弁護士ブログ(日々の出来事)

2019年10月19日 土曜日

今週の1週間(10月15日から18日)

 10月15日(火曜日) 週の始まり。午前中は、いつもの通り週が始まるが、先週の逮捕直後の当番弁護士の件ではやはり日曜日に勾留された関係で、被疑者国選事件となり2件の被疑者国選事件を担当することになる。そのため、朝1番で検察庁に連絡し、事件係に担当検事の名前を聞く。その後予約の入っていた相談に対応していたら、1件の方の刑事事件に私選弁護人が付いたということで1件が減る。もう1件については、関係者から電話があり、結構時間を取られる。結局、昼間に接見に行くことになり、その帰りに拘置所に来週判決となる別件の被告人に接見に行く。やはり、検事の求刑が厳しいと感じたようでの接見依頼だった。その後、事務所に戻り、17日に予定されている九州地区公益委員会議の準備(開催県を代表して司会をする立場にある)。事務所に戻って訴状などの最終点検といった作業をして今日はお終い。

 10月16日(水曜日) 午前中は、事務所でいくつかの作業を。午後はロータリーの関係で宗像まで。地区大会での広報活動についての協力のお願いに伺う。宗像大社のある福岡市近郊のリゾート地だが、少し遠い。温泉入場券を貰ったが残念ながら使えない。ただ先方の協力もあり、思ったより早く帰れることになった。5時過ぎに事務所に戻り、いくつかの処理をして今日はおしまい。

 10月17日(木曜日) 今日は、日弁連のIT化検討WGで、例の商事法務研究会でのIT化研究会意見書が近々発表されるのに対しての日弁連意見書のための検討の予定日だったが、どうしてもはずせない九州地区公益委員会議があるため(不幸なことに私が座長である)欠席。IT化の意見書では、新たに提案された「特別な訴訟手続の創設」が担当部分。実は、これについては、それぞれの訴訟感覚による違いもあるところで、難しいところがある。一方では、一部の訴訟のために特別の手続を作るという感覚に強い反発を示す人がおり、他方では、双方当事者(代理人)が良いと言えば、問題が無い限り認めても良いのではないかという感覚の人もいる。福岡では民事裁判における「福岡方式」というように、裁判所と弁護士会が協力して、新たな裁判の環境を作りだそうとしており、そういう流れにあまり反発していない。さて、どちらが望ましいかは、簡単に片付くものではない。
 それとは別に、私の労働委員会での業務も11月15日の全労委総会でほぼ終わる(正確には25日が任務終了日)。今日の九州地区公益委員会議は、最後から2つ目の大きな業務となったが、無事に終了して、個人的にはあと一つというような感じである。


 10月18日(金曜日) 午前中に、ある特殊法人へ。用意買収(補償業務)を担当する機関に、制度の説明を聞きに行く。制度の説明を聞くだけでもだいぶ分かりやすくなったが、補償額などはなかなか教えてくれない(個人情報が絡むのでそれはある意味では当然のように思う。)。まあ、やり方などを教わったので出かけて行った価値はあったと思う。途中で、昨日の日弁連のITWGの討議で、担当者の原稿についてそれぞれ指摘され、書き直しになったということで連絡が入る。25日提出ということなので、実際には5日しかないことになる。午後は、事務所に戻り、いくつか溜まっている作業をした後、週末なので、警察署に接見に行く(19日が最初の勾留の満了日なので、仕方がない。)。検事調べはあったが、調書は作らなかったということなので、勾留延長ということになりそうだ。事件は簡単だが、前後の経緯など動機などに関するところの判断で公判請求にすべきかどうか、少し悩ましい事件ではないかと思い、その意味では簡単に起訴されず、勾留延長になった方がよかったのかもしれない。と言うことで今週もおしまい。そうだジムに行って来よう。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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