弁護士ブログ(日々の出来事)

2016年2月26日 金曜日

今週の1週間(2月22日から26日)

 2月22日(月曜日) 今日は、エクスターン生が来て2日目。本当は日弁連の民事裁判委員会があったが、夕方から、労働委員会を退任された野田前会長と大石前委員の送別会と新たに委員となられた方の歓迎会のため欠席。午前中は、民事再生事件での不動産の売却の件で、不動産業者や司法書士と打ち合わせ。固定資産税の負担のほか、マンションなので管理費や駐車場の県などを打ち合わせる。昼はRCへ。午後は、週末に提出しなければならない再生計画案を詰める。その後、労働委員会事務局に行き、事件の協議。いったん事務所に戻って、前会長帆kなおみなさんの送別会と新委員の歓迎会。その席でのお話。新委員は、福岡の私大の労働法の教員。大学の授業で、学生に憲法14条を読ませたところ、「何人も」を「なんにんも」と呼んだということである(そのような学生が数名いたようである。)。みんなで国語力の不足を嘆く。

 2月23日(火曜日) 午前中は、1時間半をかけて田川簡易裁判所へ行く。証拠調べ終了後の弁論(終結を予定しているため、最終準備書面を呈す津するので、電話会議ができない。ところが、開始時間を誤っていたため、裁判所と相手方代理人に大きな迷惑をかかえてしまう。非常に申し訳ないこととなった。午後は、事務所で少し作業をして、24日が満期の被疑者に接見。大がかりな詐欺事件になりそうで、検察官調書もとられていないようで、再逮捕になるかもしれ無いという話をする。
 その後は、事務員も交えてエクスターン生の歓迎会と今週で修習が終わる修習生の送別会(いつものことだが、小さな事務所なんで全員参加となる。)。

 2月24日(水曜日) 今日は、日弁連の第27回司法シンポ実行委員会の事務局会議に出席。民事再生の再生計画案が未確定(一つには、別除権協定締結後の再生債権の取り下げが終わっていないという事情もある。)のための貴重な1日なので、どうしようかと思ったが(新千歳空港での事もあるし)、シンポの骨格を決める大事な時期でもあるので、東京に向かう(朝は早起きして事務所で少し作業をして、10時の飛行機で羽田へ。話していくうちに少しづうt骨格も決まってきたように思い、少し安心する(所蔵していない他のtチームの議論の状況が少しわかる。)。5時の飛行機で福岡に戻り、事務所で少し作業をして終わりにする。

 2月25日(木曜日) 今日は、午前中にあった相談をの字手、一日かけて、再生計画案を作る。小口の債権者とかなり大口の債権者がある場合の債権者の公平をどう図るか。たとえば、甲300万円、乙1500万円、丙4500万円、丁3億円という債権者の場合(総額3億6300万円)、8割カット(7260万円となる)を10年間(120回)で支払う場合、甲(カット後60万円)を5000円ずつ、乙(カット後300万円を2万5000円ずつ、丙900万円を7万5000円ずつ、丁(カット後6000万ねを50万円づつ、となるところを、それぞれの債権につき、Aパート45000万円以内とBパート(4500万円を超える部分)に分けて、それぞれを初回から支払うというものである。Aパートの支払いは毎回30万円とし、Aパートのみの甲(60万円)は2回で終了、Aパートのみの乙(300万円)は5回で終了、Aパートのみの丙(900万円)も30回で終了、丁(カット後の債権額6000万円について、Aパート部分(900万円)について毎回30万円、Bパート部分(5100万円)について、120回分割の42万5000円ずつの合計72万5000円を受け取るという方法はどうだろうか。功、乙、丙は、早期に終わる。丁は完済まで120回かかるのは同じだが、早い段階で多くの額を回収できるというものであって、50万円づつを120回に分けて受け取るよりメリットがあり、形式的な基準なので、問題がなさそうに思うが、どうだろうか。

 2月26日(金曜日) 今日も、途中で、相談を入れながら、再生計画案の作成の続きをする。夕方までかかって、ようやく提出する。このため、今日が最終日の修習生とエクスターン生とあまり話をすることもなく、終了する。今後は監督委員と裁判所と協議をしながら進めていくことになる。



投稿者 あさひ共同法律事務所

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