弁護士ブログ(日々の出来事)

2013年1月 4日 金曜日

開けましておめでとうございます。

 開けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 毎年の年賀状に何を書くのか、いつも年末に悩むところである。
 弁護士の年賀状を、弁護士に出してもあまり意味がないとも思いつつ、やはり差出先は同業者がほとんどである。これが企業なら、取引先が主な相手先ということになるが、我々にはそんな先は多くはない(顧問先もたかがしれているし、依頼先も事件数が減少しているので多くはない。)。
 個人事件の依頼者あてというのは、弁護士に依頼していること(あるいはかつて依頼したこと)を家族にも知られたくないという人もいるかもしれないと思うと、出しにくい。少し話は変わるが、破産管財人をしていると弁護士事務所から破産者あての年賀状が来ることがあって、以前は、この弁護士に相談していたということが分かったりする。その事務所が破産事件の申立代理人でない場合もあって、それなりに興味深い(その時点できちんと処理していれば、破産まで至らなかった可能性があるのか、弁護士から厳しいことを言われて、その弁護士と相談することを止めたのか、相性の問題なのかなど、色々と想像してしまう。)。
 ところで、当事務所の年賀状も、例年と余り変わらないものとなっている。ただし、毎年少しずつは変えてはいる。昨年は、「弁護士力」という言葉を使ってみた。これは、少し古いが、「老人力」とか、「鈍感力」などという言葉と同じような使い方で、「弁護士としての原点」とかなんとかというかなり気恥かしい言葉を止めて、「力」とい言葉にしたものである。少し「居直っている」というような感じを加えた積りであった(個人的には気に入っているので、今年も使いました。)。
 今年はどうしようかと考えたところ、どうしても、「信頼される」といううような書き方になってしまうことが気になった。どうしても受動態の書き方になっているのである。これはどうしてもまずい(弁護士はいつまでも相談を受けてからの受け身の対応ということで良いのかということである。)ということで、「行動する」という言葉を付け加えることにした。文章としてのつながりはかなりまずいが、とりあえず、そう書いて出してしまった。
 当事務所からの年賀状を受け取られた皆様、そういう趣旨ですので、どうかご寛容ください。
 本年もよろしくお願いいたします。
 
 

投稿者 あさひ共同法律事務所 | 記事URL

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