弁護士ブログ(日々の出来事)

2014年6月14日 土曜日

今週の1週間(6月9日から13日)

6月9日(月曜日) 今日は忙しい一日だった。朝は、家裁で、離婚事件の人証調べ後の弁論。その後、事務所で、電話会議。昼はRCを早退して、また家裁に行く(審判)。その後、地裁で弁論準備が1件。この弁連準備が、ホワイトボードと口頭での議論(人証拠調べを前提とする集中的争点整理)を用いての約1時間の議論となる。その後、警察へ接見に行く。

6月10日(火曜日) 午前中は、特に予定がなく、たまっていた分を集中的に行う予定だった。結局、何本かの電話のやり取りと記録の読み込みで終わる。特に前日の家裁での審判事件(親権者指定)の件で時間がかかる。午後は、労働委員会。命令書の検討のため長時間のものとなる。事務所に戻って、破産事件に関する訴状の起案の続きを行う。事務所間での間に永島弁護士から頂いた「ライブ争点整理」を読む。東京地裁の地下書店での売れ行きが良いという話だが、そうだと思う。争点整理がどのように行われているかは、自分の事件以外は分からないので、若い弁護士にとっては有益な本だと思う。ただできれば、日弁連の民事裁判委員会では、争点整理は、双方代理人と裁判所の共働作業と言っているので、争点整理の中で、裁判所の質問に代理人弁護士が答えるというだけでなく、代理人弁護士から相手方弁護士に対する質問や裁判所に対して積極的に発言するというようなくだりがあった方が良かったのになという感想を持った。

6月11日(水曜日) 午前中は、簡単な準備書面を1通作成する。人証調べ終了後のものであるが、最終的に和解ができなかった事件なので、判決に向けて改めて争点の確認的な期日のための準備書面であり、裁判所との間で争点についての認識が共通であることを確認するための期日に向けての準備書面となる(次回に最終準備書面を提出する。)。
 午後は、昨日からの続きと離婚事件の相談。夜は、翌日の事件の記録を読む。

6月12日(木曜日) 午前中は、弁論準備(宅地造成工事の瑕疵についての設計管理者の責任追及事件)。関係者が複数いて、争点が錯綜しているうえに、本人訴訟のため、争点整理が難しい。こちらの訴状が20頁なのがいけなかったのかもしれないが、裁判所からの要望で、改めて、要件事実を明確にした認否のやりやすい書き方による準備書面を提出することになった(裁判所に対するかなりのサービスとなる。本来は、被告も争点となる事実を認否すれば足りると思うが、被告が本人の場合は、細かな間接事実まで認否をしようとするのでわかりにくくなるのが、裁判所にとって、困るようである。)。 ただ、今日の弁論準備での口頭での議論で、被告の主張の骨子が分かったので、判決を意識した簡単なものができそうに思う。
  午後は、昨日の続きで訴状を仕上げる。

6月13日(金曜日) 午前中は、労働委員会で来週予定されている審査事件の人証調べの準備を事務局と行う。補充尋問の事項を考えることになる。争点との関係で主尋問で尋問され無ければならない事項を想定し、尋問されない場合に備える。
 午後は、しばらく、放置状態になっていた破産事件に改めて取り組む。夕方はスポーツクラブへ。



投稿者 あさひ共同法律事務所

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