弁護士ブログ(日々の出来事)

2020年4月 4日 土曜日

今週の1週間(3月9日から13日)

 3月9日(月曜日)午前中は、10時から日弁連のIT化WG(IT化に関するワ-キンググループ)の会議。先週からほぼ3日続けての会議。スカイプでの参加になる。いつものことだが2時間の会議でも結構疲れる。むろん、事務所からなので、コーヒーは飲み放題だが、やはりに聴くことに集中するのは難しい。とは言っても私は一般の委員として参加するだけだ、正副委員長は、結果をまとめて、日弁連理事会で議論してもらう必要があるため、成文化の作業が大変だと思う。
 昼のロータリーはなくなり(新型コロナウイルスの危険から会食がなくなった。)、その後の地区大会への実行委員会へ。実行委員会では、4月11日、12日の地区大会の取りやめが決まる。なあ、仕方がないといったところか。今後は、キャンセル料などの話し合いになる。結構大変かと思う。午後は相談が1件で終わる。現時点では、新型コロナの影響がどのくらいなのかが分からない。
 
 3月10日(火曜日) 午前中は打ち合わせ。午後は、弁護士会で冊子委員会。福岡県弁護士会の平成期の記念誌のイメージで、ての私が途中さぼっていたこともあるが、弁護士会館では始めての打ち合わせとなる。私の担当以外の法曹人口問題などについての流れ等俯瞰すると大きな流れがあったことが思い出される。本来は、自分の担当する民事裁判の部門が終わったら、裁判所との民事裁判のプラクティス研究会があるので、そちらに行く予定だった(その後は3月末の裁判官の移動のもあるので懇親会が予定されていた)が、新型コロナウイルスの影響で流れた(研究会が流れたので、懇親会も流れたというのが正確な説明である。)。この結果、冊子委員会に2時間以上付き合ったことになり、それでこの日はおしまいになった。この日、ジムに行ったが、来ている人がだいぶ少なくなったように感じる。
 
 3月11日(水曜日) 午前中、2件の法廷があるので、弁護士会に寄って、日弁連会長選挙の投票に行く。決選投票だった。どちらに投票したのかは明らかにはしない。結果は、仙台弁護士会からの初めての会長ということになった。新型コロナウイルスの影響もあって、事務引き継ぎなどこれから大変かと思う。午後は、事務所でまじめに作業をする。確定申告の締め切りが遅くなったので、その分の作業がなくて助かる。

 3月12日(木曜日) 今日は、建築訴訟の相談を受けることになったことから、その作業を始めることになる。木造住宅の事件であり、やはり、瑕疵の問題が出てくる。木造の建物のため、やはり、専門用語が少し違うし、ビルの場合とは違って設計図自体の枚数が少なく、指示内容の記録がどれだけ正確に残っているのか怪しいところがある。
 それに、大工さんの腕の良し悪しが出てきた場合に、どの程度ならやむを得ないのか、よくわからない。
 
 3月13日(金曜日)今日は、当初は日弁連の民事裁判委員会に出る予定だったが、新型コロナウイルスの関係もあり、急遽事務所からのスカイプによる参加に切り替えた(もう一つは、日弁連ITWGの担当部分の整理作業という問題もあった。)。IT化のためのペーパー作りが結構大変で、単位会化からの意見を読み直すという作業も並行して行うことになった。
  今日は、13日ということで、忘れそうになったホワイトデー(そういえば、こういう言い方は平成の途中までの言い方で、もう死語になっていると思う。)も忘れずに、処理して今週は終わる。

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2020年3月 9日 月曜日

今週の1週間(3月2日から6日)

 3月2日(月曜日)新型コロナウイルスの関係で、ロータリーの例会は中止(昼食会でもあるので、中止なのはやむを得ない。)。午前中は、日弁連IT化WGの意見書検討チームの会合(スカイプで参加の予定だったが、不都合が生じて参加できず)。商事法務研究会でのIT化検討会の意見書に対する日弁連の意見書についての執行部案に対する全国の単位会や日弁連の関連委員会から意見が送られてきたため、その検討会である。さらに、5日、9日にも会合が予定されている。
 午後は、4月11日、12日に予定されているロータリーの当地区での地区大会を予定通り行うかどうかの打ち合わせ。1000人程度の参加が予定されている大会であり、先週から色々な会合が中止になっていることもあり、すんなり中止という方向での検討となる。そうなると、今までの準備が全く無駄になるだけでは無く、取りやめの方向での作業にどういうものがあるかなどの検討を始めることになる。そういう作業をやることで今日はおしまい。

 3月3日(火曜日)午前中は、打ち合わせが1件。午後からは、九弁連の各県からの参加者による民事裁判の連絡協議会。それが終わって、福岡高裁との協議会。高裁との協議会では、裁判官から地裁の記録(尋問調書)を見ると、主尋問での誘導尋問の例が多いが、弁護士は異議を出さないのか、という質問があった。確かに異議を出さない場合が多い。その理由は何かという点だが、通常の事件で、陳述書が事前に出されており、集中証拠調期日の場合を前提とすると、弁護士には、誘導尋問に基づく証言は信用性が低いのであるから、そのような尋問に基づく証言は最終的に証明力がゼロになってしまうはずなので、ことさらに異議を出す必要がない、また、誘導の内容が陳述書の記載内容に従っているなら、もともと予想の範囲内なので、反対尋問の際にその点を指摘すればよい、といいう感覚があると思う。他方、裁判官には異議が出されなければ、そこで終わってしまい、信用力は、他の証拠との関係で信用できるかどうかが判断されるものであって、誘導尋問による証言であるかどうかで、信用性が大きく違ってくるものではない、と考えているようである(創造なので違っているかもしれない。)。
 そういえば、今日は桃の節句だったと気が付く。
 
 3月4日(水曜日)午前中は、打ち合わせが1件。午後は、ロータリーの事務局で月曜日の地区大会の中止によって影響を受ける事項についての整理の会合。やはり、検討すべき事柄がたくさんあることが分かる。事務所に戻って、月曜日以降のIT化WGでの検討のための資料読みに入る。提出期限が過ぎたばかりなので、多くの単位会や委員会からの意見が提出されるので、読むほうも大変である。とても、これらを纏めて表にするまでには至らない。

 3月5日(木曜日)午前中は、日弁連のIT化WGへスカイプで参加する。新しいパソコンなので、機器的には問題がないが、やはり2時間以上、スカイプで参加というのは結構苦しい。会議の音はそのまま拾っているので、他の作業をする余裕はない。やはり発言もしにくいところがあり、1時間30分というのは、結構苦しい。9日午前中の次回の会合までに、当初の日弁連の意見書に加えるところがあれば加えてほしい、ということになった。考えてみると、日弁連の意見書は、IT化検討会の報告書意見に対する意見にとどまり、いよいよ議論の場は法制審に移ろうとしている今、弁護士会外部と法制審に対する意見表明とする必要があるように思う。そういう観点から日弁連の意見書の内容は書き換える必要があるように思うが、それは新執行部に任されていることであり、我々が行える範囲を超えているように思う。
午後は、いくつかの作業をして、打ち合わせを入れて終わる。

 3月6日(金曜日)午前中は、来週9日の日弁連IT化WGの会議での準備。午後は、建築瑕疵の事件の相談。素人にはやはり分かりにくい。2時間以上の時間をかけた説明を受けるが、もう一度記録を読み直すと疑問(というより分からない点)が次々と浮かんでくる。昨日から考えているところ(結局、個人の責任で、意見書を相当に書き直すことに決める。)は、週末にゆっくり書き直すことにして、今日はスポーツクラブへ行く。新型コロナウイルスの関係で、どうなるのかと思ったが、一応、営業は継続している(空いているので、接触はないかもしれない。)。ただ来週はどうなるのかわからない。

 


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2020年2月29日 土曜日

今週の1週間(2月25日から28日)

 2月25日(火曜日)3連休明けの火曜日。午前中は週の初めの月曜日で変わらず、電話連絡その他の作業で終わる。午後は、福岡県弁護士会の会史のための打ち合わせ。平成期の民事訴訟の実務について、どのように書いていくのか、大まかな方向を打ち合わせる。3万字も何を書くのかという話なのだが、何となく書けそうな気持ちになってきた。その後、慰謝料請求事件の訴状を書き始める。ロースクール生に訴状の起案をお願いする事件なのだが、ロースクール生が書き上げたときに、こちらの回答案(訴状案)を示してあげる必要があるので、そのための起案となる。ただ、慰謝料発生のためには相手の違法性を示す具体的事実とその前提となる違法性の基準をどうするのかを考えてもらう必要がある。

 2月26日(水曜日)午前中は弁論準備が1件。年度末の裁判官の移動を前提に、和解が成立するのか、新しい裁判官の下での人証調べの実施になるのかを決める微妙な段階になる。3月中の和解成立とするとこの時期が最終的な決断時期となる。ロースクール生も許可を得て傍聴。和解条件として、支払いが長期になるので抵当権の設定が問題となるが、仮に抵当権の設定を相手が守らなかった場合に和解条項に基づき抵当権設定ができるかどうかについての理論的な問題を考えてもらう。金銭の支払ではなく、意思表示に代わる裁判の強制執行という問題である。民事執行と言えば、新しい金融法務事情(2132号)に、東京地裁民事執行センターによる新しく設けられた「第三者からの情報手続の運用イメージ」という書式を含めると30頁近い記事が記載されていた。

 2月27日(木曜日)今日は、日弁連の日(民事裁判員会)。8時の飛行機で羽田に向かい、11時から5時までの委員会になる。午前中は、証拠収集手段の拡充についての議論。近い将来でのいくつかの民事訴訟法改正を見込んだ議論になるための議論。午後からは、全体委員会。やはり裁判のIT化に向けて日弁連がこの時期に対外的に発表する意見書について、執行部が作成した意見書原案に対し、この問題に関係する委員会に意見照会がされたことから、それに対応する意見書を提出するというものである。この照会は、日弁連の関連委員会と各弁護士会に照会されており、その返事が間もなく返ってくる。相当に様々な意見が寄せられると予想される。私は、返ってきた各意見書を取りまとめるチームの一員でもあるので、取りまとめ方も含めて、3月初めはこれに追われそうである(結構取りまとめに苦労する項目が振るれている。)。
 新型コロナウイルスで、不要不急の会議が中止になっているのだろうか、行きの福岡羽田便、帰りの羽田福岡便ともに、月末の前日というのに、結構空席があった(というより半分も乗っていなかったと思う。)。夕方には公立小中高校の3月中旬までの休校の要請がされたが、本当に、人の往来が増えることが経済を活性化するという意味が分かったような気がする(人の往来がなくなると、気分も沈むし、航空会社のように売上げの減少に直結する。)。

 2月28日(金曜日)昨日の学校の休校の発表を受けてか、3月中旬までの色々な会合が中止になったようである。ロータリーの例会は、昼食付であるが、3月2日、9日が中止(休会)になった。そのほかにも、いくつかの会合が中止になった。こういう時は、まるでご時勢だから、というような感じであり、そこまで必要があるのか、という疑問がわく。肺炎は高齢者などにとっては、生命に危険を及ぼす危険なものであるから、高齢者や何らかの基礎疾患のある人が人との接触を避けるというのは、合理的であるが(高齢の会員が多く食事の提供を伴うロータリーの例会を中止にするのは、その意味で理解できないことではない。会員には例会に出席義務がある以上、自ら危険と考える会員の出席義務を免除するというやり方もあると思うが、その当否は考えないことにする。)、線引きは難しい。
 実際に、私は明日(29日)には、小倉のホテルでの200人以上が集まる会合に行き、4月11日から始める地区大会への参加要請に行かなければならない。こちらは、懇親会も予定されているが(私は欠席)、さて運営はどうするのであろうか。
 そういうことで、新型コロナウイルスで、今週は終わり、来週もその話で持ち切りとなろう。

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2020年2月22日 土曜日

今週の1週間(2月17日から21日)

 2月17日(月曜日) 今日から1週間九大ロースクールのエクスターン生が来る。いつもの月曜日の作業をして、午前中は相談が1件。相続に関する問題だが、1時間半くらいかかる。昼はロータリーへ行き、終了後にいよいよ6週間後に迫ってきた地区大会の打ち合わせ。事務所に戻っての打ち合わせが1件(ロー生に書いてもらえそうな書面ができて少しうれしい。)。今週の前半は寒いということで早めに事務所を出る。

 2月18日(火曜日)今日は当番弁護士なので、少しだけその準備をする(心構えだが。ただし、ロー生は連れていけない。)。午前中は、少し作業をして、午後は相談が1件。その後、書面による電話会議(双方とも電話)。これは非公開なので、ロー生も一緒に参加できない(一応裁判所に可能かを尋ねたが、非公開なので遠慮してほしいといわれる)。当番弁護士の方も結局、夕方まで連絡がなく、終わってしまう。

 2月19日(水曜日)今日は、日弁連のIT化WG会議で東京へ。商事法務研究会でのIT化等検討会の報告書に対する日弁連としての意見書の作成のために、各単位会と関連委員会に意見書を求めており、単位会や委員会からそろそろ、意見書が出されてくるため、それをIT化WGとしてどのように取りまとめるか、というテーマでの打ち合わせ。まだ東京、大阪などの大規模単位会からの意見は提出されていないが、これから、2週間程度でそれが返ってくることを考えると、取りまとめに気を使いそうで、結構頭がいたい(今日の担当分けで「特別の訴訟手続」が割り振られたが、意見が色々な観点から出てきそうで、大変である。)。

 2月20日(木曜日) 午前中は事務所で。少し作業をする。午後は結局、みっちりロータリーの地区大会実行委員会。5時に事務所に戻り、少し作業をして、その後ロー生の事務所での歓迎会。少し、ロー生に偉そうなことをしゃべてしまう。あと一日なので、何をしてもらうか、改めて考えなければならない。

 2月21日(金曜日) 昨日のロータリーの実行委員会で決まったことを前提に、少しこれまでの分を見直す。結局、受付のやり方など変更相当に大きかったので、関連する箇所の見直しも多いことがわかる。私は50頁ほどの大会冊子の作成担当なのだが、校正完了の時期を考えると、いまから1月以内に完成させる必要がある。ところが、物故者や表彰対象者の資料がまだ整理されていないなどの問題があり、かなり頭の痛い状態になっている。そもそも新型コロナウイルスの関係で、4月11日、12日という時期に大会が開けるのかどうかも少し心配になってきている。などと考えていたら今週が終わってしまう。結局ロー生には、訴状の起案をしてもらうということで、終わった。

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2020年2月15日 土曜日

今週の1週間(2月10日から14日)

 2月10日(月曜日)午前中はいつもの月曜日で終わる。昼は少し早めにロータリーへ行き、地区大会の関係での打ち合わせ。3月6日に福岡で予定されていた1000人以上を集めての日本と台湾のロータリーの交流会が秋に延期になったことを知らされる(新型コロナウイルス感染症の影響ということである。)。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の船内での感染の話もあるのは知っているが、正直なところ、九州では感染例がないので、そこまで心配しなくても、とは思うが、比較的高齢者の多いロータリーで、1000人以上が集まって会食をすれば、そこに感染者がいた場合には、いわゆる濃厚接触になる可能性は高いし、肺炎の症状が出た場合に、参加者の中に高血圧などの持病のある人が多いと思われるので、心配するのもある意味では当然かと思う。
 その後は、事務所に戻り、いくつかの作業をして今日はおしまい。

 2月12日(水曜日)午前中は打ち合わせが1件。昼は月曜日に葬儀があったが行けなかった知人のところにお悔やみに行き、その後はロータリーの事務局で地区大会の関係での作業をする。大会冊子に掲載する関係での地区内61クラブからの送られてきた永年表彰の対象者と昨年の物故者のリストを作成する作業である。本来事務局でやるべき作業なのだが、間違いがあってはいけない作業にもかかわらず、ほとんどできていないことが分かっていたので、自分でやることにする。予想していたが、各クラブから送られてきたメールやファクシミリなどのファイリング自体ができているが、順番がばらばらで、結局それを綴じ直すいう作業から始めることになる。もっとも、事務局には、私がいた3時間の間にも次々に色々な電話が架かってきており、その対応に追われて他の作業をやる時間がない。電話対応もしたことから、3時間掛けて、ようやく綴じ直しと必要なもののコピーを取ることが終わる。その後事務所に戻り、いくつかの作業をする。

 2月13日(木曜日) 午前中は2時間をかけて、ロータリーの事務局で昨日の続きをする。一応、この時点での永年表彰と物故者のリストの元帳の作成まで進み、次は、未提出の4クラブに対して、対象者がいないという趣旨なのかどうかの確認を取るという作業に入る(昨日は、事務局が一人しかおらず、その確認ができなかった。)。ところがこういう日に限って、対象の4クラブの事務局が電話に出ないということで全く進まずに終わる。次に、冊子に掲載する記事(地区の委員長やガバナー補佐計22名)の到着の有無と添付されている写真が本人のものに間違いがないかを確認する。この作業は、対象者の顔を覚えていないと難しいが、こちらは私が会った人については何となく分かる。しかし、物故者は生前に会ったことがない方ばかりなので、写真に間違いがないかの確認が難しい(永年表彰者も同じである。)。
 午後からは、事務所で作業。

 2月14日(金曜日) 今日も昨日と同じく4月並みの暖かさ。朝には雨も止んで、日中はとても春らしくなった。
午前中は、日弁連の民事司法改革推進本部の日弁連執行部のIT化についての意見書に対する意見書を書き直す。その過程で、各地の弁護士会からの意見書が出されており、それを読む。詳細なものからそうでもないものまであり、意見の対象である執行部案がどの程度の覚悟の下で作成されたものかどうかはっきりしないことから、それだけに批判はしやすいものではあるが、本当に色々な意見が出されている。
 今日は、バレンタイン・デイ。事務所の女性からは例年のように義理チョコを貰い、少し安心する。ということで今週はおしまい。
 


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