弁護士ブログ(日々の出来事)

2016年9月23日 金曜日

今週の1週間(9月20日から23日)

 9月20日(火曜日) 午前中は、休み明けで、急な来客もあってばたばたした。その後、裁判所で、破産事件(私が管財人)の開始決定前の3者協議(裁判所、申立代理人、管財人予定者)。破産者(自然人)が相続した不動産の相続登記を行うかという点が問題となる。余り価値のない山林など数筆ある。登記費用や司法書士手数料などの負担もあるので、破産財団からその費用を出すべきかどうかが協議事項となる。山林なので(保安林指定があって評価額は低い)、最終的には、破産財団から放棄することも考えられるが、その際のことを考えると、今の時点で相続登記をしたい(財団からはなんとか支払いは可能。)と主張し(後になると、登記が難しい)、なんとかそのようになる。午後は、まじめに3時間ほどかけて日弁連の司法シンポでの作業(シナリオ書き)の作業をする(なかなか各委員の注文が多く、消化不良を起こすのではないかと不安になる。)。司法シンポの問題は一応区切りをつけて、その後は民事再生事件での後処理が問題となる。

 9月21日(水曜日) 午前中は、弁論準備が1件。労災のからむ事件で、当事者が多くて結構難しい。期日も入りにくいが、それぞれの当事者の思惑があるようで、なかなか訴訟の進行が見通せない。うちの事務所もそうだが当事者からの聞き取りが十分にできていないように思う。その後は、昨日からの続きの作業となる。夕方、相談が長くなって、先週亡くなられた弁護士のお通夜に伺うのが遅れる。非常に申し訳なく思う。61歳で亡くなられた。ご本人も非常に残念だったと思う。

 9月23日(金曜日) 今日も、休日明け。午前中は、いくつか連絡を取っっているうちに終わる。午後は、まず労働委員会へ行き、事務局の担当者と来週の審査事件の打ち合わせ。争点について、考えをまとめておく。事務所に戻って、いくつかの作業を行う。三者協議を行った破産事件が、破産決定となったので、早めに山林などの不動産の売却について検討する。債権者集会期日は2か月後なので、管財人がとっとと判断して動いて裁判所からの許可をもらうようにしないと2カ月なんてあっという間にすぎてしまう(免責調査期日も2か月後とされているので、免責の事情についても早めに調べておく必要があるーというより、調べる対象を早めに決めておかなければ、非常に形式的な免責不許可とする特段の事情が見つからなかったというもので終わりそうになるが、それではまずいと思う。破産申立てに至る事情についても、申立代理人により相当に違う。とにかく、記録を早めに読んで、今週は終わりとなる。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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