弁護士ブログ(日々の出来事)

2015年10月17日 土曜日

今週の1週間(10月13日から16日)

 10月13日(火曜日) まじめに事務所にこもって仕事をする。民事再生事件を申立てるといって時間ずいぶん経ってしまった。一応、想定される問題点を検討して書いてみたがイメージが湧きにくいところが多い。当然だが、再生案も作成したが、うまくいくのかどうかは今後発生すると思われる事情によってずいぶん違って来る。経営者の力が一番大きいので、そこが一番気になるところである。

 10月14日(水曜日) 午前中は、裁判所で破産の債権者集会。配当予定も決まっており、特に問題は起こらないと思う。帰りに再生係による。やはり、以前とはかなり違っているようで、申し立ての事前に相談に来るようにと言われる。話によると事業者の27年の民事再生申立ては、福岡地裁本庁で1件のみということで、そんなに少ないのかと少し驚く(もちろん、少なくなっていることは知っていた。)。再生事件なので、企業のイメージなど説明して、慌てて申立書を作る。手形のない事件なので、支払い禁止の保全をとることを急いでいなかった。とりあえず、夕方には、申立てが完了。少年事件の勾留期限が今日で満了したのに、家裁から連絡(審判期日の打ち合わせなど)がない。

 10月15日(木曜日) 12時の飛行機で東京に行くので、午前中に、民事再生の件で裁判官に会いに行く。裁判官も記録を読む時間が無かったようで申し訳なく思う。負債総額2億7000万円程度の小型の事件となった。電話での別件の相談をこなして、少年事件の経過が気になりながら確認もできないまま東京に向かう。
 後は事務局に任せて日弁連に向かう。最高裁協議(基盤整備部会)である。日弁連に向かう途中で、予納金200万円に決まったとの連絡があり、急いで納付する(そうしないと決定も出ず、先に進まないので)。4時から最高裁との協議。基盤整備部会での正式協議も8回目となり、協議が始まってほぼ1年となった。いよいよエンドを見据えて、この日は、これまでの協議を踏まえての最高裁側から具体的な考えが示された。支部での労働審判の実施、非常駐支部の常駐化の問題、開廷日の問題など、運用に関する問題を含めて結構な検討の機会となったと思う。最高裁から示された具体的な内容をここで開示することはできないが、これまでの協議の結果を踏まえれば、それなりの成果はあったと思われる内容だった。
 この日は東京泊り。スカイツリーの近くのホテルとなったために、夜は、スカイツリーの(周囲)の見学(時間が遅い)となる。カラッとした夜で、ぶらぶら歩きには良い宵だった(スルーして下さい。)。
 10月16日(木曜日) 9時の飛行機で福岡に戻る。西日本は晴天。大阪、岡山、広島の上空を通るので、最高裁との基盤整備部会で検討した姫路、福山、下関などの上空を過ぎる。12時前に事務所について、民事再生の支払い禁止の主文の内容の打ち合わせをして、午後に保全命令と監督命令が出される。民事再生では、これから後の債権者説明会などのスケジュールが結構厳しい。監督委員のY先生と日程の打ち合わせをして、弁護士説明会の会場を抑え、そのスケジュールを載せた説明会の案内文書を作成して、それを発送して今日はおしまい。気になっていた少年事件は、再逮捕されたことが分かった。


投稿者 あさひ共同法律事務所

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