空を続く。そこまでは良かったが、帰りの飛行機に乗るころには、福岡県に大雨特別警戒予報(もう正確な表示は覚えていないが、数十年に一度の規模の大雨だというアナウンスだった)が出て、私の自宅の近くの地域には避難勧告が出されたことを知る。個人的には福岡空港に飛行機が到着できるのかという不安を感じたが、その点は無事に到着し、その後も自宅には何事もなく帰りつく。ただ、福岡県中部南部の被害は大きく、これがその後も続くことになる。つい先日、大きな被害を受けた地域に観光に行ったばかりだったので、その付近が水につかったり、流木が流れ込んだりして大きな被害を受けているのかと思うと胸が痛む。

 7月6日(木曜日) 我が家から事務所には特に混乱もなく行けたので、いつもの通りの事務所の開始となる。朝、打ち合わせを1件行い、その後、弁論準備が1件。火曜日に準備書面を出した事件で、やはり、会計帳簿に関する双方の考えの前提が違っていた。裁判官は4月の移動で交替したので、こちらとしても、どの程度記録を読み、事件を把握しているのか分からないし、会計的な知識をどの程度お持ちなのかもわからない。そのあたりを探る必要もあって、口頭の議論をするために事前に書面に出し、その内容について口頭での説明を行う際に裁判官がどの程度理解できたのかを確認する必要があった。共通理解を図るという点からすると、ある程度できたような気もするが、どうだろうか。
 午後は、労働委員会でのあっせん事件。2回目のあっせん期日だったが、会社に、個々の労働者の労働条件(待遇)についてあっせんを受けるつもりが無いという意思が明確だったことから、あっせん案を出すまでにも至らず、あっせんは打ち切りとなった。

 7月7日(金曜日) 午前中は、いくつかの作業をやりながら、2件の弁論に出る。午後は、月曜日に保釈になった事件での被告人質問と論告と弁論で終わる。主任弁護人がいたので、私は特に何をすることも無く終わる。
今日は、福岡地区は雨もそれほどでは無かったが、北九州地区で警報がだされるなど、梅雨前線の影響は大きい一日だった。とりあえず、今週はこれでお終い。ジムに行くことにする。

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