2015年10月 2日 金曜日

今週の1週間(9月28日から10月2日)

 今週も、日弁連や労働委員会での作業が多くてあまり事務所に居られなかった。

 9月28日(月曜日) 今日は日弁連へ。委員会は午後1時からだが、10時発の飛行機(これだと12時40分ころに日弁連に到着する。)が、朝、事務所に寄る時間はほとんどない。そこで、少し早い便で東京に着いて六本木の新国立美誦館へ寄ってくる。
 その後、午後からは、日弁連の委員会へ。興味深いのは法制審で議論されている相続法改正。これからの弁護士業務にも大きく影響を及ぼす改正になるかもしれない。また、知財センターとの協議も証拠収集にかかわる問題として興味深かった。

 9月29日(火曜日) 朝は、ホームページの動画の点での話し合い。動画を作ることになった。被写体をどうするのかでもめそうである。
 午後は、労働委員会でのあっせん。あっせんを求められた企業は、正社員60名、パート社員2540名という企業(実に95パーセントがパート社員)。労務についての管理を、どのような考え方の下で、どのように行っているのか不安であった。
 その後、2日後に予定されている審問事件についての事務局との打ち合わせ。終わって事務所に戻ったら、最高裁との基盤整備部会の打ち合わせに全く遅れてしまった(電話会議での欠席となる。)。
 
 9月30日(水曜日) 互選中は、弁論準備が1件。その前に、午後の不動産売買取引の準備をする。午後はその取引に立ち会い(取引自体は、事前の準備をきちんと行ってたことからすぐに終了した。)。 その後、労働委員会の定例の会議に出る。その後、今年が労働委員会創立70周年ということで、このその記念として、この10年間の変化に注目した元委員の出席を求めたうえでの座談会に出席する。平成16年の労組法改正の影響を受け、①雇用形態の多様化に影響された労働者性の認定基準の変化、②同時に使用者が誰かという問題、③公務員の非正規化という社会現象の影響といった問題の他、個別紛争の増大を前提とする審査期間の短縮、などがテーマとされた。その後は懇親会となり、懐かしいお話しをうかがうことができた。

 10月1日(木曜日) 今日は、事務所にいることができる貴重な一日のはずだった。午前中は電話会議が1件。終わったころに当番弁護士で少年の被疑者国選の指名があった。午後は、カードを使ったネット空間だけで完結する借り入れについて、ある銀行の処理(契約書という書面は存在しない)による問題点の洗い出し(保証会社の立場からの検討)。金銭消費貸借契約の成立と融資実行の同一日性を維持する場合での本人確認(成りすまし防止)。
 夜になって、少年事件の被疑者の少女に会いに行く。17歳の少女にとって、初対面のおじさんに話すことはあまりなさそうである。

10月2日(金曜日) 午前中は電話会議(交通事故)。その後、今週3回目の労働委員会へ。正確には審査事件の審問期日)。尋問なので午後4時間を準備していたが、予想外に早く終わり、安心する。その後は、事務所で別事件の記録を読む。1時から3人の証人に対する尋問が行われ、4時過ぎに終了。事務所に戻って、民事再生事件の整理。その後、昨日に引き続いて接見に行く。少年(少女)なので、マメに接見に行く必要があるのと、被疑者国選事件となるのが遅れ、日曜日が拘留期間の満了日なので、それまでに接見に行く必要があった(もう一つは、休日に弁護士バッジを付けて警察署には行きたくない。)。2回目の接見なので、少し細かい事実も確認しながら進む。、



投稿者 あさひ共同法律事務所