弁護士ブログ(日々の出来事)
2018年1月21日 日曜日
今週の1週間(1月15日から19日)
1月15日(月曜日) 午前中は、いつもと同じ月曜日だった。ただ、RCでの打ち合わせがあり、11時過ぎに事務所を出る。昼食を済ませてその後は労働委員会へ。審査事件の第1回目の調査期日(裁判で言えば初回の弁論期日)。ただ、双方から第1準備書面と書証がある程度出されているというイメージである。このため、争点の整理(双方の主張の確認と相手がそれを理解しているかの確認)と次回までに双方がやるべきこと(この点は、双方での相手方の主張を確認した上で、お互いに反論すべき部分を確認してもらい、それぞれが準備してもらう期間となる。及び、労働委員会から釈明を求められた部分についての主張と証拠の追加)を確認する。1時間を少し超える時間を要しての期日だった。新任の委員(労使及び公益委員)にとっては結構疲れる経験だったと思う。そういうことで期日が終了し、事務所に戻ったが、ほとんど何もできないまま、RCでの昨年からの引継事項につちえの打上会に出る。
1月16日(火曜日) 今日は、ほとんどやることが無く、RCの作業に時間を取られる。2020年に私の所属するクラブからガバナーをだし、かつこのクラブで地区大会を担当することになったため、2年後のことだが、時間のあるうちに資料を読み、自分なりにまとめておきたいと思い、資料よみを始めたところ、すごく時間がかかった。こういう経験はかなり前のものとなっており、色々な約束事があるはずなので(それが不文の場合がある)、資料を読み解くだけで時間を要する。そういうことで1日が結構つぶれる(無論、仕事上での事務連絡や相談は結構あったので安心して欲しい。)。調査嘱託の回答が返ってきており、それを前提とする準備書面を作成しなければならないが、中々進まない。
1月17日(水曜日) 午前中は、弁論準備が1件。2月の初めに人証調べとなり、今日で弁論準備が終了することとなる。そこで、争点確認ということになるが、単独事件で裁判官は62期なのでどういうように争点の確認をするのかが興味深かったが、メインとなる争点(要件事実)だけでなく、それを前提として、書証(遺言書)の信用性やその記載内容が解釈などの問題点について、口頭で確認をされた。その意味では詳しめの争点の確認だったと思う。
午後は、年越しの色々な連絡事項について、電話連絡するなどして結構時間が経過するのが早かった。夕方からは、労働委員会での歓送迎会があり、今日も早めに事務所を出ることとなった。
1月18日(木曜日) 今日は、一日日弁連。民事司法改革本部の関係で朝から東京へ向かう。この中での証拠収集方法の改善部会で、当事者照会制度について報告する。年末からまとめるのに結構苦労したものである。この制度は利用した人で成功体験のある人は結構利用しているようである。そもそも証拠偏在型訴訟において、それを是正し、主張と証拠収集のために利用されることを目的に立法化されたものである。照会を求められた相手方は、一定の除外事由が無い限り照会に応じる義務を負う。その際、照会を求めた側に主張立証責任があるということは除外事由にならない(そのために設けられた制度である。)。また、裁判所を介することはないため裁判所はこの点に関与しない。ただ考えてみると、当事者照会制度が証拠偏在型事件において、主張・立証を容易にするための制度であるということは、それが積極的に利用されることは、裁判所にとっても有益であり、当事者照会における除外事由は法に書かれているのであるから、裁判所がこれに積極的に関与することは裁判所にとっても有益なのではないかと思うが、どうだろうか。
1月19日(金曜日) 昨日は一日東京だったので、いなかった間に読まなければならない資料が増えており、それを読むだけで午前中は終わる。その他、長い打ち合わせがあり、午後からも結構長めの打ち合わせが続く。尋問事項の整理や反対尋問の準備などしていると時間が直ぐすぎてしまう。さらに今日は当番弁護士で1件の依頼があった。福岡市内の警察署でよかったが、接見にいくことになる。これで今週はお終いとする。
1月16日(火曜日) 今日は、ほとんどやることが無く、RCの作業に時間を取られる。2020年に私の所属するクラブからガバナーをだし、かつこのクラブで地区大会を担当することになったため、2年後のことだが、時間のあるうちに資料を読み、自分なりにまとめておきたいと思い、資料よみを始めたところ、すごく時間がかかった。こういう経験はかなり前のものとなっており、色々な約束事があるはずなので(それが不文の場合がある)、資料を読み解くだけで時間を要する。そういうことで1日が結構つぶれる(無論、仕事上での事務連絡や相談は結構あったので安心して欲しい。)。調査嘱託の回答が返ってきており、それを前提とする準備書面を作成しなければならないが、中々進まない。
1月17日(水曜日) 午前中は、弁論準備が1件。2月の初めに人証調べとなり、今日で弁論準備が終了することとなる。そこで、争点確認ということになるが、単独事件で裁判官は62期なのでどういうように争点の確認をするのかが興味深かったが、メインとなる争点(要件事実)だけでなく、それを前提として、書証(遺言書)の信用性やその記載内容が解釈などの問題点について、口頭で確認をされた。その意味では詳しめの争点の確認だったと思う。
午後は、年越しの色々な連絡事項について、電話連絡するなどして結構時間が経過するのが早かった。夕方からは、労働委員会での歓送迎会があり、今日も早めに事務所を出ることとなった。
1月18日(木曜日) 今日は、一日日弁連。民事司法改革本部の関係で朝から東京へ向かう。この中での証拠収集方法の改善部会で、当事者照会制度について報告する。年末からまとめるのに結構苦労したものである。この制度は利用した人で成功体験のある人は結構利用しているようである。そもそも証拠偏在型訴訟において、それを是正し、主張と証拠収集のために利用されることを目的に立法化されたものである。照会を求められた相手方は、一定の除外事由が無い限り照会に応じる義務を負う。その際、照会を求めた側に主張立証責任があるということは除外事由にならない(そのために設けられた制度である。)。また、裁判所を介することはないため裁判所はこの点に関与しない。ただ考えてみると、当事者照会制度が証拠偏在型事件において、主張・立証を容易にするための制度であるということは、それが積極的に利用されることは、裁判所にとっても有益であり、当事者照会における除外事由は法に書かれているのであるから、裁判所がこれに積極的に関与することは裁判所にとっても有益なのではないかと思うが、どうだろうか。
1月19日(金曜日) 昨日は一日東京だったので、いなかった間に読まなければならない資料が増えており、それを読むだけで午前中は終わる。その他、長い打ち合わせがあり、午後からも結構長めの打ち合わせが続く。尋問事項の整理や反対尋問の準備などしていると時間が直ぐすぎてしまう。さらに今日は当番弁護士で1件の依頼があった。福岡市内の警察署でよかったが、接見にいくことになる。これで今週はお終いとする。
投稿者 あさひ共同法律事務所 | 記事URL
2018年1月13日 土曜日
今週の1週間(1月9日から12日)
1月9日(火曜日) 寒い1週間になると言われていたが、やはり寒い1週間だった。今日から、2018年が実質的に始まるということで、ついつい月曜日の気持ちでいるが、じつは火曜日ということでなんとなく変な感じである。今週は、それほどやることが詰まっているわけでなく、溜まっている作業をすることにする。昨年終わったLACの報告書を書こうと思うが、書式が分からず苦労する。弁護士費用特約を使う場合、知人やその紹介ということで当事者から推薦されて保険会社との間で弁護士費用特約を使う場合は、保険会社との2者だけの契約となるが、弁護士会が入ると3者間でのやり取りとなって途端に書式が複雑になる。
夕方からは、裁判所(民事部の裁判官)との間でのプラクティス研究会に出る。このところ争点整理のやり方をテーマとしてきており、今回は釈明権行使について、「過剰」と考えられる場合と「不足」と考えられる場合を検討することとなった。
1月10日(水曜日)まだ、裁判も期日がほとんど入らず、午後に1件だけで、それまではなんとなく過ぎてしまう(当事者照会についての資料集めと必要なコピーで結構時間が掛かった。)。午後の弁論準備に出る。そろそろ移動時期に当たる裁判官の場合、4月以降の進行も考えなければならない。そうこうしているうちに、明日の天気予報で雪になりそうとういうことと、低温となるということを聞いて早く帰ることにする。このところ、破産管財人の事件が無いせいか、裁判所への毎月の報告書を書く必要がないため、結構時間的には余裕があるような感じになっている。
1月11日(木曜日) やはり寒い朝で電車が遅れた。午前中は相談が1件。結構時間がかかる。他の弁護士の訴訟活動についての意見(不満)を言われるものなので、実際にその様子を見ていない者として答えに困る場合が多い(昔は、そういう他の弁護士の対応については相談に応じないという弁護士も多かったが、弁護士同士のかばいあいと言われることもあるので、なかなかそういうわけにもいかない。)。午後は、電話会議(こちらは裁判所へ出頭)が1件。その後、労働委員会へ。新年最初の公益委員会議で、昨年からの懸案の続きもあり、2時間近い会議となった。その後、昨秋退任された公益委員と代わって選任された新任の公益委員の歓送迎会。本当にご苦労様という感じである。
1月12日(金曜日) 午前中は、労働委員会の命令に対する取消訴訟の法廷の傍聴へ(労働委員会会長である私が被告代表者なのであるが、労働委員会の内規で、会長は原則として訴訟代理人にはならないとされているので傍聴席に座ることになる。)。いつもと違う体験となる。当事者席と違うだけでも裁判に対する見方が違ってくるような気がする。
午後は相談が続く。その後、このところの寒波が続いているが、久しぶりにジムに行くことにして(寒いときはやはりあまり行きたくない)、早く事務所を出る。
夕方からは、裁判所(民事部の裁判官)との間でのプラクティス研究会に出る。このところ争点整理のやり方をテーマとしてきており、今回は釈明権行使について、「過剰」と考えられる場合と「不足」と考えられる場合を検討することとなった。
1月10日(水曜日)まだ、裁判も期日がほとんど入らず、午後に1件だけで、それまではなんとなく過ぎてしまう(当事者照会についての資料集めと必要なコピーで結構時間が掛かった。)。午後の弁論準備に出る。そろそろ移動時期に当たる裁判官の場合、4月以降の進行も考えなければならない。そうこうしているうちに、明日の天気予報で雪になりそうとういうことと、低温となるということを聞いて早く帰ることにする。このところ、破産管財人の事件が無いせいか、裁判所への毎月の報告書を書く必要がないため、結構時間的には余裕があるような感じになっている。
1月11日(木曜日) やはり寒い朝で電車が遅れた。午前中は相談が1件。結構時間がかかる。他の弁護士の訴訟活動についての意見(不満)を言われるものなので、実際にその様子を見ていない者として答えに困る場合が多い(昔は、そういう他の弁護士の対応については相談に応じないという弁護士も多かったが、弁護士同士のかばいあいと言われることもあるので、なかなかそういうわけにもいかない。)。午後は、電話会議(こちらは裁判所へ出頭)が1件。その後、労働委員会へ。新年最初の公益委員会議で、昨年からの懸案の続きもあり、2時間近い会議となった。その後、昨秋退任された公益委員と代わって選任された新任の公益委員の歓送迎会。本当にご苦労様という感じである。
1月12日(金曜日) 午前中は、労働委員会の命令に対する取消訴訟の法廷の傍聴へ(労働委員会会長である私が被告代表者なのであるが、労働委員会の内規で、会長は原則として訴訟代理人にはならないとされているので傍聴席に座ることになる。)。いつもと違う体験となる。当事者席と違うだけでも裁判に対する見方が違ってくるような気がする。
午後は相談が続く。その後、このところの寒波が続いているが、久しぶりにジムに行くことにして(寒いときはやはりあまり行きたくない)、早く事務所を出る。
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2018年1月 7日 日曜日
今週の1週間(1月5日)
新年明けましておめでとぷございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
1月5日(金曜日) 当事務所は、新年の業務を1月5日からとしたことから、今週は5日の一日だけで終わることになる。例年5日を開始日としており、いっそのこと来週火曜日(9日)から始めるというのもあるかなと思いもしたが、そうすると1月の3分の1が終わってしまうので、それはやめにした(そうなったとしても、私は4日か5日んは事務所に来ていたと思うので、あまり変わらない。)。
4日は事務所に出なかったので、5日の午前中は、年賀状の整理などで終わってしまう。それに12月20日頃判決になった事件で控訴されたのかどうかの確認作業中があった。午後に2件ほどの打ち合わせを入れていたこともあって、午後からはいつもの日と変わらないようになってしまった。ただ来週に期日が入っている事件での相手方からの書面が来ていないので、困ったなとは思う(相手の書面待ちなので、結局、来週の期日は無駄になるのかと思う。)。いくつか書面書きもあるが、今日やらなくとも良いかと思い、昨年から続きの当事者照会についてのペーパーに手を入れる(自分では、うまく利用しようという気持ちになるような事件に当たっていないが、積極的に使おうと思えば、使える事件(場面)は結構ありそうに思う。ただ、相手からの回答が無い場合に、裁判の場をどのように利用して裁判所を通じてそれを出させるようにするのか、そこの工夫を考える必要があるのと、そのために裁判所をこちら側に引き込むには何が必要かを考える必要がある。一つは当事者照会についての裁判所の正確な理解(証明責任の所在とは無関係であることなど)が、不可欠であろう。
とりあえず、来週からきちんとやろう。
1月5日(金曜日) 当事務所は、新年の業務を1月5日からとしたことから、今週は5日の一日だけで終わることになる。例年5日を開始日としており、いっそのこと来週火曜日(9日)から始めるというのもあるかなと思いもしたが、そうすると1月の3分の1が終わってしまうので、それはやめにした(そうなったとしても、私は4日か5日んは事務所に来ていたと思うので、あまり変わらない。)。
4日は事務所に出なかったので、5日の午前中は、年賀状の整理などで終わってしまう。それに12月20日頃判決になった事件で控訴されたのかどうかの確認作業中があった。午後に2件ほどの打ち合わせを入れていたこともあって、午後からはいつもの日と変わらないようになってしまった。ただ来週に期日が入っている事件での相手方からの書面が来ていないので、困ったなとは思う(相手の書面待ちなので、結局、来週の期日は無駄になるのかと思う。)。いくつか書面書きもあるが、今日やらなくとも良いかと思い、昨年から続きの当事者照会についてのペーパーに手を入れる(自分では、うまく利用しようという気持ちになるような事件に当たっていないが、積極的に使おうと思えば、使える事件(場面)は結構ありそうに思う。ただ、相手からの回答が無い場合に、裁判の場をどのように利用して裁判所を通じてそれを出させるようにするのか、そこの工夫を考える必要があるのと、そのために裁判所をこちら側に引き込むには何が必要かを考える必要がある。一つは当事者照会についての裁判所の正確な理解(証明責任の所在とは無関係であることなど)が、不可欠であろう。
とりあえず、来週からきちんとやろう。
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2017年12月29日 金曜日
今週の1週間(12月25日から28日)
12月25日(月曜日) 今年もいよいよ最後の週になってしまった。今日はクリスマスだが、いつもと同じ月曜日となる。いくつかの連絡のあったところに返信などしていると終わてしまう。今日は、25日で年末までまだ1週間あることになっているが、実際は、うちの事務所も28日の木曜日までなので、今日を含めて4日しかない。そして、新年は、「成人の日」があって、実際に始まるのは、9日(火曜日)になってしまう。そうすると、10日頃に期日が入っている裁判では、その1週間前までの書面提出というものは年内28日までに出しておく必要がある(受け取る方も、新年もなって事務所に出てきたら、書面がたくさん来ているということでは困る。)。
そうは思いながら、そんなには計画的にできない(それに寒いので、頭が働かない。)。
夕方からは、RCのクリスマス会。家族も参加してものなので、クリスマスらしいクリスマスとなった。
12月26日(火曜日) 今週は寒いと聞いていたが、昨日に続いてやはり本当に寒い。年末になんとか処理をしなければいけない事件は多くない。昨日書いたように、来年に期日の入っている事件などの記録を読むだけでは行けないのだが、なかなか進まない。午後は、まじめに相談を2件。その後は、事務所を早く出てジムへ行く。
12月27日(水曜日) 明日までに出さないといけない書面の存在に気が付く(1月11日が期日の書面)。あわてて、書面の作成に取り掛かる。念のために言えば、作成しなければいけないということは認識していたが、少し気になる点があったので、その点をはっきりさせてから書面を書こうと思っていて後回しになっていたものだった。結局、この日は、その点を割り切って書くことにしたため、サクサク書けたということである。
実は、もう一つやらないといけない業務、日弁連での民事司法改革総合推進本部の証拠収集部会での当事者照会制度についてのレポートをまとめるという作業があり、その資料を読み込マなければいけない。当事者照会の上手な利用のやり方を考えなければならない。当事者照会をされた相手は、原則として回答義務がある。そして、照会事項は、立証責任の有無とは関係が無いとされている。つまり、証拠が偏在する事件で、損害賠償などを請求したい者に主張立証責任があるとしても、相手に対して当事者照会をして事実(「情報」の意味であり、当然に証拠方法の提出を求めることができるわけではない。)の開示を求めることができる。照会事項は、具体的でなければならないなどの条件はあるが、照会事項を詳細かつ具体的にすることで、弁護士代理人を通じての陳述録取ということも可能なのではないかと思うが、どうだろうか。
そういうことで、今日は終わる。
12月28日(木曜日) 今日で、今年は終わって、明日からはお休み。私は、昨日からの続きで、当事者照会の活用方法について、もう少し考えてみる。裁判所を通すことなく照会ができるという点をどのように利用するのか(相手が拒否した場合は、同じ事項について裁判所に対する求釈明の申立てを行う)、いくつか工夫をすることは可能であろう。お正月休みの間でもう少し考えてみたい。
そういうことで、今年は終わることになった。
皆さんも良い深新年をお迎えください。
そうは思いながら、そんなには計画的にできない(それに寒いので、頭が働かない。)。
夕方からは、RCのクリスマス会。家族も参加してものなので、クリスマスらしいクリスマスとなった。
12月26日(火曜日) 今週は寒いと聞いていたが、昨日に続いてやはり本当に寒い。年末になんとか処理をしなければいけない事件は多くない。昨日書いたように、来年に期日の入っている事件などの記録を読むだけでは行けないのだが、なかなか進まない。午後は、まじめに相談を2件。その後は、事務所を早く出てジムへ行く。
12月27日(水曜日) 明日までに出さないといけない書面の存在に気が付く(1月11日が期日の書面)。あわてて、書面の作成に取り掛かる。念のために言えば、作成しなければいけないということは認識していたが、少し気になる点があったので、その点をはっきりさせてから書面を書こうと思っていて後回しになっていたものだった。結局、この日は、その点を割り切って書くことにしたため、サクサク書けたということである。
実は、もう一つやらないといけない業務、日弁連での民事司法改革総合推進本部の証拠収集部会での当事者照会制度についてのレポートをまとめるという作業があり、その資料を読み込マなければいけない。当事者照会の上手な利用のやり方を考えなければならない。当事者照会をされた相手は、原則として回答義務がある。そして、照会事項は、立証責任の有無とは関係が無いとされている。つまり、証拠が偏在する事件で、損害賠償などを請求したい者に主張立証責任があるとしても、相手に対して当事者照会をして事実(「情報」の意味であり、当然に証拠方法の提出を求めることができるわけではない。)の開示を求めることができる。照会事項は、具体的でなければならないなどの条件はあるが、照会事項を詳細かつ具体的にすることで、弁護士代理人を通じての陳述録取ということも可能なのではないかと思うが、どうだろうか。
そういうことで、今日は終わる。
12月28日(木曜日) 今日で、今年は終わって、明日からはお休み。私は、昨日からの続きで、当事者照会の活用方法について、もう少し考えてみる。裁判所を通すことなく照会ができるという点をどのように利用するのか(相手が拒否した場合は、同じ事項について裁判所に対する求釈明の申立てを行う)、いくつか工夫をすることは可能であろう。お正月休みの間でもう少し考えてみたい。
そういうことで、今年は終わることになった。
皆さんも良い深新年をお迎えください。
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2017年12月24日 日曜日
今週の1週間(12月18日から22日)
12月18日(月曜日) 12月も2週間を切ってしまった。新たに始めることはそれほど多くなく、溜まっている作業を年内にやるという期間になっている(年賀状を書くといった作業は今からになる。)。午前中は、やはりメールを見てファクシミリを見ての作業となる。昼はRCへ。その後、RCの関係での作業を少しする。事務所に戻って少しきちんとした打ち合わせが1件。終わって内容証明書を1通。やはり作成には2時間コースとなる。その他に準備書面を書き始める。
12月19日(火曜日) 午前中は昨日の続きの準備書面を書く。少し新しい主張をしなければならないので大変である(事実関係での新主張ではなく、過失相殺の適用に関する主張なので、他の過失相殺の事例との関係で、どのパターンと比較するかという問題が出てきていて結構難しい。)。あんまり進まないうちに午前中が終わる。午後は、労働委員会へ。中労委事務局長が福岡に来られて実情調査も含めて1時間ほどの会合となる。私には初めての機会であり、普段考えていたことをいくつかお話しする。
その後、事務所に戻ると、高裁の事件でこちらが調査嘱託を申立てた事件で相手から嘱託事項についての4枚ほどの書面での意見が出されていた。次回の期日が1月24日なので、嘱託への回答期間を考えると、裁判所が調査嘱託を決定するまでの時間があまりない(裁判所も嘱託については、決定を出す予定であり、嘱託事項の書き方への意見である。)。嘱託事項の内容とその書き方について、双方の意見が一致しない事件なので、相手からの意見書にはきちんした反論の意見書を提出する必要がある。明日が東京なので、今日中にこちらからの意見を書いてしまいたい。最初は、長くなりそうだったが、それほど長いものにはならなかった(アメリカの小説などでは、翌日の期日までに書き上げるということで、主人公が判例集を首っ引きで調べて、徹夜して書き上げて提出するという場面がよくあるが、日本ではそれほどでもない。裁判員裁判での弁論要旨(口頭で裁判員に話しかける内容を書く)ということはある。)。
3枚程度にまとめて明日提出することにする。ということで、今日はおしまい。ジムに行く時間があった。
12月20日(水曜日) 昨日書いた書面(意見書)を読み直して、今日提出してもらうことにする。11時の飛行機で東京へ。日弁連の迅速化委員会。裁判の迅速化という課題について対応する委員会。最高裁に設けられている迅速化検討委員会では、実情調査ということで、民事、家事について、各地の裁判所、弁護士会からの実情(聞き取り)調査を行っており、来年からはこれに刑事も加わるということである。裁判員裁判での迅速化(公判前準備手続きの長期化が目立っていると思う。)は、不可欠ではないかと思うが、それは運用の問題というより、制度的な問題ではないかと思う。そういう議論をして今日は終わる。
12月21日(木曜日) 午前中は、昨日ほとんど事務所にいなかったので、その後片付けで終わる(判決が1件来ていた。予想通りだったが、結果の連絡などで、時間がかかる。)。
それと、高裁から、求意見として、調査嘱託の件で双方の意見が出たことを前提として裁判所が調査嘱託事項を纏めたという書面が送られていた。特に意見も無いということを伝えたところ、午後には、裁判所からその内容で嘱託先に調査嘱託した旨の連絡があった。嘱託先が役所だということもあって、裁判所も嘱託を急いだようである(嘱託先からの回答を受けて、それに基づく準備書面を作成する必要があるので、1月24日の次回期日を前提とすると、1月15日までには回答が欲しい。)。午前中は、弁論準備(和解)が1件。無事に和解が成立。
午後は、準備書面の続きに取り掛かるが、集中して書くまでにはいかない。その後、打ち合わせが1件。まじめにやって、その後は、準備書面の続きに移る。
12月22日(金曜日) 午前中は、打ち合わせが1件。昨日の打ち合わせに基づき、陳述書の記載を書き直す。当然だが、尋問予定者の陳述書なので表現を含めて神経を使う。40年前の事実関係もあるので、イメージがやはり分かりにくいというより、きちんと伝わるような内容になっているのかが分からない。
午後は、労働委員会。今年最後の公益委員会議と総会となる。公益委員会議は予定の1時間で終わらず、来年への積み残しが出た。総会も1時間みっちりやる。会議としては。いずれもきっちりやっていると思っているが、どうだろうか。週末はクリスマスイブ。本当にはやいものだと思う。年賀状は25日に出せればよいなと思う。
12月19日(火曜日) 午前中は昨日の続きの準備書面を書く。少し新しい主張をしなければならないので大変である(事実関係での新主張ではなく、過失相殺の適用に関する主張なので、他の過失相殺の事例との関係で、どのパターンと比較するかという問題が出てきていて結構難しい。)。あんまり進まないうちに午前中が終わる。午後は、労働委員会へ。中労委事務局長が福岡に来られて実情調査も含めて1時間ほどの会合となる。私には初めての機会であり、普段考えていたことをいくつかお話しする。
その後、事務所に戻ると、高裁の事件でこちらが調査嘱託を申立てた事件で相手から嘱託事項についての4枚ほどの書面での意見が出されていた。次回の期日が1月24日なので、嘱託への回答期間を考えると、裁判所が調査嘱託を決定するまでの時間があまりない(裁判所も嘱託については、決定を出す予定であり、嘱託事項の書き方への意見である。)。嘱託事項の内容とその書き方について、双方の意見が一致しない事件なので、相手からの意見書にはきちんした反論の意見書を提出する必要がある。明日が東京なので、今日中にこちらからの意見を書いてしまいたい。最初は、長くなりそうだったが、それほど長いものにはならなかった(アメリカの小説などでは、翌日の期日までに書き上げるということで、主人公が判例集を首っ引きで調べて、徹夜して書き上げて提出するという場面がよくあるが、日本ではそれほどでもない。裁判員裁判での弁論要旨(口頭で裁判員に話しかける内容を書く)ということはある。)。
3枚程度にまとめて明日提出することにする。ということで、今日はおしまい。ジムに行く時間があった。
12月20日(水曜日) 昨日書いた書面(意見書)を読み直して、今日提出してもらうことにする。11時の飛行機で東京へ。日弁連の迅速化委員会。裁判の迅速化という課題について対応する委員会。最高裁に設けられている迅速化検討委員会では、実情調査ということで、民事、家事について、各地の裁判所、弁護士会からの実情(聞き取り)調査を行っており、来年からはこれに刑事も加わるということである。裁判員裁判での迅速化(公判前準備手続きの長期化が目立っていると思う。)は、不可欠ではないかと思うが、それは運用の問題というより、制度的な問題ではないかと思う。そういう議論をして今日は終わる。
12月21日(木曜日) 午前中は、昨日ほとんど事務所にいなかったので、その後片付けで終わる(判決が1件来ていた。予想通りだったが、結果の連絡などで、時間がかかる。)。
それと、高裁から、求意見として、調査嘱託の件で双方の意見が出たことを前提として裁判所が調査嘱託事項を纏めたという書面が送られていた。特に意見も無いということを伝えたところ、午後には、裁判所からその内容で嘱託先に調査嘱託した旨の連絡があった。嘱託先が役所だということもあって、裁判所も嘱託を急いだようである(嘱託先からの回答を受けて、それに基づく準備書面を作成する必要があるので、1月24日の次回期日を前提とすると、1月15日までには回答が欲しい。)。午前中は、弁論準備(和解)が1件。無事に和解が成立。
午後は、準備書面の続きに取り掛かるが、集中して書くまでにはいかない。その後、打ち合わせが1件。まじめにやって、その後は、準備書面の続きに移る。
12月22日(金曜日) 午前中は、打ち合わせが1件。昨日の打ち合わせに基づき、陳述書の記載を書き直す。当然だが、尋問予定者の陳述書なので表現を含めて神経を使う。40年前の事実関係もあるので、イメージがやはり分かりにくいというより、きちんと伝わるような内容になっているのかが分からない。
午後は、労働委員会。今年最後の公益委員会議と総会となる。公益委員会議は予定の1時間で終わらず、来年への積み残しが出た。総会も1時間みっちりやる。会議としては。いずれもきっちりやっていると思っているが、どうだろうか。週末はクリスマスイブ。本当にはやいものだと思う。年賀状は25日に出せればよいなと思う。
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