2017年7月29日 土曜日

今週の1週間(7月18日から21日)

 本当は、先週の1週間だが、暑いのと書く内容が無かったので、パスしそうになった。
 
 7月18日(火曜日) 午前中は法廷が2件。1件は地裁での初回。被告の実質的な認否は次回(9月)となった。もう1件は、高裁の事件。双方控訴の事件で初回だったが、裁判所からは、双方に原審での双方の主張をそのまま主張させるということがなく、変な感じだと思っていたが、やはり原審とはとらえ方が少し違うように感じる(当方に有利な判断なのかどうかは、まだわからない。)。午後は、労働委員会へ。公益委員会と総会を終えて、委員研修、そして、職員も含めた納涼会ということで、今日は終わる。

 7月19日(水曜日) 午前中は、建築事件での訴状を書き始める。そう簡単にはいかないが、訴状の段階で実質的な争点を明示する必要があると考えるので(そうでないと、被告からの色々な主張が出た段階で、裁判所がそれにひきづられて無意味に争点が広がってしまう可能性がある。それを避けるためにも、証拠も含めて争点となりそうな点について最初からつぶしておく必要があると考えている。)、ある程度時間を掛ける必要がある。
  午後に、高裁の弁論準備。高裁で調査嘱託が採用された事件のため、仕切り直しとなった感じの事件である(第1審では当方の完敗だった。)。土木に関する事件で、高裁でも専門委員が選任されているが、地裁と高裁で争点が違うとなると、専門委員の役割は何だったのかという疑問が湧いてくる(専門委員は、建築などの専門的事件における争点整理を充実させるために選任されるという建前のため、地裁と高裁で争点が違うというのは、やはりおかしいと思う。)。
 夕方からは、RCのテーブル会。
 
 7月20日(木曜日) 午前中は、昨日の続きで訴状を書く。午後は弁論が1件。簡裁での交通事故訴訟。追突事故で、軽い人身損害もあったが、追悼側がこの程度の事故では物損も人損も生じないと主張し、カルテの取り寄せがされた事件。結局、カルテがおくられてきたのが遅かったとして、次回まで認否が延びることとになった。
 夕方からは不動産研究会の200回記念研究会。専団連(弁護士会、司法書士会、税理士会、不動産鑑定士会、行政書士会により構成)の勉強会が200回(約18年)となったので、記念の会合(懇親会)となる。

 7月21日(金曜日) 午前中は、日弁連の倫理研修に出る。成年後見人であった弁護士が被後見人の死亡後に、その相続に関して相続人の一人の代理人となれるかという問題。後見業務は終了しているので形式的には問題が無いように思うが、成年後見人に就任する際、相続人の全員から話を聞いているはずであり、その話をしてくれた相続人(成年後見人を信頼している者)を相手にした遺産分割協議などの事件を受任できるかという点での問題である。個人的には問題が無いと思うが、相手から成年後見業務で知り得た情報を利用することになる場合は問題となる可能性がある(他方では、生前贈与などの事実を知った場合にそれを利用できないということもそれなりに問題であるように思う。)。
 午後は、訴状の続きをやるが、3日続いて懇親会などが続いたため、今日は、ジムに行くことにする。




投稿者 あさひ共同法律事務所