弁護士ブログ(日々の出来事)

2019年3月10日 日曜日

今週の1週間(3月4日から8日)

 3月4日(月曜日) 午前中は、いつものように過ぎる。ただ、RCの事前の打ち合わせのための資料を作っており、必要な枚数のコピーなどの雑用で時間が過ぎる。昼食前の1時間でなんとか会議は終了。それでも、自然発生的な会議のため、決議事項が何なのかはっきりしておらず、内容としてはあまり進まない。
 午後は、RCでの昼食後、事務所に戻り、その後は裁判所での和解が1件(無事に終了)。まあ、無事に過ぎた1日だったことになる。

 3月5日(火曜日) 昨日は天気が悪かったが、今日は暖かい。新しい福岡県弁護士会館会の落成記念の日(オープニング・セレモニー)となる。良い天気で良かった。福岡県知事の出席され、良い落成式となった。もちろん、六本松地区の法曹ゾーンには、裁判所、検察庁、弁護士会の建物が建築されるが、その中で当然一番小さい。それだけにどういうデザインになるか、市民に開かれた建物になるかといった点で注目される。
 明日の期日の準備書面を仕上げる。誤解の内容に言えば、当方が原告で明日が初回の期日。被告の答弁書が金曜日に出されたもので、答弁書(一応証拠も引いている4頁ものだった。)に対する反論を書いて初回の期日に臨もうと考えていたもの。週末に書き上げており、月曜日に事務局に回していた。事件は、懐かしいゴルフ会員権の据置満了後の請求事件。当然、平成10年代に判決の大筋は決まっていたもので、今回の答弁書もそこで主張されたものとほぼ同じだったので、こちらの再反論の準備書面もほぼ同じものになる。裁判所としても双方の主張の再確認という程度のものとなろう。
 そういうことで、今日は早めにお終いにして、ジムに向かうことにする。
 
 3月6日(水曜日) 今日が初回の弁論のために裁判所へ。当然ながら、昨日提出した準備書面の内容を前提として、今後の進行の話となる。相手が和解は考えていないということであり、裁判所からは、この事件で人証調べは不要であろうということで、次回(4月下旬)までに相手が反論を書いて、場合によったら、その期日で終結ということになった。昨日、こちらの主張を書いたものを提出しておいて、本当に良かったと思う(出していなければ、次回がこちらの反論の準備書面の提出となり、少なくとも1期日分は余計に時間がかかったと思う)。
 午後からは、少し打ち合わせをして弁護士会へ。九弁連の民事手続に関する連絡協議会、その後は福岡高裁との協議会があり、それに出席。各県での弁護士会と裁判所との色々な協議会のチャンネルは、豊富になってきたようである(部総括裁判官の性格、書記官業務量などにより、多少のバラツキはあるかもしれないが、ほぼ横並びになったような気がする。)。関心の対象は、やはり裁判のIT化の問題。福岡県では、福岡地裁本庁が弁護士会と協力して、模擬裁を実施しているが、他県ではされていない。現行法を改正せずやれるフエーズ1を前提としても、2020年2月には、いくつかの裁判所で試験的に実施されるという話であり、機具の良し悪しも含めて、模擬裁はやっておいた方がずっと良い(むろん、全部の事件で試験的に実施するのは裁判所にとっても難しいので、避けていれば、当分は大丈夫のような気がするが、何時かは来ることのように思う。)。

 3月7日(木曜日) 午前中は事務所ですごし、午後は裁判所での弁論準備が1件。鑑定内容を詰めるということで、裁判所が鑑定人に示す事件の概要をどの程度書くのか、などが問題となった。結構細かい検討などがありそうで、法律家はやはりこういうことに細かいということを再認識した気がする。午後は、結構重めの法律相談。理論的な問題よりも、そのことを前提として、どこまで相手に対してサービスすることが相当かという問題。いつもあるパターンの問題だが、当然だが相手によって回答内容が違ってくるので、どういう相手なのかの見極めが大きな問題となる。

 3月8日(金曜日) 今日は、午後から労働委員会があるため、日弁連の民事司法改革総合推進本部の会合には出席できなかった。労働委員会は、公益委員会議が、1時間びっちりの会議で、その後の総会も1時間となり、まそれなりにきちんとした会議になっていると思う。今日は、夕方から会合があり、早めに事務所を出ることで、今週は終了。確定申告をしなければと思う。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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