2019年9月21日 土曜日

今週の1週間(9月17日から20日)

 9月17日(火曜日)3連休明けの火曜日。午前中は、溜まっているメールを見るなど結構忙しい。9月13日の日弁連のITWGの会合に出られなかったので、その資料を読むのも大変である。特に今回は、弁護士など士業については訴え提起を紙ではなくITで提出すること義務付けようという案(一般の人は当分の間は紙での提出も可能だが、その後しかるべきときになったら全面的にIT化されるということを前提に、弁護士のような士業は、最初からITでということになる。多くの弁護士は最初からIT化に対応できると思うが、高齢の方など一部の弁護士には難しいかもしれない(ただ、依頼者からすると依頼した弁護士がITでの対応ができないということが分かっても、その弁護士に依頼を続けるかは分からないー30年以上前、他の弁護士がワープロを使うときに、手書きで対応した弁護士がどの程度生き延びることができたのかということと同じ状況になっている。)。
 午後は、2件ほど打ち合わせをして終わり。久しぶりに火曜日にジムへ。

 9月18日(水曜日) 午前中は事務所で過ごす。
午後は久しぶりに裁判所での弁論準備。鑑定書が出された事件のため、鑑定意見に対する意見書を提出していた事件。相手方弁護士が次回までに提出するということで、また伸びる結果になった。事務所で少し作業をしてロータリーの関係で外出。5時前に事務所に戻り、少し真面目に作業をする。預金の債権差押え。数行の複数預金を差し押さえる場合で、各店舗毎に割り付けするが、第三債務者が複数ある場合、差押債権目録には割り付けた別の銀行の名称まで記載されるのだが、他行の名前まで他の者に知らせる必要があるかはプラバシーの関係から問題があるように思う(銀行ごとに分けるとなると差押えが別個となる(債務名義は使用中証明書を貰ってやる)ということになると印紙代も別にかかるというのは問題かもしれないが、そうなると債権額全額での差押えが可能となる)。

 9月19日(木曜日) 今日は、午後に双方が電話による場合となる。前回が7月中旬でこれまでほぼ2か月。ところが、相手からの書面は昨日到着。それでも、期日(正確には期日ではない)は進む。次回には何とかして欲しいと思う(今日は、その後、日弁連の司法シンポ実行委員会があったが、この裁判の為に欠席となった。
 その後は、新件の訴状の作成。公示送達なのか、不在者の選任の上での訴訟なのか、を結構悩む。抹消登記訴訟なので、ある時期に当該箇所に住民登録がされているのは分かったが、その後の移動のないままとなっている。仮に40年前の登記時に50歳だったとしも、現在90才なら生存の可能性がある。結局、公示送達でやれないか検討することになる。

 9月20日(金曜日) 午前中は、破産事件の件で他の弁護士の事務所へ(こちらは賃貸人で、明渡しを受けるということになる。)。
その後、事務所に戻り作業を。午後は、中労委と福岡県労委の共催の労使セミナー。会場を250人収容の場所としたため、動員(広報)に力を入れていたところ、皆さんのおかげで、なんとか目標達成。無論、内容も充実。私は冒頭の挨拶だけだったので、準備も無く(例のごとく、事務局が予め作ってくれていたあいさつ文をそのまま読むことはしない。予めの注文が、直前に事務局が作成した労働委員会の案内チラシを皆さんに知らせるように、ということだったので、それにかこつけて、チラシの公益委員がおじいさん過ぎるというツッコミを入れて、皆さんのチラシへの関心を高めるということで今日の役割は終わり。ただ、今日のは話で、30年前から残業なし、完全週休2日制、有給完全消化を実施している会社会長の話があった。顧客ファーストではなく、従業員ファーストだということである。当然離職率は2~3パーセント。顧客ファーストとしなくて済むように、一つの顧客の占める割合を3パーセント以下のしているとのこと(顧客のわがままを聞かなくても良い率は3パーセントだということである。そうなると当然利益率も高くなる(無理な割引などしなくて済む)。なるほどと言う世界である。と言うことで今週はおしまい。
 


投稿者 あさひ共同法律事務所