弁護士ブログ(日々の出来事)

2018年3月31日 土曜日

今週の1週間(3月26日から30日)

 3月26日(月曜日)午前中は、刑事(1審理)の初回期日。共犯者3名の事件。交通事故を装った保険金詐欺事件。自白事件なので、それほど難しいこともなく、第1回期日は終了。少し考えたのは、現在、自白事件でも、身上、経歴にかかわる調書部分の取り調べは行うが(公判で要旨の告知が行われ、調書が裁判所に引き渡される)、罪体にかかる部分の自白調書は取調べられず、被告人質問を先行させ、それが行われた後に、必要があれば調書を調べるという公判中心主義がとられるということである。罪体が簡単な事件(傷害な万引きなどの窃盗)では、それも簡単だが、共犯者の絡む保険金詐欺のような事件では、どうするのかと思っていたが(自白調書を読むほうが早い)、結局、自白調書の罪体に関する部分も採用されたため、その点は、気にしなくてよかった。
  その後、昼はRCに行き、午後は、先日、判決の出た事件(当方の請求全面認容判決)でのその後の処理を含めた打ち合わせ(報酬についても、改めて議論となったが、その点は、最初に契約書を結んでおり、特に問題とならなかった。職員による法人の現金抜き取り事件で、犯行現場の映像などの直接証拠がないため、民事事件としては簡単ではなく、受任してから訴え提起までに少し時間がかかったが、人証調べをして、判決までに1年4か月だったので、結構早く進んだと思う。途中で、相手から帳簿(出納簿)の提出を求められたり、その説明のための準備書面を作成した(準備書面6まで提出)といった苦労はあったが、早めの結論でよかった。その後は、少し作業をして今日はおしまい。

 3月27日(火曜日)午前中は、電話での回答などのいくつかの作業で終わる。午後は、和解が1件。事前に裁判所を交えての打ち合わせができていた事件だったので、特に混乱もなく終了。その後は、気がついたら来週が提出期限だった準備書面の作成にかかる。実は、このひと月くらい、きちんとした準備書面を書いておらず、久しぶりに書こうとすると結構書き出しにくい。裁判所からリクエストされた内容がいまひとつきちんと呑み込めていないということもあって、一緒に期日に出た弁護士とリクエストされた内容を確認する。リクエストの内容は確認できたが、その内容をどこまで戻って書き始めれば無駄にならないのか(さらに追加の主張を求められることにならないのか)の判断が、結構難しくて(このため、書きたくないという意識があって、スタートが遅れたという理由がある。)、やはり難しい。

 3月28日(水曜日) 桜が満開なので、昼休みに、近くの城内公園に行き、そこでお弁当を食べることにする。毎年の行事となっているが、いつもの場所(10年以上変わらない)に行って驚いた。桜が満開になってからこの数日間風がないこともあったが、本当にきれいな桜になっていた。いつもの場所は、大きな桜の木の下なのだが、その木がいつもまして満開の花をつけており、数倍大きく見えた。この城内の桜は、裁判所の建物からよく見えるのだが、9月には裁判所が新しい建物に移る。そうなると、裁判所から見るということはできなくなりそうで、名残惜しい(私の事務所は移らないので、私たちは、まだしばらくはここでの花見ができそうである。)。
 午後からは、福岡市役所での市民法律相談。1時からだが、遅刻すると大変なことになるので、花見も個人的には早く切り上げて(事務局は昼休みの時間を十分に活用したらしい。)。市役所に向かった。6人の相談を受けておしまい。事務所に戻って、
1,2件の相談を受けて今日はおしまい。

 3月29日(木曜日) 今日は、日弁連へ。11時からの民事裁判委員会にでて、昼は、午後からのシンポジウム(民事訴訟法施行20年を迎えて)の打ち合わせ(個人的には特に役割が降られていなかった)。シンポジウムは、全般が高橋宏志教授の「将来に引き継ぐ、民事訴訟法改正における議論について」副題が争点・証拠整理手続と弁護士業務の高度化という講演であり、後半が「民事訴訟法の将来指向」というテーマでのパネルディスカッションだった。高橋教授の副題の「争点・証拠整理手続」という発想と中で触れられた平成8年改正法は、思想の転換(情報を共有化したうえで、技倆を競う)という点には、共感できた。裁判所と双方当事者(代理人)とで、当該紛争にかかる情報を共有したうえで、その共通の情報に基づいた紛争解決を目的とするという発想はやはり、新法の目指したものの一つであると思う(代理人の技量の争いとなるのかは、依頼人の求めるものとの間の調整をどのように考えるかにより異なるので、合理的な紛争の解決を目指すというくらいにしたい。)。
 その後は、パネリストの4人(三木教授、畑教授、山田判事、奥宮弁護士)を交えた懇親会に出席。パネルディスカッション後の懇親会なので、議論はやはり活発に行われた。時期が3月末ということで、裁判官の移動に伴う弁論の更新などが話題となった。

 3月30日(金曜日) 今日で、平成29年度が終わる。裁判所は移動などで大変だが、転勤のない弁護士事務所は比較的のんびりしている。ただ、福岡県労働委員会会長という立場から、3月末に退職される職員の方が事務所まであいさつに見えられた。退職のあいさつだったが、この日のように暖かく、天気が良い日だと、退職される皆さんの気持ちも明るくなるようで、たのしい(?)20分間だった(私だけの感想かもしれない。)。このほかは、27日から書き始めた準備書面を書き終えた。そういうことで、平成29年度の仕事はおしまいとする。











投稿者 あさひ共同法律事務所

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