弁護士ブログ(日々の出来事)

2017年6月10日 土曜日

今週の1週間(6月5日から9日)

 6月5日(月曜日) 先週は、あまり事務所にいなかったので、心配して事務所に行ったが、それほど仕事もたまっておらず、少しがっかり。それでも淡々とこなし、昼はRCへ。その後、裁判所で刑事事件。あんまり争いの無い事件のはずが、起訴状に記載されている具体的な行為態様について、被告人がそれを納得しておらず一部の避妊となる。その関係で被害者の調書の一部を不同意としていた。ただ、その点は2週間以上前に検察官に伝えており、検察官は、それでは被害者の証人尋問を申請すると言っておきながら、この期日では次回にその日程が決められないと言う。追起訴があるということなのだが、その追起訴の内容が分からないので、当該被害者と接触していないという。捜査検事との連絡がうまくいっていない(追起訴事件も同じ被害者に関する被告人の行為が福岡県条例違反ということで、こちらからすると、そもそも追起訴の必要があるとは思えない事件であり、ゴールデンウイーク後に被告人の調書は完成しているということであった。少なくとも、公判担当検事も被害者とは早めに接触できた事件だと思う(そうすれば、この期日で、次回の尋問期日も決めることができたと思う(公判の検察官とすれば、捜査検事が無理をせずに起訴状の記載を工夫すれば、被告人からの不同意もなくすぐに終わっていた事件だと思っていたと思う(我々弁護人も同じ意見である。想像するに、被害者から事情を聞いた捜査検事が、勾留状記載の犯罪事実-それで構成要件的には十分だった-をさらに被害者の主張に応じて詳細に記載したため、被告人からはその点を否認され、結局、公判担当検事の仕事を増やす結果となった。もちろん、弁護人としても、被告人がその点を事実と違うという以上、その点を争わざるを得ない。)。
 
 6月6日(火曜日) 今日と明日は、溜まっていた仕事をやることになる。午前中は、金曜日が期日となっている労働委員会でのあっせんの記録をきちんと読む。分かりにくい事件であり、基本的な事実関係のほとんどは双方に違いはないようである。ただ、有期雇用契約が続く場合の無期への転換など難しい問題を含んでいる。午前中掛けて問題点を整理する。昼は、弁護士会に行き、民事裁判に関する委員会(民事手続委員会)に出る。午後は、これまでに終わった事件の記録の整理をする。この作業は結構大変な作業で、記録を片付けてしまうとなかなか取り出すのが難しくなるし、なんとなくさびしい気持ちにもなる。書面を何通課作成するといった作業をして、今日は早く終わり。ジムに行くことにする。

 6月7日(水曜日) 今日も昨日に続いて記録の整理。だいぶ片付き、やるべき作業とそうでない作業との区別がつくようになる。それと並行して請負契約の訴状を書き始める。今日までは、比較的余裕があった。それに、破産管財事件での管財人報告書を作成。1週間後の債権者集会に向かってやるべきことが、いくつかあるのに気が付く。早速、止まっていた公租公課についての延損金の免除手続などの確認作業をすうr。
 6月8日(木曜日) 今日は、当番弁護士の担当となっている。このところ、実際の出動要請がないことが続いていたので、今日もその必要はないのかと思っていたが、朝、昨夜に当番弁護士の出動要請があったということで連絡がある。新人の弁護士と二人で接見に行ってほしいというリクエストがついていた。そこでその新人弁護士に連絡を取ったが、彼は、検事歴7年で、この4月に弁護士登録をしたばかり。そんな研修は不意容易だと思うが、やむを得ない。二人の空いている時間を調整して昼休みnせっけにいくことにする。それまでに破産事件の管財人の報告書の検討する。昼は、新人の元検事の前で、被疑者と接見。何となく緊張する(試験を受けているような感じになる。)。彼は、特に私に補充して質問器をしなかったが、それは彼の奥ゆかしさだったのかもしれない。
 その後、労働委員会に向かう。公益委員会議、総会、幹事会の3つ。終わって事務所に戻る。ところが、2件目の当番弁護士の出動要請が来ていた。勾留状見ると、勾留場所が拘置所になっており、しかも2度目の満期が6月13日になっている。あわてて、法テラスに確認するが、それで間違いないということ、検察庁に電話して担当検事を出してもらい、ようやく納得。事件自体が、家庭裁判所から検察庁に被害届が出された事件(相続財産管理人の横領事件)で、検察庁が直接調べている事件だということ(勾留場所が拘置所という点)、当初、被疑者国選事件として弁護人がついたが、その後、私選弁護人が付き、しばらく活動していたが、何らかの事情で辞任したことから、この時期での改めての被疑者国選弁護人の選任となったようである。13日が20日満期ということは被疑者国選弁護人としての期間は4日しかない(土日があるので実際は2日)。しかも勾留場所が拘置所ということから、検察官の調べと私の接見がバッティングする可能性も高い。あわてて、もう一度検察官へ連絡し、私は金曜日の朝、被疑者に接見するので、その時間をさけて調べをするように調整する。そんなバタバタした連絡をした後、3月末に労働委員会を定年退職された前事務局長、前次長の送別会に出る(会長としてご挨拶をしなければならない。)。お二人とも福岡県に36年10か月勤務。本当にご苦労様でした。なお、小郡市内での母子3人殺人事件の件で、夫が妻に対する殺人の件で逮捕されたということがニュースに流れる。このような大事件では、弁護士会から当番弁護士の出動が要請される。8日が担当日であったので、その可能性もあったのだが、それは免れたようでほっとする。

 6月9日(金曜日) 朝、福岡拘置所へ。昨日の事件の被疑者に接見。もし接見をしていなければ、一度も接見をしないまま起訴されたということになって、それはとても問題となる。とりあえず、接見ができてよかった。もう一人、月曜日の事件の被告人とも接見して事務所に戻る。ところが、後で被疑者国選の場合に制定された報告書ての接見申し込みをしていないことに気が付く。まあしょうがない。法テラスに話をしないといけないと思う。
 午後は、労働委員会でのあっせん。前もって、記録を読んである程度の内容は分かっていたつもりだったが、会社には複雑な給与体系があるようであり、十分なイメージを作るまでには至らなかった(もし、至っていれば、ある程度の具体的なあっせん案が浮かんでいないといけないが、そこまでには至らなかった。)。それでも2時間半近くなったので、第1回目は終わりにする。会社独特の制度もあるので、それを理解しなければいけないので結構疲れる。早く終わりにすることにして、ジムに行くことにする。

 6月7日(金曜日) 






投稿者 あさひ共同法律事務所

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