弁護士ブログ(日々の出来事)

2014年4月19日 土曜日

今週の1週間(4月14日から18日)

4月も第3週目。桜も終わり、冬は完全に過ぎ去った気がする。裁判所も転勤などによる異動も終わり、落ち着いて来た時期になる。

4月14日(月曜日) 午前中は、労働委員会へ。翌日の事件の進行についての打ち合わせ。補充尋問の準備をする。昼はRCへ行く。RC例会での卓話は、不動産鑑定士の山崎先生のお話。多くの資料も用意していただき、不動産投資の対象先としての福岡市の魅力について話を伺う。地価が高い、賃料収入が高いということではなく、投資(ファンド)の対象となるためには、将来性が第一であること、その点では、福岡は東京に次ぐ投資対象だということである。、長期投資を前提とする話である。午後は、弁論準備期日が1件。

4月15日(火曜日) 午前中は、破産事件の債権者集会に管財人として出席。前会の集会から、あまり報告できることが無かった(要するに仕事をしていないということである。)。午後は、労働委員会で審問(裁判での人証調べと同じ)。労働委員会の事件では、書証が100号証を超える場合も多い。陳述書も量が多い。この事件もそのような事件で、準備が大変である。人証調べの予定は合計3時間で、集中証拠調べとなる(対象は計5名)。双方弁護士が代理人となているために、補充尋問をやらなくて済めばよいが、最終的に命令書を書く(当然だが、救済命令を出す場合と出さない場合がある。)立場からは、事実認定をどこまで書かなければいけないかという観点から事件を見るということになるので、聞きたい事実が、当事者の立場とは異なる。結局、4時間弱で終了。

4月16日(水曜日) 日弁連での民事裁判委員会のため、朝東京へ出発。一日がかりとなる。当委員会から提案である陳述録取制度についての検討が中心となる。ほぼ煮詰まって来たように思うが、新しい制度なので、もう少し詰めていきたい。

4月17日(木曜日) 午前中は、今週3度目の労働委員会へ。来週に期日は入っている事件の進行について事務局と打ち合わせる。和解が相当と考えられる事件なので慎重に準備したい。午後は、今日から働いてもらう事務員さんと雇用条件の確認。よろしくお願いします。破産管財事件での報告書の準備を進める。5時過ぎから、福岡地方裁判所本庁民事部との民事手続に関する協議会実施ための作業部会。6月に軽微な物損交通事故事件が増えているということもあり、そのような事件での処理をテーマとすることが決まる。なお、裁判所側の出席者も新メンバーとなってかなり入れ替わる。裁判所から事情説明書が添付されていない場合が多い(感覚的にはほとんど提出されない)という話があり、驚く。

4月18日(金曜日) 今日は、当初の予定が変更になったため、昨日からの続きの作業を行う。4時45分から裁判所で刑事事件(裁判員裁判事件)での打ち合わせを行う。被告人が5人の事件であり、結局、分離して行われることになる。基本的に自白事件なのだが、裁判員にわかりやすい事件の説明をどのように行うかが、次回までのテーマとなりそうである。

 





投稿者 あさひ共同法律事務所

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