弁護士ブログ(日々の出来事)

2014年12月26日 金曜日

今週の1週間(12月22日から26日)

 今週で2014年の業務は終わる。12月に入ったとき、今年の12月は短いなと思ったが、実際に最後の週になるとその感を強くする。

 12月22日(月曜日)午前中は2時間ほど事務所で過ごし(刑事の控訴趣意書の補充書の作成と年賀状の文案を決める)、その後久留米支部での事件(境界確定事件)での和解のために現地へ行く。境界確定蘇峰の場合、判決では判決文に図面が添付されるだけで現地に境界杭が打たれるわけではない。また、実質的な争点が境界というより所有権境の場合は、判決ではなく、現地で双方が納得できる境界(所有権堺)を定めることのメリットが大きい。そのために、和解を前提として現地で境界を確認し、その位置に基づいた図面を作成し、その図面を和解調書に添付することとすることで双方合意し、裁判所での和解期日に裁判所に説明する。境界確定訴訟の審理は長期化して和解は難しいのが通常である。今回は、裁判所が早い時期に現地に行き(進行協議期日)、境界についての心証を明らかにしたことから、進行は早くなり、和解にこぎつけそうな感じである。夕方事務所に戻ってしばらくして、RCのクリスマス会に出る。

 12月24日(水曜日) 午前中は、日弁連の関係の作業を行い、午後は交通事故の受任通知の作成などの作業と3件ほどの相談で終わる。合間を縫って、年賀状の送付先をチエックする(忌中や住所移転、弁護士の独立といったことがらのチエックだが、トランプの神経衰弱のようになる。普段から整理しておけばよかった心から反省する。)。
 それから、年内に終わった事件の記録の整理をする。この作業が時間を取る。記録の保管が膨大になることからスレッダーで細断できるものは細断する(同じもののコピーが大量に存在する。)。これで、スリム化した記録を保管することになるが、その整理のために記録をもう一度p読むことになって能率が上がらない。それでもロッカーの中と机のまわりをきれいにする(少ししかきれいにならないは仕方がない。)。クリスマスなので少し早く帰る。

 12月25日(木曜日) 午前中は昨日の続き。午後は私が管財人を務める破産事件の債権者集会に出る。合間を縫って担当することとなった労働委員会の審査事件の記録を読む(合わせて明日26日の合議事件の記録も読む。)。夕方、法テラスから刑事の国選事件お依頼。被告人の都合で期日を早める必要が生じたことから急きょ国選弁護人の選任が必要となった事件のようである。
今日は早く帰ってスポーツクラブへ行く。

 12月26日(金曜日) 午前中は昨日選任された国選事件の被告人と1時間ほど打ち合わせ(在宅なので事務所に来てもらう。)。記録の開示が1月8日ころとされ、第1回期日がそれから2週間もないので、早く来てもらうが、事実関係が複雑そうで早く記録を読む必要があることが分かる。
 それから26日が締め切りの日弁連の委員会ニュースの原稿を書き始める。午後は労働委員会の今年最後の公益委員会議と総会へ出席。公益委員会での合議もあったが、4時30分には事務所に戻る。それから日弁連の原稿を仕上げ、年賀状のチエックを終えて今日は終了となる。
 ということで、帰りに年賀状をポストに入れて2014年の業務は終了する。


 



投稿者 あさひ共同法律事務所

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