弁護士ブログ(日々の出来事)

2017年2月17日 金曜日

今週の1週間(2月13日から17日)

 2月13日(月曜日) 先週台湾から帰ってきて少し体が慣れていない。午前中は留守をしていた間のメール読みでほとんど終わる。昼はRC。その後、いくつかの事件での打ち合わせと明日の労働委員会との打ち合わせのために、原案に手を入れて送っておく。今日は、久しぶりにジムへ行く。

 2月14日(火曜日) 朝は労働委員会へ。昨日準備したものを前提に審査案件についての事務局との打ち合わせ。2時間かけてしっかり打ち合わせる。午後は溜まっていた作業を黙々と行う。その後拘置所へ。接見を終えて5時30分頃事務所にもどる。事務局を含めて全員帰っていて事務所は暗くなっていたが、私の机の上にチョコレートがいくつか乗っていて安心する(念のために言えば、朝、家を出るときは今日がバレンタインディだという認識はあったが、労働委員会へ行った後はすっかり忘れていた。)。その後、いくつか連絡の電話をもらったり、こちらから書けていたら、結構時間がかかった。短い準備書面を書いてお終いにする。

 2月15日(水曜日) 朝、事務所の前に歯医者さんへ行く。定期的なもので歯周病の予防の話になる。最近の知見では、歯周病の原因となる歯周病ウイルスの活動が活発になるのは(つまり歯周病になりやすいのは)、体力が衰えた時と言われる。その後、昨日依頼をされた意見書の作成を急ぐがなかなか進まない(書く内容は決まっているが、どういう説明方法が分かりやすいかが難しい。というより、例外事例の存在を意識しながら説明を書くのが難しい。)。午後も、いくつかの電話を受けながら並行して書き続けるが、結局、何を書いているのかわからない文章になっており、やり直すことにする。

 2月16日(木曜日) 午前中に、労働委員会で同じ公益委員の九州大学法学部の五十君教授から、タイの研究者を紹介していただく。今夏に、公労使の委員で、タイの労働情勢の視察を兼ねた旅行を計画しており、タイでご協力をお願いしたいと思っているところである。タイの名門のチュラロコン大学で、独占禁止法と消費者法の研究をされており、神戸大学の根岸哲教授の研究室で勉強をされたということで、日本語も堪能であり、こちらの希望を快く受け入れていただいたように思う。独占禁止法制、消費者法制、労働法制と並べると、どれも国や行政とのかかわりあいの大きい法分野であり、それぞれの国で発展の形態は異なると思う。また、労働法制は、国民の働き方に対する考えによっても大きく異なると思われるので、ぜひとも楽しみにしたいと思う(念のために、旅行は、それぞれの参加者の個人負担であって、県空の補助は全くないプライベートなものである。)。
 午後は、まず1時から5時まで日弁連のライブ研修。裁判官と弁護士とのコミュニケーションをテーマとしたもの。例年のように第1部は裁判官(河合判事)からの講義スタイルのもの。第2部後は裁判官を交えてのパネルディスカッション。実は、私は、この担当の委員の一人であり、パネルディスカッションのシナリオを事前に入手していたので、途中で失礼した。
事務所に戻って少し作業をした後、5時15分からの福岡地裁と弁護士会での民事手続協議会に出る。その後、福岡県弁護士会民事手続委員会のメンバーと裁判官とでの懇親会。この時期になると裁判官は、移動が迫っているので、移動される裁判官には、お別れ会の様相を呈する。

 2月17日(金曜日) 朝は、11時から2件続けてある弁論準備のための記録検討時間に充てる。1件は交通事故案件だが、大型のショッピングセンターの駐車場での事故。警察官作成の現場見取図がある。当方の事故状況についての主張は、当該図面の通りだが、答弁書を読んでも相手の主張が良くわからない(相手は書証で別の場所が衝突箇所である旨の記載された図面を出しているが、その内容が主張する事故の状況なのかわからない。結局、法廷で釈明を求めたが、良くわからないまま終了。その後、別の事件の弁論準備。当事者の一部が別の裁判所に出頭してそこに備え付けられているテレビシステムを使っての弁論準備。2回目なのでだいぶ慣れた。
 昼間はすごく暖かく、南風の強い日だったが、次第に北風に代わって、寒くなってきた。午後は、高裁刑事の判決言渡しが1件。25万円贖罪寄付をしたのに、ほとんど考慮されず、控訴棄却で終了。午後、新たな意見書作成を求められる。火曜日仕上げなので結構厳しい。こうして今週も終わる。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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