弁護士ブログ(日々の出来事)

2019年11月30日 土曜日

今週の1週間(11月25日から29日)

 11月25日(月曜日) 今日は、日弁連の民事裁判委員会。いつものように8時25分発の飛行機で羽田に向かうが、出発が遅れる。羽田に着いたら30分遅れ。さらに内幸町までの京急線が人身事故でまた遅れる。結局、45分遅れで委員会(第1部会)に到着。当事者照会、調査嘱託などの利用状況についての会員向けアンケート案の検討という地味なテーマで色々と考えるという、いかにもまじめな委員会になる。
 昼食が終わっていよいよ委員会本番。メインは、商事法務研究会での「IT化等検討会」での意見書案についての検討。それから、来年3月の改正された民事執行法についてのライブ研修、と同じく建築訴訟についてのライブ研修等々、相変わらず盛りだくさんの内容である。5時に終わると皆さん、受け入れなければならない情報量の多さにいつものようにへとへとになる。ということで委員会がおわったら7時前の飛行機で羽田を出て福岡に戻る。

 11月26日(火曜日)今朝は、労働委員会へ。実は昨日をもって、10年間の私の労働委員会の役割は終了。今日は新しい委員の選任式。私が呼ばれたのは、知事からの感謝状を受け取ることと厚生労働大臣表彰の伝達を受けるため。公益委員の後半の4年間は会長職を務めたということで表彰されたものである。とにかく、労働委員会公益委員という役割は完全に終了し、一つのケジメがついたことになる。個人的には、労働法は、大学時代もそれほど勉強しておらず(司法試験でも選択科目として選んでいない)、弁護士になってもあまり扱ったことが無い分野だったので(だからこそ中立の立場に立つ公益委員になれたということになる)、最初は少し大変だったが、途中からは、その重要さを再認識するとともに、人生100年時代を迎えて、働くことの意味やそれを支える法制度やそこでの紛争解決手段としてどのようなものが考えられていくのか、紛争解決に向けての全般的なコストの問題(法が求めている考え方を使用者、労働者の双方が十分認識することで無用な紛争は避けられることになるので、労使双方へのそのような知識の伝達が必要であり、その際には、AIで蓄積された知識や経験がコスト的にも安価であり、有用であると思われる)を考える必要があり、その外にも、労働に係る紛争は、労働契約も契約だから労働条件などを労働契約書を作成することで明確化する、労働基準法などの各種の法律の知識を深めるといった法化社会の実現だけでは解決しないものがあると思われることから、人生100年時代の福祉につなげていかなければならないものであり、かなり繊細な対応は必要になる、などと考えながら、任務はとりあえず、終了した。事務局の皆さんにも大変お世話になった(花束などを貰ってしまい、弁護士の場合は自営なので、やめるときにも花束を貰うことはないので、少し緊張してしまった。
 その後、午前中に弁論準備が1件あった。午後は事務所で過ごし、早めに事務所を出て、ジムに行く。

 11月27日(水曜日) 今日は、一日中事務所で過ごす。いくつか事務連絡をして、相談に応じたり、書面を作ってみる、というような作業をする。午前中は、労働委員会の作業が終わったことによる小さなエア・ポケットの状態だったので、このところ追い付いていなかった裁判のIT化の資料を読む(商事法務研究会でのIT化等検討会での最終報告書(案)をまじめに読む。)。これで相当な時間を取られてしまうが、私の所属する日弁連の4委員会(IT化WG、民事裁判手続委員会、第29回司法シンポ委員会、民事司法改革総合推進本部)のいずれもと福岡県弁護士会のIT化WGなどが全てこの問題に係わるので、やむを得ない。
 午後は、気分を変えて別の問題へ。求人広告をサイトで無料でやります、といううたい文句での勧誘にのったところ、無料期間経過後相当高い掲載料を請求されるという事件。無料期間経過時に改めて継続意思の確認があると思っていたところ、それがないまま期間経過後に掲載料を請求されたというものである。とりあえず、依頼者より前からそのサイトに掲載されているところに連絡を取り、トラブルが無かったかどうかを尋ねることにした。驚くなかれ、そのサイトとは契約をしていない(勝手に掲載されている)、そのサイトとの契約は打ち切ったのに掲載されていることを知らなかったなどいくつかのパターンがあることが分かった。結構詐欺的なやり方ようにも思える。

 11月28日(木曜日) 今日は、昨日の続きの調査を続行しながら、いくつかの作業を進める。昼休みは、ロータリー関係の作業(大会パンフレットの見直し)をする。年内に印刷まで完成させるには、あまり時間が無いことが分かり、内容の点検を行う。実はどの程度の情報をこれに載せるかという問題と開始時間などについて不正確なものは載せられないという問題の他、デザインなど担当者の好みもありそうで、なかなか決まらないのではないかとという不安がよぎる。
 午後は、別の何となく手を付けるのが遅れていた事件について着手する。以前と少し裁判所に提出する書式が変わったこともあり、なかなか手を付けるのが遅くなっていたが(資料が集まるのも遅くなってた)、いよいよ急いでやる必要が出てきた。

 11月29日(金曜日) 午前中は争点整理が1件。結局、書面の交換というより、こちらが提出して次回相手方の反論ということになって5分で終わった。IT化により、ウェブ会議で終わりにすることができたかもしれないとも思うが、こちらが少し力を入れて書いた準備書面とそれに関する証拠方法の提出という期日で、裁判所の反応も見たい気がしていたので、裁判所まで行って良かった期日だった(実際は、11時の期日のために10時35分に事務所を出て、裁判所では前の事件が長引いているということで20分ほど待たされ、事務所に戻ったのは11時45分だったので、実質5分のために2時間以上を使ったということになり、無駄かどうかは結構微妙だった。)。
 午後は相談が1件で、その後は事務所で陳述書の作成とそのための資料集めということで終わった。ということで、今週はお終い。今週で2019年の弁護士手帳の使用は終わりになる。来週からは赤色の手帳ということになる。気分一新となるかどうか。期待したい。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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