弁護士ブログ(日々の出来事)

2020年4月 4日 土曜日

今週の1週間(3月16日から19日)

 3月16日(月曜日) 午前中は破産申立ての相談。飲食店だが、そろそろ新型コロナウイルスの影響による倒産や危険が現実化してくるように思う。昼のロータリーの会合もなし。今のところ、コロナウイルスのための「自粛」と言っているが、本当は「自粛」は言っていられなくなるように思う。午後は、先週からの建築訴訟の検討を続ける。設計図などの資料をたくさん貰ったが、当然よくわからない。建築確認の際に必要な分と、注文者が考えていた建物に対する思い(気持ちという意味ではなく、こういう家にしたいという設計思想)の詰まったその他の図面の両方を見て、どういうようなイメージの家にしたかったのかを考えるが、それが各種の図面か読み取れるのか分からない(それが分かるなら建築家になれている?)。それでも何度か説明を聞いているうちに、分かるような気になるところもあるが、弁護士として、それを裁判所に分かるように説明するのはやはり難しい。

3月17日(火曜日) 午前中は、うちの事務所での冊子検討委員会。3人の若い弁護士に協力をお願いしているが、皆さんとの打ち合わせ。1時間程度で終了。それぞれの訴訟事件での経験を聞いてみる。相手から受け取る訴状や準備書面、陳述書などが具体的にどうかという点である。色々聞いた中では、やはり、準備書面の1週間提出は守られていないことが多いこと、陳述書については、やはり訴状や準備書面を「ですます体」に変えた程度というものがあるようである(ただし、離婚事件の多い弁護士の場合)。そもそも、一般の事件では人証調べまで行くケースが少なくて、陳述書を作ることが少ないという話になった。そういえば、人証調べまで行くケースは少なくなったように思う。以前は、1か月に1回はない、といった程度だったように思うが、最近は半年に一度くらいに減ったように思う。
 午後は、建築の件の依頼者に来てもらい、昨日図面を読みながら疑問に思った点を尋ねる作業で終わる。

 3月18日(水曜日) コロナウイルスの関係で色々な会合がなくなり、事務所で作業をすることが増える。気が付いたら、あと2週間で新民法の施行となる。これまで、これを意識して事前の対応を準備する部門の人からの相談については、一般的な事項や必要な書式、さらには関係しそうなマニュアルの作成などには対応してきたが、今後の突発的な相談の際に、相談者に新民法の意識がない場合にどうするかは、こちらがそれに気が付くかという問題であり、結構、後日、間違えたということに気が付くということがあるように思う。
 とりあえず、建築訴訟については答弁書を作成して提出する。

 3月19日(木曜日) 午前中は裁判所へ。和解が成立。転勤する裁判官の係の事件だったので、和解ができてほっとする。建築訴訟で平成29年の事件だった。結局2年半かかった。物件は店舗で、こちらが建築会社で未払い請負代金の支払いを求めるという事件で、訴え提起の時点で問題点をつぶしておいた積りだったが(建築途中で手直しを求められた箇所は補修をしていた)、争点が手直し要求にへの対応のため完成が遅れたとして遅れたことによる営業損失、また設計段階で、店舗のデザインに対する施主側の意向の聞き取りが行われておらず、施主の満足する設備になっていないというあたりの評価が問題になり(法的なこれを法的にどのように評価できるかが問題になる。設計者の聞き取り能力の評価が、法的にどのように可能なのか、費用をかければグレードを上げることができるが、そのあたりの聞き取り能力としてどの程度までを説明する必要があるのか、一般的な店舗設計における中等程度という概念が具体的にはどのようなものになるのか等)、長引いてしまった。とりあえず、訴額に近い程度の金額で和解が出来て良かった。
 

 



投稿者 あさひ共同法律事務所

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