弁護士ブログ(日々の出来事)

2019年3月 2日 土曜日

今週の1週間(2月25日から3月1日)

 2月25日(月曜日)午前中は、いつもの月曜日。このところ、朝のパソコンの立ち上がりが遅く(朝が寒いからだと言っているが、古くなったということだろう。)、しかもスカイプとかチィームズとかも立ち上がるのでまめに消すために結構大変である。午前中はいつものようにメールで返事ができるところには返事をして、検察庁へ行き、開示された記録の閲覧に行く。昼はロータリーに行き、その後、弁護士会へ。日弁連の民事裁判委員会のテレビ会議へ出席。新しい会館へは初めて入ることになる。会館入口がきれいになり、弁護士会事務局は見通せなくなったのは、少し残念。来週には正式のお披露目会があるので、その際にしっかり見学をさせてもらうことにして、今日は委員会に集中する。5時に終了したが、その後は、現在、日弁連、法務省、最高裁で協議している「証拠・情報収集手段の拡充」についてのバックアップチームとなる部会にも出席(当然、これもテレビ会議)。「日弁連70年史」にこの60年から70年の間(2009年から2018年)での民事訴訟関係のトピックについて書かせてもらったが、その中で、この3者協議への期待についても記述している関係から、この協議の場が、この次の民事訴訟法の改正につながることをとても期待している(「70年史」では、法改正の立法事実の有無について、例えば提訴前の当事者照会などの利用が少ないので改正の立法事実がないのではないか、という考えに対して、利用が少ないのは、需要が無いのではなくて、制度(立法)の作り方がまずいということを示していると見るべきだ、と書いてしまったので、是非とも、しっかり取り組んで欲しいと思う(現在、議論は、情報へのアクセス手段の確保という観点から、現行法では制度がないため、情報収集をあきらめざるを得ない場合(取扱い例)の収集という方向で動いている。)。
 この後、事務所に戻り、少し作業をする。

 2月26日(火曜日) 今日は、比較的余裕のある日。3月1日にある刑事事件の審理のための接見に警察署へ。被告人質問とその後の弁論要旨の作成のためにのもの。事務所に戻り、弁論要旨の作成にかかる。個人的には事実関係を争わない事件でも3頁程度のものを作成するのが一般的だが、最近は、裁判所も短いものを求めているようである(個人的には、あまり短いものはどうかと思っている。私が登録したばかりの30年ほど前は、当時はワープロも無かったためか、手書きだったり、書面を作成しなかった弁護人もいたように記憶している。)。ある程度、弁論要旨も書いてみないと、自分が被告人の特性をつかみ切れているのかどうかが分からない(無論、弁護士に被告人の全てが分かるなどということはない。)。そこで、多少想像しながら、書けそうなところを書き、それに合う答を引き出せるような被告人質問の内容を考えることになる。ある程度のイメージしかつかめず、今日は早めに終わりにしてジムに行くことにする。

 2月27日(水曜日)午前中は先週末に判決が出された事件について、当事者に来てもらい、判決の内容を理解してもらうとともに、控訴するかどうかの話し合いをする。交通事故の事件で弁護士費用特約があるため、控訴は必至となる。午後は、いくつかの作業をした後に、もう1件の刑事事件のために拘置所へ接見に行く。拘置所の待合室は弁護士で結構いっぱいだったが、思ったよりスムーズに接見ができた。その後、事務所で少し作業をして今日はおしまい。このところ、アルテガ・イ・ガゼットの「大衆の反逆」を読もうとしているが、行き帰りの電車の中だけなので進まない(というより、同じ個所を何度も読み直すことになっている)。

 2月28日 (木曜日)朝は歯医者さんへ。その後、事務所でまじめに作業をする。ロータリー関係の作業が残っていたため、そちらの書面つくりをする。結構、色々な書面を作る必要があり、かなり時間がかかる。それから明日の刑事事件のための弁論要旨をもう一度作り直す。それに、退職関係での相談を受ける。29年改正民法の雇用の箇所の説明について資料を調べることになる。雇用関係の終了に関する規定を読み直す。新版注釈民法の山川教授が書かれている部分を読み直すが、結構難しい。年俸制についてのもう少し検討する必要がありそうである(年俸制と言いながら、給与が単に12分割されるだけとなっている場合はやはり年俸制とはいえないであろう。)。
 明日から3月。2月28日の次の2月29日のはずなのだが、3月1日になってしまう。

 3月1日(金曜日) 午前中は、刑事裁判。関係者の名前秘匿事件だったので、被告人質問の際には気を使う。被告人にも最初にその点を注意するように伝えて質問をしたが、その点は、被告人も意識していたようで、問題となるような証言は出なかった。1時間程度の時間で何とか終了。昨日の分の内容証明を発送する。午後、来週水曜日が初回の事件の答弁書を受領する。予想された内容だったが、何もしないでこのまま初回期日を迎えると、裁判所からは、反論を次回までにといわれそうなので、早めに反論の準備書面を作成することにする(前日の火曜日までには提出したい。これにより、1回分の期日を短くすることができるはずである。)。
 ということで、今週はおしまい。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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