2015年5月15日 金曜日

今週の1週間(5月11日から15日)

 5月11日(月曜日) 午前中は、破産事件の報告書など小さな仕事をいくつかする。2p程度のものでも書くとなると結構大変である。高裁から控訴趣意書の提出期限が知らされ、急がなければならないと思う。
 午後は、RCから帰ってきて4時から6時までが最高裁協議の基盤整備部会の打ち合わせの電話会議。やはり2時間の電話に集中するのは難しい。その後、結構重い事件の打ち合わせをして、今日はおしまい。

 5月12日(火曜日) 午前中は、弁論準備が1件(消滅時効の中断事由の問題が難しい。)。結局、当時の状況についての陳述書を作成することになる(5月末完成がこれで2件となる。)。午後は締切の迫った報告書をいくつか書く。その後、、宅地造成工事の瑕疵の事件での打ち合わせ。専門委員を入れてもらったが、どうも進行がままならない。相手(本人訴訟だが設計者)の書面に専門的なことが書いてあるが、その世界での常識から全く外れている、それを裁判所にわかってもらうには専門委員の活用が有効だと思ったが、あまり意見を言わない専門委員のようで争点整理に役立たない。結局、この事件もその主張が常識から外れていることを記載した専門書がないので(よくあることである。)、陳述書を作成することにする(これで3通目)。その後、破産事件での破産管財人に対する申立代理人の報告書を作成して今日はおしまい。、

 5月13日(水曜日) 午前中は予定されていた弁論準備が相手方の入院で延期になったので、陳述書を書き始める。午後は陳述書作成のための事情聴取で時間を取られる(無論何度か話を聞いてはいる。)。刑事事件の調書と一緒で、矛盾がないかなど聞き出すべき事情が多い。全体的な骨格を決めるだけで時間がかかる。

 6月14日(木曜日) 交通事故の弁論準備が1件。午後は高裁での不本意な内容の和解を成立させる(和解内容は不本意だが高裁の合議の上での事実認定なので和解には応じるが、和解案の前提となる事実認定には大いに疑問があることを具体的に書いた書面を先に提出しておく。)。裁判官評価アンケートでも指摘しようと思うが、合議なのでどの裁判官の意見なのかわからないなと思う(ただ、弁論準備を続けてきた過程で聞いていた主任の裁判官の話と和解案の内容がかなり異なっていたので、そのあたりは分からない。)。その部にもう1件かかっているので少し疑心暗鬼になりそうである。、その後は、管財事件の債権者集会での報告があって、今日は終了。スポーツクラブに行くことにする。

 5月15日(金曜日) 午前中は刑事事件。修習生が置いて行った最後の事件である。事実誤認を主張する事件で、控訴理由書もその点が中心となる。原審でかなり綿密に証人尋問をしているので、事実の取調べ(被告人質問)を認めてくれるかは疑問だったが、その準備をして法廷に臨む。しかし事実の取調べは認められず、結審して直ちに判決。あっけなく終わる。
 午後は、日弁連の基盤整備の関係を少しまとめながら、2件程相談がある。控訴理由書と陳述書の作成を急がなければならないと思いながら、今日はおしまい。





投稿者 あさひ共同法律事務所