弁護士ブログ(日々の出来事)

2019年7月13日 土曜日

今週の1週間(7月8日から12日)

 7月8日(月曜日)いつものように始まる月曜日の午前中。メールを見ると、本来の仕事の関係での連絡もあるが、日弁連の委員会の関係での連絡、福岡県弁護士会の委員会の連絡が朝溜まっていることが多い。特に弁護士会でのIT化に関する関係での各種の情報は、どこどこの弁護士会と裁判所との模擬裁判に実施に関して裁判所からの発言が紹介され、それがそのようなものなのかなどの意見が飛び交っていて、追いかけていくのが大変である。会議の出席の可能性を問うものも多く、それに対する反応も早い。この点は、私が会長を務めている福岡県労働委員会も同じである。その他のものの中には反応が全くないに近いものもあり、それぞれを構成するメンバーの個性や団体の性質によるものもあるとつくづく感じる(弁護士は、やはり説明をしたり、意見を書くということに慣れていて、文章化することに抵抗感がないということかもしれない)。そういうことで、午前中は、あっという間に終わり、お昼は少し早めにロータリーへ。ここには何回も書いていることだが、2020年4月に地区大会という福岡県全体での会議を私の所属しているクラブが担当することから、そのための準備会議を当面毎月1回ずつ行うことになっている(7月からはいよいよ本番化した準備に入ることになる)。事前の資料作成など結構面倒である。資料はある程度私が作っているが、あまり詳細だとその場で理解してもらうのが大変だし、簡単な場合だと情報量が少なくて、これも関係者全員が理解した決定事項とするのがやはり難しい。想定していた大会の進行の組み換えの提案もされたこともあり、事務所に戻って、その関係での検討作業に入る。このため、明日の労働委員会でのあっせん事件の資料読みに時間が取られてしまい、予定していた福岡県弁護士会と福岡地裁の間でのIT化に向けた検討会にも出席できずに終わってしまう。

 7月9日(火曜日) 午前中は労働委員会でのあっせんに調整員として出席。2時間程度のあっせん。当日に使用者側から答弁書と書証が提出される。あっせんの場合、申立人(通常は労働者側)から申立書が提出され、その際に資料が提出されることはあるが、それに対して、答弁書などの書式が定められていたり、事前提出が定められている訳ではない(弁護士が代理人に着いた場合には、答弁書が提出されることが多いといった程度である。)。主張が明らかになるという点では、答弁書の提出はありがたいが、詳細なもの(今回は9p)が当日提出されるとさすがに読めない。
 あっせん事項は、誠実団体交渉の実施で、団交申入書や回答書などの双方間での書面については、先に資料として提出されていたので、双方対席の状態で、時系列的な事実関係につき、双方から認識が一致する部分を確認し、その中で答弁書に記載されている事実関係について、申立人の意見を聞くという作業になる。その後、個別に意見を聞き、あっせんの申し込みの意図、協議がまとまらない理由と考えられるものが何かを聞く。誠実交渉の前提となる使用者側からの資料の提出(それで足りているか次の問題である)もあったことから、それを検討してもらうということで、この日の期日は終わりとなる。
 午後からは、いくつか雑務をこなしてこの日は終了。ジムへ行く。

 7月10日(水曜日) 前日夜、来週の労働審判事件のについて、相手方から答弁書と書証が届いていた。来週は月曜日が休日ということもあり、依頼者に内容を検討してもらい、反論を準備するのは少しむずかしいかなとも思うが、3回で終了する労働審判なので、準備をしない訳にはいかない(懲戒解雇無効事件なので、懲戒解雇事由は解雇を主張する相手方が具体的に主張しなければならないので、相手方の具体的な主張の後にこちらから反論という構成になる関係から、その主張をまってということになるが、そのために1回期日を無駄にするわけにはいかないし、懲戒解雇事由を色々と言われるのに対し、何も言えないというわけにはいかない。)。とりあえず、依頼者には夕方に来てもらうことにする。
  福岡県労働政策課課長が本省に戻るということで離任のあいさつ来られる。外国人労働者の取り扱いが大きな問題となるという話になり、福岡県でも外国人の人口が5万人に達しようとしている現状から、将来外国人の労働力が不要になったら「国に帰ってくれ」というような発想ができるのかなど、考え方を問われる問題があるという話になる。

 7月11日(木曜日) 午前中は、昨日の打ち合わせに基づく、労働審判事件での書面作成に入る。最近の福岡地裁での労働審判期日の進行がどのようなものなのか分からないが、最初は双方対席で進行するのであれば、用意した書面を使って反論する方が望ましいので、作成することにする。ただ、午後からは労働委員会があり、その帰りに刑事事件事件の被疑者との面会を済ませたため、あまり書面つくりが進まないまま、今日は終わってしまう。

 7月12日(金曜日) 11時の飛行機で東京へ。全国労働委員会連絡協議会運営委員会があり、それに出席。少し遅い飛行機を予約していたため、ほとんど何もできないまま週末になった。




投稿者 あさひ共同法律事務所

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