弁護士ブログ(日々の出来事)

2015年8月 8日 土曜日

今週の1週間(8月3日から7日)

 猛暑の1週間(福岡では、梅雨明けが遅かったので、猛暑の何週間かのうちの2週目といったところである。だから終わりの始まりにはまだしばらくかかる。)。

 8月3日(月曜日) 暑くなると何となく時間が過ぎるという感じで、いくつかの相談事で終わる。昼はRCへ(ガバナーの公式訪問だった。)。
 相談には、説明が難しいものもある。抵当権設定時存在する未登記建物について、付属建物としての登記もせず、設定者からの念書差し入れで対応できるかという相談(法律論の問題とそれでも対応するかという態度決定の問題がある。)、監査役の退職慰労金を、取締役の退職慰労金と同様に取締役会の規約で決めることに問題はないのか、といった相談だった。夜は、RCのテーブル会。デパート業界の先輩ロータリアンから、商売には、「感」、「可愛がられること(愛嬌があることとほぼ同じか)」、がとても大切と述懐される。

 8月4日(火曜日) 朝、鑑別所に行って、少年と接見。1時間近く話をする。11時に事務所に戻って相談が1件。賃貸借の中途解約の事案(コンビニ本部からの中途解約申し入れの事件)。午後も、相談で終わる。その間に遺産分割の申立書を作る。

 8月5日(水曜日) 今日も、事務所での作業。昼は、久しぶりに福岡県弁護士会の民事手続委員会に出席する。福岡地裁でも、本年4月から調停制度を利用した建築訴訟の活用が検討されているようである。私の担当する事件でもそうなりそうな事件があるが、その事件は、専門委員(1名)を途中から入れている。付調停事件とした場合の裁判官の立位置の問題(調停委員会を構成し、裁判官が手続きを主宰するのかどうか、かなり以前のことであるが、調停委員に丸投げされたケースがあった。)、専門委員と調停委員とで専門家の関与が質的に違ってくるのかどうか、普通の調停では双方が調停委員に交互に話すが、この場合は、当事者が対席というスタイルをとるのか、その場合、そこでの口頭での議論が重要となると思うが、その場合、専門家調停委員は、どのような立場での発言となるのか(専門家としての質問はともかくも、専門家としての意見を述べることも考えられるが、それあhどのように理解するのか-争点整理のための専門委員とは少し違うように思う。)。
 午後は、7日提出の準備書面を書く。

 8月6日(木曜日) 「広島原爆投下の日」。8時15分に車を走らせていたところ、急にサイレンが鳴りだしのに少しびっくりした。70年の節目を迎えて、9月、家族と一緒に、広島に行くので、原爆資料館を改めて訪問しようと思う。
 10時からは、電話会議(弁論準備)。こちらが被告で、初回を擬制陳述にしたので、実質的には初回となる。60期の若い裁判官ということもあり、進行がどうなるのか不安もあった。かなり詳しい準備書面を用意していたが、どの程度読んで貰っていたのか、電話なので、顔が見えない点で不安があったが、きちんと読んでもらっていることが分かり安心する。
 午後は、家裁で少年の刑事記録を読む。その後、昨日からの準備書面を書き上げる。

8月7日(金曜日) 午前中は、相談と証人尋問のための打ち合わせ。証人調べ自体は、9月だが、少し前に、証人調べの意味や、どの点が争点となるかについての打ち合わせ。
 午後は、労働委員会。秋には、命令書を書かなければならない審査事件が目白押しなのが分かる(結構、秋は忙しくなりそうで大変である。)。事務所に戻ってきて、打ち合わせが2件(遺産分割と不法行為)。



投稿者 あさひ共同法律事務所

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