弁護士ブログ(日々の出来事)

2020年1月12日 日曜日

今週の1週間(2020年1月6日から10日)

 1月6日(月曜日)今日から2020年が始まる。正月自体が暖かったが、今日も暖かい一日となった。年賀状の配達は今日の午後のため、午前中は、なんとなく昨年の続きのような話になる。昼にロータリーへ行って皆さんに挨拶。事務所に戻ると年賀状も届いており、その整理で終わる。今年からいよいよ民事訴訟でのIT化が始まることになる(もちろん、民事訴訟法の改正前のため、現行法を前提とした利用になる。)。当事務所でもパソコンを入れ替えたため、少し作業をする必要がある。双方の目的のために少しパソコンの学習が必要になる。

 1月7日(火曜日)午前中、裁判所とのIT化のための接続実験のための準備。裁判所との打ち合わせだが、画面は問題がないが、音声がつながらない。数日中に置き換えるパソコンなのであまり気にしていないが、裁判所からの音声はこちらに届くが、こちらの音声が裁判所に届かない。音声そのものは、ユーチューブの音声などはきちんと聞こえるので、スピーカーには問題がなさそうである。次に自宅とのスカイプでは無事にお互いに音声も聞こえた。このため、こちらの音声が裁判所には聞こえない、という点の原因は不明のままということになる。
 午後は、打ち合わせが1件。交通事故の案件なので、事実関係がどうなのかが問題となるが、やはりわかりにくい。特に文章にすると、分からない箇所がどうしても出てくる。今日は、早めに終わりにしてジムに行く。

 1月8日(水曜日)10時から裁判所との接続実験。やはり、昨日と同じで、うちの事務所から裁判所へ通じず、その部分だけは、電話との併用となる。模擬実験なのでこれ終了。午後は昨年からの事件の引継ぎをしてなんとなくおしまい。

 1月9日(木曜日)今日は一日事務所で。比較的時間があるので、年末年始の法律関係の雑誌を読む。気が付いたのは、金融法務事情2129号(新年号)での法務省小出民事局長の新年随想。法改正の面で、2020年に取り組むべき課題として、最初に取り上げられたのは所有者不明土地問題、次が親子法制、その次が民事裁判手続きのIT化であった。弁護士である我々は、裁判のIT化が実務上大きな問題だと考えているが、事柄自体は、技術的な問題であり政策論争は起きないという理解なのであろうか。そうすると、将来、立法担当者である法務省との関係では、いろいろな点でボタンの掛け違いが生じる可能性はありそうである。

 1月10日(金曜日) 今日は、日弁連の民事司法総合改革本部。委員会終了後の東弁主催の三木浩一慶応大学教授による情報・証拠収集に関する研修会に出席。三木教授のお話も「情報」という大きなカテゴリーの中での「証拠」という捉え方で議論を進められる。情報へのアクセスという意味では、証拠の場合、付きまとう「必要性」という要件からひとまず解放され、
「関連性」という要件で判断されることになる。三木教授は、そういう判断については裁判所の判断という過程を通らなければ実効性を持つのが難しい、とされ、訴訟開始後でないと情報へのアクセスは難しいということになりそうである。アメリカのディスカバリーについては、導入を検討すべきであるお立場のようだが、ディスカバリーの発動の前提として当事者双方での誠実な協議を経る必要があり(任意に提出されるのが一番である)、それが満たされない場合に、裁判所が関与するということのようである。個人的には、当事者双方での協議を導き出すインセンティブとしてどういう考え方があるのか、もう一つ腑に落ちていない(証明責任のないことを理由に照会に応じないのは、証明責任の有無と照会に応じる義務の有無は関係がないとされている以上、誠実とは言えないという形での議論はあると思うが、それを超えるものがあるのかどうか、よくわからなない。)。
 




投稿者 あさひ共同法律事務所

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