弁護士ブログ(日々の出来事)

2017年12月 9日 土曜日

今週の1週間(12月4日から8日)

 12月4日(月曜日)12月になった。このところ12月から翌年度の弁護士日誌を使うようにしている。このため、今日から2018年の手帳を使うことになる。先週もそうだったが、来週に期日の入っている事件が多く、今週も準備書面を書く1週間となる(7日の木曜日は日弁連に行かなければならないので、準備書面を書く負担が大きい。)。
 午前中にとりあえず一つを(8枚もの)。昼はRCへ。例会前の打ち合わせなどで結構時間を取られる。事務所に戻って二つ目にとりかかる。人証調べ後の最終準備書面。こっちは私一人で書いたものではなく、私は手を入れる役。それでも15枚位になる。それに先週話を聞いていた陳述書の原案を明日の打ち合わせを前に本人にファクシミリで送る。被疑者国選事件での被害弁償。店舗に対する詐欺事件で、被害額10万円を家族が弁償したいということで、夕方遠方に住む家族に来てもらい、一緒にお店に被害弁償に行く。店には領収書を書いて貰い、そのまま被疑者に接見に行って領収書を見せる。12月6日が勾留の10日満期で、その時点で起訴されることも考えられたので、とにかく被害弁償を急ぎ、領収書を検察庁に提出しないといけない。

 12月5日(火曜日)今日は寒い。福岡は日本海側なので暗いこともあってとても寒く感じる。朝、検察庁に電話し、被害弁償ができたことを伝える。6日満期なので、6日には釈放して欲しいという気持ちがあり、検察官が領収書が間違いないかどうかの事実確認をすることを考え、自分で検察官に直接領収書を見せに行くことにする(検察官に早く事実確認をして欲しかった)。その後、昨日書いていた最終準備書面について、裁判所から11月末が提出期限だったがどうなっているかとの問い合わせ。そんなことを言ったけ、と思うし(それに人証調べ後の判決を前提として最終準備書書面なので、相手の反論も考えられないから、期日に提出しても良いのでは無いかと言いたい気持ちもするが、昨日には書き上げていたので、今日提出することにする。
 午後は、昨日、送っておいた陳述書の原案について、依頼者と打ち合わせ。明日が期日の1週間前で、今回は準備書面だけの提出だけで良いのだが、来年1月にはどのみち、尋問が予定されている。陳述書に合わせた準備書面を作成するつもりで、陳述書と準備書面の同時完成を目指すが、それは難しそうで準備書面だけで我慢せざるを得ない。準備書面は6枚程度で、陳述書はもう少し長くて8枚から10枚といった程度になりそうである。今日は、書面書きとそのための資料作りで疲れるので、早めに終わりにしてジムへ行く。

 12月6日(水曜日) 午前中は、今日が期日の1週間前(要するに提出期限)の準備書面を書く。5枚程度なので午前中に書き上げて事務局渡し。その後は昨日書き上げた準備書面の書き直し。明日が1週間前なので明日提出すれば良いが、明日は一日東京(日弁連)なので、今日中には完成させて提出したい。
  午後は、弁論準備が1件。地裁事件だが、交通事故で、治療期間が問題となっている(結局治療期間に応じた慰謝料の問題)。弁論準備室に裁判官が入ってくる前に相手の弁護士(私よりだいぶ若い)に、このくらいの金額で和解をしないかと話しかける。先方もあんまり争っても意味のない事件という理解だったようで、その方向でということになる。裁判官が入ってきた後、そういう話をして、この日に裁判所からの案を出してもらう(裁判官がこの事件についてどのような意識でいたのか、金額的にどの程度のものを考えていたのかはっきりしない-裁判所もこの期日のためにどこまで記録を読みこんでいたのかは不明だった。ただ、改めて期日外に裁判所の案を示しますということではなく、その場で双方代理人からそれぞれの和解についての感触(要するに金額)を聞いたうえで、その場で裁判所の和解案を示されたのは、裁判官の能力の高さを示すものだったと思う-期日外にということになると、裁判所が改めて書面を作って双方に示すということになるが、それも結構手間がかかる。)。
 その後、高裁で弁論準備が1件。1時間ほどかかった。いよいよ終わりが見えてきたように思うが、技術的な問題にからむ法令の理解について改めて地方公共団体へ調査嘱託を行う必要があるようで、嘱託事項を工夫する必要がある。今日も、午前中に書き上げた準備書面と一緒に陳述書を提出できた(この事件では、こちらは期日の1週間前に準備書面と陳述書を提出したが、相手の若い弁護士からは書面も陳述書も提出されないまま週末を迎えることとなった。)。

 12月7日(木曜日) 今日は、朝の飛行機で日弁連へ。民事裁判委員会へ出る。昼前から、来年3月29日に予定されている民事訴訟法施行20年を記念したシンポジウムについての打ち合わせ。日弁連の民事裁判委員会は、この民事訴訟法改正に関係して設けられた委員会であり、委員会の活動自体が民事訴訟法の改正に関係している(無論、強制執行法等の法改正にも関係しており、相続法改正などの実体法も守備範囲である。)。このような関係から、20年前の議論を振り返るとともに、民事訴訟を取り巻く社会の変化(例えば、弁護士人口の劇的増大、IT環境の整備により、誰でも一定の法的情報を得ることができるようになった。過払事件の一時的かつ急激な増大による訴訟環境の変化など)の影響をどう考えるのかなどを振り返るべき問題は多いように思う。民事訴訟法学会の後援を得られており、実務と研究の双方に有益なシンポジウムとしたい。その後の全体委員会の後、福田剛久元高裁長官の講演を拝聴する。福田さんからは、まさに20年前の民事訴訟法改正に関係する話と今取り組むべき課題とされているIT化についてのお話を伺う。懇親会に出あられず残念。帰りに羽田空港から警察署に電話を入れて、供養が満期の被疑者がまだ留置されているかを聞く。留置場にいないということを聞いて安心する。

 12月8日(金曜日) 今日も朝から寒い。朝は、昨日の分も含めていくつかの連絡作業を行い、そのほかは弁論準備が1件。年末でもあり、相手方の書面提出期限を決めた程度で終わる。その程度の期日であれば、双方とも裁判所に行く必要はないのかもしれないと思う(これは、昨日の福田さんの話にもあったIT社会を前提とした場合の期日の概念をどう考えるのかというような問題にも結びつく。無論、期日間で事情の変更があって双方代理人が出頭した方が良い場合もあるが、そうでない場合をどうするのかは考えられても良いように思う。)。
 午後は、労働委員会へ行く。新任の委員を交えた初めての実質的な公益委員会議と総会となった。新任の委員と事件に関する打ち合わせなどを行い、事務所に戻るのは結構遅くなった。それから、少し作業を行う。来週も寒そうでいやだなと思いながら、今週は終わりにする。




投稿者 あさひ共同法律事務所

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