弁護士ブログ(日々の出来事)

2017年6月16日 金曜日

今週の1週間(6月12日から16日)

 6月12日(月曜日)少しバタバタとした午前中になった。先週の当番弁護士で、勾留前の被疑者(被疑者国選となる前)の接見をして、その被疑者には同曜日に勾留質問が予定されているということで、きっと土曜日には勾留決定により被疑者国選弁護人となると予測してたが、裁判所からの被疑者国選弁護人に選任したという連絡がなかった。法テラスに問い合わせたところ、裁判所からの国選の指名がないということで、逮捕場所となっていた警察の留置場に連絡したところ、留置場にはいないということで、結局、勾留請求が却下されたかという話になった。昼はRCへ行き、事務所に戻って、労働事件で送られてきた資料(事務所の警備がオンとなった時間とオフとなった時間を示す資料)を検討する。資料の数字を読み解くという作業なので、落ち着いた作業が不可欠であり、結構時間がかかる。

 6月13日(火曜日)午前中は、昨日の続きの資料の検討。その後に相手方に同資料を送る。午後は別の事件で忙しくなる。先週、被疑者国選弁護人に選任された事件があったが、6月13日が再勾留の満期で勾留場所が拘置所だったことから、検察官の調べと重なるかもしれないということで、時間の調整に苦心した事件があったが、その被疑者から、午後、民事の裁判の初回期日が16日に迫っているが、接見禁止が付されているので裁判所への答弁書が出せない、このため接見禁止の一部解除をお願いしたいという手紙が届いた。国選弁護人なので民事の事件を受任できない。他方、家族が私選の弁護人を付けるという話がまた持ち上がっているということで、すごくちゅうぶらりんな状態となった。私選に着く予定の弁護士に確認したところ、その予定だということだが、まだ弁護人選任届が出せていないということだった。今日が勾留満期のため、起訴は間違いないと思われたことから、適当な時間に接見に行くことにする。途中で電話会議を済ませて、拘置所に向かう。

 6月14日(水曜日) 午前中は、打ち合わせが1件。結構難しい案件。業務用のコンピュータソフトが退職者が細工をしたため起動しなくなったという事件。起動させるためには、その退職者の協力が不可欠なのか、それとも他の者の技術的な協力により解決するのかが良くわからない。技術的に修理が可能なら、その修理に要した金額が損害となうrという構成の損害賠償請求訴訟になるが、修理不能(その者の協力がなければ動かない)という場合は、どのような請求の趣旨になるのか、また、保全の場合には、当該コンピュータソフト使用の妨害と考えるのか、居力を求めるという形になるのか、考える必要がある。午後は、他の件も並行してやったが、その結果、地裁との協議会の作業部会への出席ができなくなった。

 6月15日(木曜日) 午前中は、破産の債権者集会と法廷が1件。淡々として終わる。ただ、実質上1回目の出廷だったので、出廷した相手の弁護士が誰だかわからず(弁護士は4名ほど連名になっていた。)、閉廷後、相手の弁護士の名前を教えてもらうハメになる。名簿で調べたら67期の弁護士ということである。福岡地裁でも代理人がお互いあいさつをしなくなったためか、そのようになったようである。午後は、このところ取り掛かっている訴状の作成のためにつぶれる。
 午後から、今国会の受容法案の「共謀愛』法案の参議院での採決が大きなニュースになっている。家に帰ってTVを観ていたら、研修所で同じクラスで、裁判官に任官し、その後、退官して、法科大学院教授となったMさんがコメントを求められていた。あんまり変わっていないなと思う。とりあえず、接見に向かう。事務所に戻った後、家庭裁判所との協議会(勉強会)に出る。

 6月16日(金曜日) 午前中は、なにやかやと雑業。午後からは、法律相談センターでの法律相談に出かける。。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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