弁護士ブログ(日々の出来事)

2018年10月13日 土曜日

今週の1週間(10月9日から12日)

 10月9日(火曜日)今週も火曜日からスタート。朝は、いつもの週の初めの作業で始まる。その後、拘置所で接見。あすの尋問に備えることになる。今日は1時間程度で終わるが、明日のことはどうなるのか、当日になるまで分からない。
 午後は、まずは相談が1件。内容証明郵便を書かなければならないと思いつつ、少し別の作業をする。9月下旬に訴状を出していた事件で、ようやく、裁判所から期日の打ち合わせが来る。その間に、相手方から書面が届いたので、それを元に交渉経緯に関する準備書面を作成(訴状と一緒にその第一準備書面も送達してもらう-相手方からの書面は、甲号証の追加とする。交通事故の事案なので、こちらの請求内容と一致する部分については、争点から落ちることになるので、裁判所を悩ませる部分が減ることになる(
損害の一部について、その額を双方の書面の中で相手方に認めて貰った場合、損害の費目の一つなので自白が成立するのかはもう一つ怪しいが、争点から落ちるのは間違いないと思う。)。それから、溜まっている準備書面や陳述書の作成にかかる。これを夜までやって、今日は終わりにする。

 10月10日(水曜日)午前中は、昨日準備した刑事事件。検察官の訴因変更があり、新たな訴因についての認否となる。自然的な事実関係では変更がなく、法律構成(文書偽造で被偽造者の変更-代理人に本人か)の違いだったが、被告人の認否について、それが否認となるのか、良く分からない認否になる(法的には故意の点で否認だが、被告人は犯罪を認めると言う。これで時間がかかり予想した通り、審理に時間がかかる。
 今日は午後も別件で法廷に行く。その後、事務所でしっかり打ち合わせをこなして、今日は、事務所でのささやかな宴会。近くの店で、事務員さん幸と一緒に。そういうことで早めにおしまいとなる。

 10月11日 (木曜日)午前中は、昨日送られてきた労働委員会の命令書の原案を検討する。思ったより時間がかかる。その後は、陳述書作成に時間を掛ける。当然だが当事者に来てもらっての事実関係の確認なので、細かな点での予測と違う点が何点か見つかる。その間に以前、私が破産申立代理人だった事件の破産者(免責も受けている)から電話があり、破産事件で免責となった債権の件で、逮捕されるかもしれないと言われていたが、夕方逮捕されたので接見に来てほしいとの連絡が入る。このため、夜は、その接見で終わる。

 10月12日 (金曜日) 午前中は、昨日接見した事件について、被疑者の家族などに昨日の結果を報告する。免責された債権についてその債権者による告訴があったようだが、民事で免責を受けることと、刑事で取り調べられるということが直ちにリンクしないのは当然だが、取り調べを担当する警察も破産申し立てが破産廃止により、途中では破産手続がぽしゃってしまい、途中で終わってしまい、免責についてはそうなっていないと思っていたようである。被害届が免責との関係でどの時期に警察に提出されたのかは分からないが、被害届が免責の確定後提出されたとしたら、被害届提出の際に免責に事実を警察に話さなかったことになる。それで良いかは問題だと思うが、どうなのだろうか。夕方から福岡地方裁判所との民事手続協議会へ。相続に関して、遺言無効確認と使い込みのケースを取り扱う。地裁か家裁かという点での問題(家裁の調停を解決に使うという方法の取り方)を検討する。その後の懇親会に出て今週はおしまいにする。




投稿者 あさひ共同法律事務所

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