判例紹介

2020年12月19日 土曜日

今週の1週間(12月14日から18日)

 12月14日(月曜日) 今週は寒いと言われていが、今日はそうでもない。ただ、朝がなかなか明るくならない。日の出は7時頃。その分、夕方は5時までは明るい(関東だと4時過ぎには暗くなる感じで30分は違う)。得したような気にもなるが、他方、朝のベッド離れが遅くなる。今週は、先週からの続きの陳述書と金曜日の刑事の弁論要旨の2つを仕上げなければならない。陳述書は、ビデオを見ながらの作業になる。ビデオの内容を解説する必要がある。他方、そこでの会話を聞き取るのは結構難しい。発言なので、そのまま拾う必要はないと思うが、間違って引用すると、相手から文句が出そうなので慎重に何度か聞き直すが、やはり難しい。速記会社がいかにえらいのか分かった。そういうことで、今日はあまり進まず終了。今日は、コロナのため、行き帰りの電車の窓が開いていた(10cmくらい)。当然寒い。明日はどうするのだろうかなど、くだらないことが気になる。

 12月15日(火曜日) 寒い。朝が暗い(昨日と同じことを言っている)。昨日心配した電車の窓は空いていた。当然そこは避ける。午前中は昨日の続き。午後は別の作業があるので午前中しか時間がない。。午後は、少し難しい相談が1件。その後は、また昨日からの続きに戻る。
現在3万5000字、今日はプラス5000字は頑張ろう(実際は、ビデオの聞き直しで時間が取られて3000字に留まる。)。寒くてジムに行けなかったのに、この程度しか進めないので、かなりがっかりする。

 12月16日(水曜日) 寒いのが2日目、もう一日続きそうである。今日は電車の窓は閉められていた(当然だろうと思うが、一方ではやはりうれしい)。この寒さのためか、相談がキャンセルになる(コロナのせいもあるかもしれない)。今日までは、月曜日からの続きをやりたい。ビデオの聞き直しは昨日終わったので、今日はかなり進む(8000字)。一応、1回目は終わった。5万字まではいかなかった(もう一度読み直しと越えてしまうような気がする。)。夜からは、弁論要旨の作成に入る。無罪主張の弁論要旨なので、事実関係から書き始める。

 12月17日(木曜日) 弁論要旨作成2日目。午後から打ち合わせを入れたので、午前中と夜しか時間がない。無罪主張の場合、被告人の調書は証拠として採用されない。このため、被告人質問が重要となるが、やはり、そこまで準備した尋問になっていない場合がある(こういうことは、弁論要旨作成の段階でこれも聞いておくべきだと気が付くもので、ある程度はやむを得ない。しかも、検察官も無駄な反対尋問はしないという立場なのか、本来の争点についての反対尋問が多くない。)。
 また、いわゆる経緯の部分をどの程度書くのか(動機に関係する)が、結構重要になると思う(そうは言ってもこの部分は犯罪事実に直接関係しないので、裁判所が全く考慮しないことも考えられる)。その辺りも含めて公訴事実そのものについても書くことになるが、本来の立証責任は検察官にあるので、あまり弁護人は尋問しないため弁論要旨に書くことが無くなる(弁護人としてストーリーを考えていても、被告人がsれに乗ってくれるかとは別の問題である)。結果として、裁判所は弁護人側のストーリーがないとして、検察官の主張を認めることがある(ような気がする。)。
 午後は、合計2件の相談があり、それに2時間ほどかかった。夜には、一応弁論要旨を書き上げる(6000字)。無罪主張なので、情状部分を書かない点で少し短くなった。

 12月18日(金曜日) 弁論要旨は、事務局に検討してもらう。証拠から読んでもらうので半日作業になる(公判は午後4時からなので、十分間に合う。)。午前中は、一昨日一応書き終わった陳述書を前提にする申立書の続きを書き始める(午前中だけなので、あまり進まない。)。午後は、九州弁護士会連合会の民事訴訟に関する連絡協議会の会議(Zoom会議)に出て、その後、刑事の法廷へ。論告・求刑が9頁、当方の弁論が7頁で、量的には負けている。検察官は証拠の画像の説明と証人(目撃証人と警察官)の証言を丁寧に引用し、また書証として提出されていない被告人調書(勾留質問前の尋問調書と警察段階での尋問調書でいずれも内容は否認)の否認の際の変遷している点(被告人質問の際には検察官が尋問していた内容)を主張する。弁護士としては、この事件は重大な事件ではないので、そういう初期の段階での被告人が捜査関係者に正直に話すべきであるという意識がない。このため、そのどこが「悪いか」という感覚なのである(そういう発言の違いを証言が変遷しており、被告人の法廷での証言に信用性がない、という議論が成り立つのかわからない。そしてそういうことを裁判所が重要視するのかも疑問である。)。
 そういうことで、弁論期日も終了して、今週はお終い(明日は、日弁連の養育費に関するシンポジウムにZoomで参加する)。今日はジムへ行く。 

投稿者 あさひ共同法律事務所 | 記事URL

カテゴリ一覧

カレンダー

2022年9月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30