2020年10月10日 土曜日

今週の1週間(9月28日から10月2日)

 9月28日(月曜日)いつの間にか9月も最終週になった。2020年度も半分終了となる。午前中は、結構忙しい。いくつかの問い合わせに応じているうちに昼になる。昼はロータリーに行き、その後は外で打ち合わせ。事務所に戻って、少し纏めているうちに、今週後半の別事件について、書面を書いておくことが必要ということに気が付く。同じ裁判官の手元の事件で、別の当事者間の訴訟の進行によって、こちらの事件の進行が大きく違ってきそうで、その事件の一方当事者が有利な準備書面を作っておくことがこちらの事件のためにもなる(補助参加をすればそれが出来そうだが、そこまで手続を重くする必要もないので、サラッとサポートする程度である)。そういうことで、あわてて準備書面を作成する。

 9月29日(火曜日) 午前中は、刑事の国選事件についての打ち合わせ。これは順調に進む(私選事件が弁護人の辞任により起訴後の弁護人の変更事件で、国選事件になったもの)。従前の弁護人が保釈を請求し、それが認められた後の辞任だったので、刑事事件としては問題がなさそうだが、保釈金返還の手続の際に報酬等の点で問題が起きないかどうか、少し気になる。
 午後は、引き続き、昨日の書面の検討と、先週末の和解の検討で少し手間取る。

 9月30日(水曜日) 午前中は、会史についての担当部門での冊子会議(スカイプでの少数の会議)。1時間で終了。
 午後は、和解が1件。事務所に戻って、10月2日の会史座談会本番の準備。イメージは、無観客でのシンポジウム。テーマが「弁護士と裁判所」なので、1回の打ち合わせ会だけで実施するのは、相当に危険ではないかと思う(後で、(かなり)手を入れるとは言え、それにも限界がある。)。会史が、会内だけでなく、裁判所にも配られるとなると、このテーマについては、裁判官が熱心に読む、ということも考えられる(裁判所は、弁護士会の月報も結構熱心に読んでいるようである。このため、あまり、過激なことも書きにくい。)。
 頭を悩ましているのが、会史の責任者からは、このパートで、「司法」の在り方についても触れろ、と言われている点である。少し前の議論である「大きな司法」を目指す、というような花ン氏をすべきなのかどうか、もう少し考えてみたい。
 
 10月1日(木曜日) なんとなく終わった一日となる。午後の1件の電話会議以外には特に要件の無い日で、明日の座談会の進行を考えながらの一日となる。気分を変えて今年度後半のスタートに臨むとはとても言えないものとなる。座談会の進行は、あまり考えても仕方がないということで、こういう日は早く帰ってジムに行くことにする。

 10月2日(金曜日) 午前中はあまりすることもなく、昼食もそこそこに弁護会へ。準備を入れて1時から5時過ぎまでの3時間半ないし4時間となる。司会進行役の私を入れて7名。30年経験者が2名、20年経験者2名、10年経験者2名、5年経験者1名、部会でいうと福岡5名、北九州、筑後から各1名、男5名、女2名という布陣となった。民事訴訟がメインなので、平成8年民訴法改正以前を知っている者2名、司法改革審議会意見書を知っており、過払金バブルを経験している者2名、その後に弁護士となった者2名、プラス5年目の新人という構成であり、家事、交通事故、労働、消費者等のそれぞれの事件が弁護士に出席してもらっているので、内容的には、結構充実していたと思う。当然、質問の無茶振りもあったが、それなりに、きちんと答えてもらった(出席者は私より期が若い人ばかりなので、文句をとても言えないはずである。)。それに普段から法廷では反対尋問をしているのだから、私からの質問に自分の経験や考えている事を答えられないはずがない。)。
 むしろ、立ち会った編集者(編集のプロではあっても、法律の世界は当然知らない。かわいそうに、前回の打ち合わせの後で、コンサイス法律用語辞典を購入したと言っていた。)。
  とりあえず、終わってよかった。





投稿者 あさひ共同法律事務所