弁護士ブログ(日々の出来事)

2020年6月27日 土曜日

今週の1週間(6月22日から26日)

 6月22日(月曜日) 10時から日弁連のITWGの会議(ZooM会議)。先週金曜日の法制審(第1回目)に出席した委員からの報告を聞くという内容である。我々が持っているイメージがどの程度共有される法制審の部会なのかどうか、を始めて知る機会となる。日弁連からは、委員、幹事以外にメモ取り担当者2名が出席し、先週末には、その報告がアップされていたが、実際の雰囲気がどういうものなのかは、直接聞いてみないと分からない。予想通り、日弁連からすると、少し、IT化当然を前提した議論に傾きすぎているところからのスタートのように感じる。そもそも、システム自体がどういうものなのかが分からない(法制審ではその点は議論されないようである。)ので、それが分からないと先の議論はできないように思う。
 その後、昼はロータリーだったが、夕方まで、地区大会の会計等の閉め方についての協議。結構時間が掛る。終わって事務所に戻ったら、当番弁護士(被疑者国選)の要請があった。自宅に帰る方向の警察署だったので、接見に向かう。

 6月23日(火曜日) 今日は、比較的余裕がある。昨日の接見の様子を家族に伝えるなどの作業をして、後は、会史の修正作業に入る。3万字への書き直しの前に13万字の方の補充訂正作業に入る。家事事件については、司法統計を参考にさせてもらったが、統計を見てもよく分からないところが多い。それに家事事件手続法もそれまでの家事審判手続法から大きく変わったということは知っていたが、細かいところでは違うところまでは知らなかった。司法統計と併せて読んでみると、思ったより事件数の多いものとそうでもないものがはっきりしていることが分かる。きっと、しばらくするとなんとなくそういう感じだったなと思う程度までに忘れているとは思いながら、結構勉強になった。少なくとも、当事者対立型の類型(別表第二事件)や人事訴訟事件は、職権探知主義であって弁論主義ではないなどという単純な議論は全く通じないということを改めて確認させられた。もちろん、遺産分割などでは実際には弁論主義の運用しかされていないし、そのことについて特に気にもしていなかった。などということを改めて感じることができた。今日は、ジムに行くことにする。

 6月24日(水曜日)今週末に、事務所の内壁の修理が入ることになり、その関係で、既済記録の整理を行う必要が生じている。既済記録をどう整理するかは結構難しい問題で、できるだけ不要と思われるものは処分したい。一応、国選の刑事事件は、それが確定した時点で、謄写した供述調書は廃棄するようにしている。民事件は、基本的には委任関係があるので、全部取っているが、今後は10年が経過した事件については和解調書や相手方の連絡先などを除いて処分することも考えている。面倒なのは破産管財事件で記録も厚いし、10年以上が経過しているなら債権届なども不要かなどと思っている。今後の裁判のIT化が進むと、記録の整理の仕方もだいぶ変わってくるように思う。
 夜、接見に行き、そのまま自宅へ帰る。

 6月25日(木曜日) 日弁連のITWGでは、最高裁が考えている事件管理システムがどのようなものかが議論されている(日弁連が関与するところではないので、多少イメージを膨らませるといったものだが、予算に直接、影響を与えるものなので、どのような制度設計のもとで検討が行われるのかについては、最高裁と日弁連との協議などで情報を得る必要があると思う。)。
 そして、この辺りになると、そういうことに疎い者からすると、よく分からない(当然、データ保護の問題が出てくるので、管理の方法などが問題となるが、問題となることはなんとなく分かっても、その解決策をどのような設計思想に基づいて行うべきかは、はっきり言って分からない(特に、現時点での費用がどの程度必要で、それを更新していくにはさらにどのような作業とコストが必要となるのかなどは、全く分からない。最初は地裁の民事件からスタートするが、執行、保全、破産、簡裁、地裁と拡張が考えられていると思われるので、すぐにデータの量は膨大になるのではないかと思う。訴状や準備書面の書式のようなものまで決まっていくとすると、便利なようだが、弁護士の個性がなくなるというようなことにもなるかも知れない。あるいは、管理システムに既済事件についてのデータも併せて保存されるとなると、裁判官も同じようなデータを欲しがるというような問題も生じる可能性もある。法制審とは並行してきちんとした議論が必要である。

 6月26日(金曜日) 考えてみると、夏至も終わっている(6月21日だった)。まもなく、今年も半年が過ぎることになる。この3か月はまさにコロナの季節であり、アフターコロナなど言われるが、昨年亡くなった人は、コロナのことを知らないまま亡くなったのだな等と、つまらないことを考えてしまう。ソーシャルディスタンスが日常の生活における基本的な考え方の一つになってしまうなどとは全く考えていなかったはずである。そして、その結果としてお祭りもできない、大勢の人が集まるのもどうか、とは価値観の全くの転換である。福岡では、今日は一日中梅雨の大雨という予報だったが、午後は晴れてしまい、しかも給料日後の週末ということで街中の賑わいを取り戻しているかとも思ったが、そうでもないようである。若い人も大人しいようであり、自分の楽しみを見つけたのかもしれない。そういいながら、私は、昼間、被疑者国選事件で、検察官と話した内容を告げるために、接見に行くことで今週を終わりにしたい。





投稿者 あさひ共同法律事務所

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