弁護士ブログ(日々の出来事)

2017年4月15日 土曜日

今週の1週間(4月10日から14日)

 4月10日(月曜日) 雨の月曜日になった。結構はげしい。その雨の中、午前中は1件の相談で終わる。結構売りにくい破産財団の不動産の売却の話が進む。これさえ処分できれば次は配当ということになる。ただ、その前に不動産については、平成29年度の固定資産税が発生しており、財団債権となるが交付要求をしてもらう必要がある。固定資産評価額はこの時期に既に決まっており、所有権移転登記手続はできるが、交付要求をしてもらうには少し時間がかかりそうである。12日が破産の債権者集会なので、その後に裁判所から許可を得て直ぐに処分することにする。昼はRCへ。午後は、来週ある労働委員会の準備。証人等出頭命令の発出いついて。当然事例が前提となるが、どのような事例が前提となっているのか、設問だけでは十分に理解できない。民事訴訟と同様な考え方であれば、証人適格があり、その者の証言が必要であれば、第三者に対して出頭命令を出すことに特に問題が無いように思うが、問題は、その必要性の判断にどのような事情を盛り込むかである。他の書証で十分に亭できるような場合は、特に採用の必要がないことははっきりしている。明らかにすべき対象となる事実が、判断の際に必要かどうかの問題である。不当労働行為の認定の場合も同じであるから、同様の判断で足りると思うが、申立組合から第三者の申請をする場合があって、非申立人会社の社長などについて申立照られることがある。当該企業が大きすぎて、社長がその点を知らない場合が多いので、そのような場合は当然証人適格がないことになる。そのあたりの説明が問題になるが、心証開示ともかかわる問題であり、どの程度丁寧に説明するかという問題となる。

 4月11日(火曜日) 今日も午前中は激しい雨の一日になる。たまっていた仕事を済ませようと思う。連絡を取っていないままの顧客の分が何件かあり、それらについて連絡を取りつつ、事件を起こそうと思っているがなかなかそうはいかない。何らかの事情で止まっていたままになっていたが、その事情が解消されているのかどうかももうわからなくなっているものもある。このところ、受任後一定期間が空いている事件については、弁護士会の懲戒の問題も発生するので、気にはなっている。法テラスの関与している事件については早急な対応が必要である。特に気になっている事件で、依頼者に連絡を取ろうとするが、連絡がつかない。生活保護受給者なので携帯で連絡がつかないということは無いはずなので、携帯がつながらないということは何らかの事情が生じた可能性があると思う。早急に住民票を取り寄せることにする。
 これとは別に、交通事故の準備書面を作る。人身事故で書類送検されているので実況見分調書が存在し、そこでは交差点外での事故とされているが、相手方はこれを認めず、交差点内の事故であり、交差点外の事故であったとしても、交差点内の事故を同様に扱われるべきであると主張する。交差点内の事故か交差点外での事故かは、事実認定の問題であって、その場合予備的主張というものは存在しないのではないかと思われる。また、①信号機のない交差点での直進車と対向車が右折する場合の事故、②交差点外で相手車が右折した場合の直進車と右折車との事故、③セ直進車とセンターラインオーバーの車との事故は、連続する同じような事故態様であるが、それぞれ基本となる過失割合が異なる(右折車側の責任が、①の場合は8割、②では9割、③では10割となっており、直進車側の注意義務の程度が軽減されている。)。このため、事故が①、②、③のどの場合にあたるかが大きな争点となると思うが、相手の事実関係での主張がはっきりしない。相手方代理人は、経験の浅い弁護士だが、議論がかみ合わなくて困る。
 午後は、電話会議の弁論準備が1件で今日は終わる。早目に」終わらせてジムへ行く。

 4月12日(水曜日) 今日は、良い天気になる。福岡での桜は、まだ健気に頑張っているものも多く、目を楽しませてくれる。昨日の続きの準備書面を午後までかけて書き上げる。午前中は、この他に破産事件の債権者集会。夕方からは、人証調べの準備。離婚事件なので、どの程度の内容を裁判所に伝えれば足りるのかどうか。裁判所に結婚生活のイメージをつかみやすくするにはどのような説明が適切かなど、結構考えることが多いい。とりあえず、1回目はイメージを共有するということと、基本的な事実関係についてのおさらいといったことで終了する。

 4月13日(木曜日) 今日は、昨日の破産債権者集会で、早期に解決したい、といったこともあり、①不動産の譲渡、②不動産(保安林)の放棄、③倒産した法人への出資金の放棄などの許可申請を行う。不動産の譲渡は、売買契約書を作らなけばならず、結構ばたばたする。合間に、いくつか相談事を処理することで今日は終わりとなる。

 4月14日(金曜日) 午前中は、火曜日に準備書面を書いた事件の弁論。裁判所から進行予定を聞かれた相手方の弁護士が事故の態様について、当事者の陳述書を出して主張するという。正直なところ、過失割合が争点となる事件での事故の態様は主要事実なので、証拠の扱いにとどまる陳述書で書くという相手方弁護士の話す意味が分からない。感覚の違いのレベルなのか、分からないまま終わる。午後は、労働委員会に出席。4月の定期異動後初めての総会なので、人事異動の報告、転任者のあいさつから始まる。それ以外の議題も多く、公益委員会、総会ともに、ほぼ1時間をみっちりやる。夕方事務所にもどったら、先日、生活保護受給者なのに連絡がつかず、どうなったのかと不審に思っていた人が、実は既に死亡していたことが分かっていた。同様に連絡がつかないことを不審に思っていた家族が、問い合わせて、さらに住まいとなっているアパートを管理していた不動産業者が警察官といっしょにアパートに入ったところ、死亡が確認されたということだった。私が、連絡を取ろうと思った時期が警察官が死体を発見した時期とほぼ同時であったようである。とにかく、ご冥福を祈る。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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