2020年12月12日 土曜日

今週の1週間(12月7日から12日)

 12月7日(月曜日) 結構暖かい朝になった。コート無しで事務所へ。最高気温が15度以上ならコートを着ていかないという基準を立てている(昨年までは12度が基準最高温度だったが、段々「無理はしない」方向に流れている。今年の冬は寒いという先入観もきっと影響している。)。
 いつもの午前中をそれなりにこなす。昼はRCへ。今日はクラブ協議会という半年の成果の報告会。クラブ内の委員会の活動報告をそれぞれの委員長が行うので、広報委員会の一員として写真係に徹する。午後は、今、作成中の福岡県弁護士会の会史に載せる座談会の速記分に手を入れる作業(発言者には一応手を入れてもらったが、司会者兼編集者として、自分の発言に相当手を入れ、小見出しを付けるなど作業をする。結局、日弁連の民事司法改革総合推進本部のZoom会議に出られなかった。陳述書は、結構古い時期まで遡る必要があって、大変なのが分かる(半日かけて5ページ分しか進まない)。

 12月8日(火曜日) 午前中は1件の相談で時間が掛る。フランチャイズ制に関する相談なので、いつもの契約書を読み直す必要があり、そのうえ、書面化されていないものがある。そういうところが、訴訟で証拠として通用するかどうかは、別として、現時点で報告書や聞取り書というような形で書面化しておく必要がある(作成者の特定と作成日の記載が重要である)。ただ、将来を見据えてこの時点で作成するとなると、正確な内容としておくことが絶対に必要がある(こういう書面は、過度に信用される場合があるとともに、明らかな誤りがある場合は書かれている内容のすべてが信用できないとされる場合もあって難しい。)。このため、神経を使うことになる(相談者に作成してもらい、こちらで内容を確認しながら文体を整えておく作業になる。)。
 午後は、弁護士会の懲戒委員会。もちろん内容は書けないが、弁護士の年代別で感覚の違いがあり(当然、弁護士以外の裁判官、検察官、学識経験者といった委員(懲戒委員会の委員のほぼ半数は、弁護士以外の委員で構成されている)との間でも意識と違いがある)、それが議論に微妙に影響しているように思った。

 12月9日(水曜日) 午前中は、福岡県弁護士会の会史作成委員会(Zoom会議)。平成年間の弁護士会の活動を一冊に纏めるという結構大きな事業である(執筆者は会の重鎮を中心とすることになる。若手がサポートする)。もともとボリュームをどうするかという問題があり(それぞれに任せるととてつもない関心個所が違ったり、ボリュームもすごいものになる可能性がある)、なかなか進まなかったが、いよいよ、年度末か来年度早々(5月)には発刊の予定である。私は、民事・家事の部分の3万字の報告と何人かの弁護士との座談会(6万字弱)をほぼ終えているので、半分以上の作業は終わったと思っているのだが、完成までには、まだいくつかの山を越えないと行かないように思う。
 午後は、仮処分事件の陳述書の作成。
結構古い時期まで遡る必要があって大変である(半日かけて5ページ分しか進まない)。

 12月10日(木曜日) 今日は一日掛けて陳述書作成の続きに入る。ある会議の録音データがあり、そこでの会話を整理するという作業に大変な思いをする。あらかじめきちんとした議事進行があり、それに従って議論が進むなら纏めやすいのだが、責任を追及するという内容なので、当然話があちこちに飛ぶ。それをつなぎ合わせて分かりやすく書くというのは、とても大変で今日は進まない。明日がんばろうという気持ちになって、今日はおしまいにする。

 12月11日(金曜日) 今日も昨日の続き。朝からはやりたくないので、先に、公開された法制審の民事訴訟法部会の議事録(10月8日分)を読む。結構長いので1時間は優にかかる。その後は月曜日の相談の件で作成して貰った書面に手を入れる。昼は福岡県弁護士会の民事手続委員会(Zoom会議)に出る。1時間かかり、その後は昨日の続き。やはり難航。しかし、これをきちんと整理して提出しないと裁判所もこちら思っているようには感じてくれないと思うので、丁寧にやろうとするが時間切れ。また来週がんばろう(週末は無罪主張の弁論要旨の作成に充てる)。ということで今週はおしまい。 


投稿者 あさひ共同法律事務所